ピークオイルという言葉を知ったのはトッテンさんのところだったような気がします。しかし、その後、敢えて触れたくない話題なのか余りニュースなどでも見かけなかったような気がします。しかし、とうとう報告書なるものが出たようです。
「世界の産油量は昨年がピーク」と報告書 2007.10.25
ロンドン(CNN) ドイツを拠点とするエネルギー・ウォッチ・グループは23日に発表した報告書の中で、世界の産油量が2006年にピークに達したと述べた。
報告書によると、産油量は今後毎年3%前後減少し、早ければ30年までに06年の半分に減少する。石炭やウラン、その他の化石燃料の供給量も減少している。化石燃料の供給減が戦争や人道危機、全般的な社会不安を招く恐れもあるという。
報告書を手がけた「緑の党」所属議員は、「非常に深刻な結果。世界経済は数年内に大きな危機に直面するだろう」とコメントした。
一方、ロンドンにある世界エネルギー研究センターの関係者は、石油の供給量は潤沢であり、危機は迫っていないと反論し、報告書が不安を煽る内容だと指摘。日産量が落ちる可能性は依然残されているものの、新たな油田の生産が困難もしくはコスト高と判断されているために過ぎない、と述べた。
原油価格は24日午前、ニューヨーク・マーカンタイル取引所(NYMEX)で1バレル=84.96ドルをつけた。先週には同90ドルを突破した。
専門家らは、原油価格の上昇が続くとの見方に同意しており、特に中東情勢が一層不安定になった場合は上昇すると見ている。」
果たして、これが本当なのかどうかは殆んど原油が出なくなってきてはじめて分かるのかもしれません。しかし、そんなのんびりしたことを言っていたのでは、もし本当に無くなって来たときにあわててももう手遅れというものです。
色々と思惑はあるのでしょうが、やはり無くなるものと思って手を打っておくのが政治と言うものじゃないでしょうか。
日本の政治家さん達、いや世界の政治家もそうでしょうか、今の状態では将来の人達から恨まれるでしょうね。
恥ずかしいと思はないのでしょうか!