団塊の世代のつぶやき

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自転車道

2007年10月24日 | 自転車・公共交通

  第2802回第2819回第2862回でも書いたように5月の末に自転車通勤を始めて5か月が経ちました。始めた頃は初夏の一番良い時期だったのですが、心配していた夏の暑さは通勤距離の短さもあって何とか乗り切りました。しかし、厳しかった残暑のお陰とは言えさすがに朝晩の冷え込みがきつくなってくると冬の寒さを乗り切れるだろうかとちょっと不安な気持ちになっています。
  それでも、やっとその気になって続けてきたからには何とか冬を乗り切って一年間は続けたいものです。

  実を言うと、こんな根性なしの私が何とかここまで続けてこれたのは、私の通勤路が意外と道路が整備されていた所為もあるのです。我が家から一直線に北に向かい、信号の無い県道を横切って直進して次に左折すると後は広い歩道を真っ直ぐに1キロ弱走ればもう職場です。途中に信号つきの横断歩道が一つあるだけです。
  だから、危険なのは我が家を出て直ぐに県道を横断するときだけなのです。つまり、こんな私でも良い自転車道があれば安心して自転車通勤が出来ると言うわけです。

  お国も、やっと自転車道に力を入れる気になったようです。

時事ドットコムより

  2007/10/20 自転車道整備でモデル地区募集=全国100以上の指定目指す-国交省、警察庁

 国土交通省と警察庁は合同で、自転車と歩行者、自動車が安全に通行できる通行空間を整備するためのモデル地区の募集を始めた。各都道府県で最低1地区以上、全国で100地区以上の指定を目指しており、指定地区には交通安全の施設整備に掛かる費用の半分を補助するなど、重点的に支援する。

 募集期間は12月21日まで。両省庁は「早ければ年内にモデル地区を指定したい」(国交省道路局)としている。モデル地区は(1)地方自治体など道路管理者と警察が現地調査をした個所を含む(2)縁石などで歩道と車道から分離した自転車道か車道のスペースを利用した自転車レーンのいずれかを整備する(3)整備後の効果の検証が可能である(4)指定後おおむね2年で整備が完了する-などが要件。

 各都道府県がモデル地区候補を選定した上で国交省に報告し両省庁で調整した後、地区を指定し通知する。モデル地区には財政面での支援とともに、事業の実施で発生した問題点についても相談に応じる方針。

  全国で100地区というのがどの程度の規模になるのか分かりませんが、そんなけち臭いことを言わずに出来るだけ多く整備して欲しいものです。いずれ自動車優先の交通体系を見直さなければならない時代が来るのですから一日も早く自転車道や歩道の整備をやっておけば将来それが本当に役に立つはずです。
  何と言っても、自転車や歩行者が車に追いやられている今の日本の道路事情は政治の貧困を見事に現していると言えるのじゃないでしょうか。

何が大事か考えて政治をして欲しい!