昨日の自転車道にも繋がる路面電車の話題が読売新聞のコラム編集手帳にありました。いよいよ世の中の動きは私の思う方向に動いてきているのでしょうか。
・・・略
◆ナントは、ロワール川が流れるフランス西部に位置する。かつてはブルターニュ公領で、アンリ4世が信教の自由を認める「ナントの勅令」を公布した。そんな歴史があるバルバラの街が変わってきた◆トラム(路面電車)が復活し、郊外の停車場まで車で来た人々は、車を駐車場に停(と)め、トラムに乗り継いで市内に入る。中心部への車の進入が制限され、時速30キロに規制する「ゾーン30」が広がる。歩行者優先が大原則だ◆トラムの普及で市街地の交通量が大幅に減り、渋滞が解消された。街を訪れる人が10年間で2割も増えて、賑(にぎ)わっている。緑地や自転車道の整備が進んできた。人と車が共存し、環境や景観にも配慮する“交通街づくり”の先進例とされる◆日本もナントに学び始めた。都市交通を街ごと改革する構想が、政府と自動車業界にある。人と環境に優しい車社会を目指して、モデル都市がいずれ選定される。複数の自治体が名乗りを上げる予定だ◆東京モーターショーが今週開幕する。進化を続ける環境車などの次世代カーが、日本版ナントをいつか走るだろう。近未来の交通タウン構想の夢は大きい。
自転車道に続いてモデル都市づくりは良いですが、政府と自動車業界がからむとなるとどうなるのでしょう。心配ですが、いずれはクルマ中心の交通体系は変わらざるを得ないとすれば自動車業界も早く手を打つためには考えるしかないのでしょうね。
それにしても、ヨーロッパというのはやはり大人の国と言えばいいのでしょうか。この部屋でも何度も取り上げてきた私の好きなフライブルク以外にもこんな都市があるんですね。
参照:ナント(ウィキペディアなんですが日本語の入ったURLが文字化けして上手く行かないかもしれませんメインページからナントで検索してください。この問題は以前から悩まされています。この文字化けを防ぐ方法をご存知の方教えて頂け無いでしょうか。)
フライブルク(上に同じ)
こんな都市が日本に広まるのは何時のことでしょうか。第2952回で取り上げた京都に期待したいものです。
日本の政治家よ考えろ!