第2667回、第2831回、第2883回で取り上げた富士電機システムズのフイルム状の太陽電池が早くも増産を決めたようです。
(10/4)富士電機システムズ、太陽電池増産・370億円投じ新工場
富士電機ホールディングス傘下の富士電機システムズは熊本県に太陽電池パネルの新工場を建設する。2011年度までに370億円を投じ、年産能力を現在の12倍の150メガ(メガは100万)ワット前後に引き上げる。同社の太陽電池は厚さ1ミリ前後と薄く、折り曲げが可能な点が特徴。複雑な形状の屋根に設置したり、携帯電源として利用したりできるシート状の発電装置として新規需要を開拓する。同社は今春、熊本工場(熊本県南関町)で同タイプの太陽電池の生産を始めたばかり。大型投資に踏み切り、折り曲げ可能な太陽電池パネルの市場を一気につくり出す狙いだ。新工場は既存工場の隣接地に08年度、09年度に1棟ずつ建設に着手、11年度までに各棟で年間50メガ―60メガワットの生産体制を築く。これに先立ち、既存工場の能力も09年度までに増強、現在の3倍の40メガワットに引き上げる。
参照:富士電機システムズ FWAVEサイト フィルム型アモルファス太陽電池の生産設備増強について
生産を始めたばかりで新工場の建設を決めたということはそれだけ需要の見通しが立ったと言うことなのでしょうか。
いずれにしても、こうした折り曲げができる電池は今まで不可能だったところへの設置が見込めるだけに面白い存在になりそうです。
この部屋で何度も書いているように京都の神社仏閣の大屋根をこうした太陽電池で埋めたいですね。兎に角、日本中の屋根と言う屋根は太陽電池で埋めてしまいたいものです。そぅなれば、太陽光発電だけでもかなりの発電量になるでしょうし、生活を太陽に合わせる事によって自家消費分くらいは太陽光発電で賄える家庭も増えてくるのじゃないでしょうか。
そして、どうしても足らないものをどう賄うかとなり、原子力にするのか、他の自然エネルギーにするのか、それとも石油や石炭にするのかを充分議論できそうです。
先行きどうなるかも大事ですが、まずやってみて考えることも必要なのじゃないでしょうか。やってみないと分からないことも沢山あります。考えるばかりで何時の間にか手遅れになってしまっていたなんてのは本当にばからしいですから。
兎に角やってみること!