第 5235回の「靖国参拝正論」で西尾幹二さんの靖国参拝問題の素晴らしい動画 を取り上げましたが、産経新聞も負けずに良い記事を載せてくれました。
産経新聞社特別記者兼論説委員の中静敬一郎さんが東京裁判での戦犯についての日本人 の気持ちをきちんと書いてくれています。
MSN産経 ニュースより 2014.1.18
先 人が決着つけた「戦犯」問題 中静敬一郎
日本人が知ってお くべき歴史的事実の一つは、先人たちが戦犯問題に決着をつけたことだろう。
昭和27(1952)年4月28日のサンフランシスコ講和条約発効後、間もなく、「戦犯受刑 者の助命、減刑、内地送還」を求める国民運動が巻き起こり、 約4千万人の署名が集まった。独立を回復したにもかかわらず、なぜ、敵国に裁かれた同胞たちは 釈放されないのか、といった疑問が共有されたからである。
当時、巣鴨、モン テンルパ(比)、マヌス島(豪州)では1千人以上の日本人らが、A級およびB・C級戦犯として 服役していた。講和条約第11条は関係国の同意なくして、日本政府は独自に戦争受刑者を釈放し てはならないと規定されていたためだ。
これに対し衆参両 院はほぼ全会一致の5回にわたる赦免決議を採択した。趣旨説明に立った改進党の山下春江議員は 極東国際軍事裁判(東京裁判)をこう批判した。
「戦犯裁判の従来の国際法の諸原則に反して、しかもフランス革命以来人権保障の根本的要件で あり、現在文明諸国の基本的刑法原理である罪刑法定主義を無 視いたしまして犯罪を事後において規定し、その上、勝者が敗者に対して一方的にこれを裁判した ということは、たといそれが公正なる裁判であったとしても、 それは文明の逆転であり、法律の権威を失墜せしめた、ぬぐうべからざる文明の汚辱であると申さ なければならない」(27年12月9日衆院本会議)
日本社会党の古屋貞雄議員も「敗戦国にのみ戦争犯罪の責任を追究するということは、正義の立 場から考えましても、基本人権尊重の立場から考えましても、 公平な観点から考えましても、私は断じて承服できない」(同)と訴えた。東京裁判がいかに不当 で一方的なものかを論難するのに保革の違いはなかった。
翌28年8月6日、A級、B級、C級を問わず、戦犯を犯罪者と見なすのではなく、公務で亡く なった「公務死」と認定し、困窮を極める戦犯遺族たちに遺族 年金、弔慰金を支給する戦傷病者戦没者遺族等援護法の一部改正法が成立した。靖国神社への合祀 (ごうし)も手続きに従って進められた。
確認したいのは、 一連の戦犯問題の処理に外国から異論は唱えられなかったことだ。これらが独立した戦後日本の原 点だった。
昨年12月26 日、靖国神社に参拝した安倍晋三首相に対する非難、とりわけ国内からの強い批判にはこうした事 実認識がすっぽり抜け落ちていないか。
残念なのは、先人 たちの労苦と思いが忘れ去られてしまったことだ。それどころか「勝者の裁き」を受け入れる「東 京裁判史観」による発言が平然と出ている。
後藤田正晴官房長官 は61年8月、東京裁判の正当性を認める見解を示し、小泉純一郎首相は平成17年6月、「(A 級戦犯は)戦争犯罪人という認識をしている」と国会で答弁した。
安倍政権は少しず つ是正している。だが、日本が心を一つにして作り上げた成果を自らの手で無効にしてしまった所 業は消えない。これを喜んでいるのは、さて、誰であろうか。(特別記者)
戦後直ぐの日本人 はまだ正常だったことが良く分かりますね。日本の為に命を掛けて戦ってくれた方達に対する、こ れが日本人の素直な気持ちじゃないでしょうか。
それに比べて、後藤田さんとか小泉さんは情けないですね。やはり、日中国交を開始した 角栄さんあたりから日本の戦後がおかしくなってきたのじゃないでしょうか。
残念ながら戦争を経験していない世代あたりから急速に戦後の自虐史観に洗脳されて日本 に誇りを持てなくなってしまったのでしょう。そうした政治家が大 半を占めるようになってから靖国だ慰安婦だ南京虐殺だなどに反論することもできずに放って おいたことが、ここまで、中国・朝・韓、ついでにアメリカを調子 づかせてしまったのじゃないでしょうか。
先日亡くなられ た小野田寛郎さんの動画がありました。戦後の日本に対する気持が良く現れています。
小 野田寛郎氏、靖国神社で小泉首相を痛烈に批判!
小泉さんの靖国参 拝や拉致問題が如何に心のこもってないパフォーマンスであったかが良く分かります。そんな人 が、何の思惑か、原発反対を叫んで都知事選に細川さんを引っ張りだしたって、ネットで覚醒した 日本人は騙せないはずです。
そうであれば良いのですが!