又、又、外務省の素晴ら しい仕事振りがあったようです。昨年、韓国の朴槿恵大統領が中国の習近平国家主席に記念碑設置への協力を要請し た伊藤博文を暗殺した安重根の像が記念館に格上げされて開設されたことに対する外務省の仕事振りです。
わずか半年で記念館が開設されるというそのスピードを見ると、もしかしたら外務省が応援したのじゃない かとさえ思いたくなります。きっと、そうでしょう。
MSN 産経ニュースより 2014.1.20
安 重根記念館、後手の日本 政府抗議に中国は「筋通っている」と反論
菅義偉官房長官は20日、初代韓国統監の伊藤博文を暗殺した安重根(アンジュングン)の記念館が中国北東部のハルビンに開設されたことに対し、中韓両国に 抗議したと明らかにした。ただ中国外務省の洪磊報道官は同日の定例記者会見で、「記念館設立は完全に正当で筋が 通っている」と反論。一連の動きは昨年6月 から表面化していただけに、日本側の対応が後手に回った側面は否めない。
テロリスト
抗議は外務省の伊原純一アジア大洋州 局長が19日、中韓両国の在日公使に電話で行った。菅氏は会見で、「安重根はわが国の初代首相を殺害し、死刑判 決を受けたテロリストだ。(中韓両国の動きは)地域の平和と協力関係の構築に資するものではない」と述べた。
記念館の開設は、昨年6月に韓国の朴槿恵大統領が中国の習近平国家主席に記念碑設置への協力を要請したのがきっかけだ。外務省は韓国側の動きが表面化する たびに、両国に日本の立場を説明し、計画の撤回を求めてきた。ハルビン駅がある黒竜江省を管轄する在瀋陽の日本 総領事館員も、地元関係者に日本の国民感情 が悪化する懸念を伝えていたという。
しかし、当初は中国側が記念碑建立に消極的な姿勢だったこともあり、「先手を打った大規模な抗議活動は行わなかった」(政府関係者)。結果は、「記念 碑」どころか記念館の建設となり、外務省幹部は「情報入手が遅くなったことは否めない」と情報収集が後手に回っ たことを認めた。
外務省は及び腰
外務省は各国に駐在する日本大使に中韓両国の誤った主張に積極的に反論するよう指示を出している。今年に入り、米英両国駐在大使が現地メディアで、中国大 使による対日批判に反論するなどその機会は増えつつある。ただ省内には「目立ちすぎるとかえって反日活動に火を 付けかねない」との消極論も消えず、日本の 対外発信は中韓両国に比べ、なお及び腰だ。
中韓が目に見える形で日本に宣伝戦を挑んでいる以上、より踏み込んだ対策が求められるのは論をまたない。中国外務省の洪報道官は安重根を「著名な抗日義士 で、中国人民の尊敬を受けている」と言い切った上で、安倍晋三首相の靖国神社参拝と関連づけて「歴史を適切に正 視して反省し、参拝問題に関する誤った立場 を修正するよう、日本側に要求する」と訴えた。(水内茂幸、北京 川越一)
電話で抗議したとか、情 報収集が遅くなったとか言い訳ばかりですね。挙句の果ては、「目立ちすぎるとかえって反日活動に火を付けかねな い」とは全く仕事をやる気が無いのが丸わかりです。
第 46回の「獅子身中の虫」で期待した斉木次官も孤軍奮闘なのでしょうか。斉木さんを登用した安 倍さんもどこまで本気なのかが見えません。
慰安婦像に対するアメリカへの動きも第 200回の「外務省の素晴らしい伝統」を改定後も殆ど見えないようですし、まさかとは思います が、安倍さんも本音はやる気が無いのでしょうか。
こんなやる気の無い組織 に莫大な予算をつぎ込むより、解体して、テキサス親父のような民間の 人達を世界中で雇用した方が余程仕事をしてくれるでしょう。