昨日の安重根の記念館についての両極端の面白い記事を見つけました。サイト巡回の中でこうした情報をアップしているところがあるので本当に参考になります ね。
一つは、私としては全く知らな かった新聞でした。岩手県三陸南部の情報を中心に扱う新聞で、共同や時事などの通信社からは記事を買わずに独自 の記事を書いているのだそうです。詳しくはウィキを見てください。
それだけにこれだけきちんとした筋の通った記事を書けるのでしょう。経営的には苦しいのじゃないかと 心配しますが、こうした新聞が日本にあるということに感動しました。
東海新報社より ウィキペディアより 東 海新報
世 迷言 2014年01月22日付
韓国の朴政権が中国のハルビン駅に「安重根記念館」を建設したというのは、日本に対する宣戦布告に等しい。 だからといってドンパチで応じるわけには行か ないが、相手がそう出るなら日本政府は心理戦で臨むことだろう▼朴大統領が中国の習近平主席との会談の中で安重根の記念碑を同駅に建てたいと申し出たと聞 いた時は耳を疑った。いくら同国では英雄であろうと日本にとっては初代伊藤博文首相を暗殺したテロリストであ る。国内であがめる分には目くじらを立てるこ ともあるまいが、これ見よがしの日本冒涜は、もはや隣人の振るまいから逸脱している▼安倍政権は中韓との関係修復には前向きだが、相手特に韓国にはその気 がないようだから、取り繕いなどせずにさっさと引っ込め、今後毅然とした態度で対応すべきだろう。民間交流はと もかく、政府間協力も政府間交渉も凍結する ぐらいの覚悟があってしかるべきである▼南スーダンに駐留する韓国軍の要請で自衛隊の銃弾1万発を貸したら国内の反発に遭い一転して頼んだ覚えがないと返 してくるという、世論に気兼ねする国内事情は理解しないではないが、一事が万事この調子だから、歩み寄るだけム ダだろう▼中韓に対して何かあれば「冷静に 冷静に」とか「話し合いで解決すべき」と、あたかもはれものにさわるような態度を続けてきた日本の弱腰がすっかりみすかされたその結果が、相手にどこまで も付け入る隙を与えてきたのだから、そろそろ弥縫外交と訣別する頃合いであるまいか。
これほどまでに私の気持ちを代弁 してくれている記事はちょっとないですね。産経新聞もここまでは書いてないのじゃないでしょうか。
さて、笑ちゃうのが次の記事で す。流石朝日新聞です。どう考えても日本の新聞社とは思えません。
一日も早く倒産して欲しいものです。なんでこんな会社の新聞を取る人が未だに居るのか解りませんが、そ れだけ日本人が洗脳されているのでしょうね。それとも、中国・韓国当たりのお金で成り立っているのでしょう か。不思議な話です。
朝日新聞 デジタルより (社説) 2014/01/22
明治維新の立役者の 一人で元首相の伊藤博文を暗殺した朝鮮の独立運動家、安重根(アンジュングン)の評価をめぐり、日本政府と韓 国、中国両政府が非難しあっている。
暗 殺現場である中国のハルビン駅に、地元当局が記念館を開設したためだ。昨年の安倍首相による靖国神社参拝に対抗 した対日圧力の一環とみられる。
い まの北東アジアに何より必要なのは融和の努力のはずだ。なのに、あえて対立の火種を増やし、言い争いを深める事 態を憂慮せざるをえない。
安 重根の評価は、とくに日韓の間で対照的だ。菅官房長官は「死刑判決を受けたテロリストだ」とし、韓国外交省は 「独立と東洋の平和のために献身した偉人」と反論している。この落差を埋める手だては、容易には見つからない。 歴史とは、同じコインの表と裏を見るように、それを評価する者の立ち位置や考え方によって異なる叙述になりがち だからだ。
9・ 11テロ事件の直後、当時のパウエル米国務長官はテロの認定の難しさをこう語った。「ある者には『テロリスト』 でも、別の者には『自由の戦士』に映るような領域がある」
パ レスチナのアラファト氏や東ティモールのグスマオ氏のように、時に犯罪者、時に英雄とされた例は世界史に数多 い。
日 本と中韓が安重根をめぐる自説をぶつけ合っても、生まれるものは争い以外にない。自国の叙述に閉じこもったまま 相手の理解のみを求める行為は、もはや外交とはいえない。どの国の間にもある永遠の平行線の課題は棚上げし、協 調できる結節点を探るのが政治の責務だろう。日中韓の指導者たちにはその自覚が欠けている。
政 府間のさや当てをよそに、韓国民の間では日本との距離を縮めようとの声も出ている。韓国の世論調査によると、安 倍首相の靖国参拝後でも、半数近くが日韓首脳会談の実現を支持している。ソウルでは、長崎・対馬で盗まれた仏像 を日本へ返すよう政府に求める訴訟が韓国の市民団体によって起こされた。
市 民レベルや経済界では無為な対立を続けるよりも、新たな互恵の関係をめざす動きが芽生えているのに、政治のリー ダーたちはなぜ、負の連鎖を断ち切れないのか。自国の歴史観を押し通すことで国内の狭い支持層を喜ばすことはで きても、複眼的な視座が求められる外交の地平は開けない。日中韓の指導者は、アジアの未来を描く大局観こそを語 り合ってほしい。
実は、この二つの記事は下のブロ グで知りました。コメントも面白いですよ。是非見てください。
U- 1速報より 2014年01月23日