第 5241回の「素直に喜べない自殺減少」 の自殺者数と共にこの部屋を始めて以来もう一つ取り上げてきたのが、第 2664回の「交通事故死者数」や第 4307回の「自転車マナー」などの交通事故死です。こちらも自殺と同じように毎 年数が減ってきているのは歓迎すべきことでしょう。
一万人が当たり前だったのが何時の間にか5千人を 割ってきています。これはエアバッグやシートベルトなどのクルマの安全装置の発達も大きいよう です。
とは言いながら、未だ、交通事故死ゼロなんて達成できそうもありません。そのくせ、殆 ど犠牲者の無い原発には反対しながらもクルマは利用している左翼の人達って何なんでしょう ね。見えないものは目に見える交通事故より怖いのでしょうか。
話がずれてしまいましたが、我が香川が何時も10万 人当たりで全国ワーストワンの不名誉地位をとりあえず脱却したようです。これは、どこかが占め る地位ですから、来年には復活と言うこともありそうなので、そう素直に喜ぶべきことでもなさそ うです。
四国新聞 社 | 香川のニュースより 2014/01/03
交 通死者60年ぶり50人台/2013県内事故
2013年の香川 県内の交通事故犠牲者数は計55人で、前年の81人から26人の大幅減となった。50人台とな るのは、二輪・四輪 車の県内保有台数が現在のほぼ100分の1だった1953年(50人)以来60年ぶり。要因について、県警は(1)取り締まり強化(2)高齢者向けの安全 教室の充実(3)12年から推進している交差点の高輝度化―などを挙げている。一方で、65歳 以上の高齢者が犠牲者の6割近くを占め、シートベルト非着用 も乗車中の死者の約6割に及ぶなど、課題も浮き彫りになった。
人口10万人当た りの犠牲者数は5・56人。3年ぶりに全国ワースト1位を脱却したものの、全国平均の約3・4 人を依然大きく上回り、ワースト8位前後となる見通し。
県警のまとめによ ると、13年の人身事故件数は1万101件(前年比5・0%減)、負傷者数は1万2376人 (同5・9%減)。交通事故犠牲者の減少率は同32・1%で、全国ベスト3位前後になる見込 み。…中略
県内の交通事故による犠牲者数は、自動車が普及し始めた1970年の232人がピーク。以後は 概ね100人台で推移し、2002年に83人と100人を切った後は、2桁で推移している。
1970年と言えば昭和45年ですね。丁度私が卒業して就職した歳です。私も、その時からクルマに乗っています。ということは、あの頃はそんなに事故が 多かったのでしょうね。免許取り立ての運転で良く、事故を起こさず生き残ったものです。幸運と しか言いようがなさそうです。
戦後の統計を詳 しく取り上げてくれているところがありました。
ガベージ ニュースより 2014/01/07
戦 後の交通事故・負傷者・死亡者をグラフ化してみる(2014年)(最新)
警察庁は2014 年1月6日付で、2013年における全国の交通事故死者(事故発生から24時間以内に死亡)の数が4373人に達したこと、前年2012年の4411人と 比較すると0.9%減少したことを発表した。死亡者の減少は2001年以来13年連続して のもので、過去最悪だった「第一次交通戦争」と呼ばれている 1970年の値、1万6765人の1/4強にまで減少している(【e-Statのリリースダウンロードページ「交通事故死者数について」】)。今回はこの 発表をもとに、戦後の交通事故による死亡者や負傷者の動向をグラフ化し、状況の精査を行う ことにする。…以下略
減ったと言っても 未だ5000人近くの人が犠牲になっているのですから人間って自分が便利ならその程度の死は受 け入れるのに何故原発は受け入れられないのか不思議だと思うのは私だけでしょうか。
解らないものです!