第 41話の「天皇と公民」でも書いたようにねずさんに日本の素晴らしさを教えてもらいました。そのねずさん が、十七条の憲法を現代の言葉で詳しく説明してくれています。
GHQによる押し付け憲法を後生大事に護ってきた日本も、やっとネットなどのお蔭で憲法改正も話題に登るようになっ てきましたが、まだまだ左翼勢力の力が強く、実現は遠そうです。
特に、軟弱になった今の日本人に明治の人達が心血を注いで造った憲法以上のものが出来るとは思えません。
であるならば、ネットでも良く言われているように、今の憲法を破棄して明治憲法を復活させ、それを基にして時代に合 うように改正して行くべきじゃないでしょうか。
というか、思い切って、十七条の憲法を復活させればどうでしょう。民度の高い日本を世界に知らせるいい機会じゃない でしょうか。
それから、明治憲法を参考に十分な時間をかけて新しい憲法を考えれば良いじゃないですか。
何と言っても、ねずさんが書いてくれた十七条の憲法を読めばその素晴らしさに感動させられます。これ以上何が必要な のでしょうか。全文はリンク元で読んでください。
ねずさんの ひとりごとよ り 2014年09月07日
い まあらためて十七条憲法を読む
…略
憲法というのは、守るべき規範を示したものです。その規範は、昔も今もその国の歴史、伝統、文化に必ず依拠します。 そうではないのは、お仕着せ占領憲法であるいまの日本国憲法くらいなものです。世界中どこでも、自国の歴史に則って憲法 をつくります。
その意味では、モーゼの十戒や、ハムラビ法典なども、憲法のうちといえます。
世界中どこでも、なんじ盗むなかれ、殺すなかれ、姦淫するなかれなどが守るべき憲法ですが、日本では、そのような規範は ありません。そのような規範をわざわざ成文化しなくても良いだけの民度が、すでに確立されていたからです。
もっと言いますと、この十七条憲法のおよそ百年後に大宝律令、150年後に養老律令ができました。「律」は刑事法、 「令」は民事法です。そして「令」 は以後、具体的な詳細までさかんに発布されましたが、「律」はいっこうに公布も周知もされませんでした。必要なかったの です。その時代に犯罪そのものがな かったからです。
どうして日本にはそんな統治ができたのかといえば、日本がシラス国だからです。
みんなで食い物を作ろうと努力してきた国だからです。
できた食い物を奪い、盗み、そうやってたくさんの食い物を独り占めにした者が、権力と女性をほしいままにする、ウシハク 国ではなかったからです。
十七条憲法は、作られ公布されてから1600年以上経ちますが、ここには現代にもまったくそのまま通用する思想、生 き方、社会の在り方、組織の在り方、日本人の常識の根幹が、完璧に記されています。
【十七条憲法】
第一条
一曰
以和為貴 無忤為宗
人皆有黨 亦少達者
是以
或不順君父 乍違于隣里
然上和下睦 諧於論事
則事理自通 何事不成
一にいわく。
和を以(も)って貴(とうと)しとなし、忤(さから)うこと無きを宗(むね)とせよ。
人みな党あり、また達(さと)れるもの少なし。
ここをもって、あるいは君父(くんぷ)に順(したが)わず、また隣里(りんり)に違(たが)う。
しかれども、上(かみ)和(やわら)ぎ下(しも)睦(むつ)びて
事を論(あげつら)うに諧(かな)うときは
すなわち事理おのずから通ず。何事か成らざらん。
※ポイント
「忤う」は<さからう>と読みます。語源は「呪道具の杵(きね)」で、これをつかって悪霊から身を護る。転じて邪悪 なものに拮抗し抵抗することを意味 します。これを「無忤為宗」です。敵対し呪詛する者に対して、相手と同じように敵対し呪詛する愚をおかすなと言うことで す。
…以下略