ニセ大統領(バイデン)が自分の立ち位置も考えずにプーチン批判をしたようです。まさに、お前が言うな状態です。
これで、プーチンの怒りを買って戦火を拡大するつもりでしょうか。
宮崎さんが詳しく取り上げてくれています。それにしても、アメリカも何時までニセ大統領(バイデン)を使い続けるのでしょうか。
致命傷になる恐れもありそうです。もしかしたら第三次世界大戦の引き金を引くこともあるのじゃないでしょうか。
「宮崎正弘の国際情勢解題」より 令和四年(2022)3月28日(月曜日)
通巻第7276号
プーチンは虐殺者、権力にとどまることは不可能(バイデン)
ロシア国民が決めることだとクレムリンが反論
バイデン大統領は3月26日のワルシャワ演説で、ロシアのウクライナ侵攻を「戦略的失敗」と断定しつつ、「帝国の再建に夢 中になる独裁者が、自由を愛する人々の心を消し去ることは絶対ない。ウクライナはロシアにとって勝利には決してならない。自 由を求める人々は絶望と暗黒の世界で生きることを拒むからだ」と述べた。そこまでは、まぁまぁのスピーチだった。
次にバイデンの口をついてでたのは「プーチンは『独裁者』『殺人者』『虐殺者』、そして『権力の座にとどまることは不可能 だ』」という直裁な語彙である。
米国の大統領が、外国の指導者を権力の座から降ろす等は暴言ともとらえられる。
モスクワはすぐさま反応し、「プーチン大統領の将来はバイデンが決めることではなく、ロシアの大統領はロシア国民によって選 ばれた」とロイター通信にコメントした(ペスコフ大統領報道官)
慌てたホワイトハウスは釈明し、「ロシアの体制転換を求めたわけではない」としたが、後の祭り。バイデンの失言癖は直らな い。
バイデンがプーチンを殺人者と言ったのはこれが二回目。ちょうど一年前の3月17日に、ABCのインタビューで、「プーチ ン氏を『人殺し』だと思うか?」と聞かれ、「そう、思う」と答えた。
プーチン大統領は翌日、テレビに出演し、バイデン氏の発言について、「そっちこそ人殺しだ」と反論し、生放送での公開対話を バイデン氏に求めた。これがきっかけで米ロ関係は極端に悪化した。
おそらくトランプ前大統領なら、こういう軽率な発言はしなかっただろう。暴言癖あるとはいえ、トランプは不動産、カジノビジ ネスでマフィアと渡り合い、鍛えたリテラシーがあるが、基本的に戦略的発想の差違である。
米国の世界戦略にとって、中国が主要敵だとすれば、中国を背後から脅かすロシアを中国に近づけるのは愚策である。ニクソン は、当時のソ連を孤立化させ弱体化させるために中国と国交を開き、反ソの仲間に北京を引きづりこんだ。同様に地政学的判断を するのなら、ロシアとは敵対関係を緩和し、徐々に西側にちかづける必要があるだろう。トランプは国家安全保障という文脈で プーチンとは個人的関係を築きあげることを優先した。
バイデンは国家安全保障優先よりカネを重視し、また米国内の政治情勢と有権者の支持層の動向から、国家安全保障より、民主 主義、人権という抽象的価値観を優先させるのだ。
戦略的失敗はバイデン政権にあり、外交政策を間違えてしまった。トランプならプーチンがウクライナ侵攻を選ぶことはなかっ ただろう。
さて米国外交をになうブリンケン国務長官はバイデンとワルシャワで別れ、26日夜にはテルアビブへ飛んだ。「ネゲブ外相サ ミット」に出席するためで、この中東の会議にはイスラエル、エジプト、UAE、バーレーン、モロッコの外相が参加する。
またブリンケンはイスラエルではベネット首相、ガンツ国防相、ラピッド外相と個別会談を行いパレスチナ自治政府のアッバス議 長とも会談する予定。
タリバンの謎の指導者ハッカニが初めて公衆の面前に登場した
最後の秘密のベールは最高指導者のアハンザド師
米国FBIが1000万ドルの懸賞金をかけたアフガニスタンのテログループの指導者ハッカニは、世界でテロを繰り広げた ハッカニグループを率い、タリバン政権では内務次官の要職についていた。これまで公衆の面前にでたことはなく写真さえなかっ た。
三月上旬にタリバン政権の警察部隊閲兵式に初めて登場し、しかも写真撮影okとなって、その凶暴な風貌が初めて明らかに なった。
これで最後の秘密のベールは最高指導者のアハンザド師で、カンダハルのどこかにいるが大衆の面前にでたことはない。
さて現在、米国で外交問題化したのは在米アフガニスタン大使館である。
外交関係が切れ資産凍結となっている以上、とうにいなくなったかと思いきや。ワシントンの大使館とNYならびにロスの領事館 には合計百名の外交官が駐在したままだった。
給与未払いだが、アフガン難民の諸手続などで、領事館業務をつづけてきた。しかし凍結された在米資産のために職員給与が滞 り、ついに閉鎖を決めた。
以後の領事館業務は、米国務省がなんらかのかたちで当面代行することになりそうだという(パキスタンの有力紙『DAWN』、 3月27日)。
やはり、民主党政権の大好きな戦争がどこかで始まるのじゃないでしょうか。戦争を一度もしなかったトランプさんとの違いは大きいですね。
これでも、アメリカ国民はニセ大統領(バイデン)を放置しておくのでしょうか。アメリカの命取りになるなんてこともあるかも知れませんね。