今回のウクライナ戦争の原因は何といってもウクライナが核を放棄したことにあるのは間違いないでしょう。
ゼレンスキー大統領がそれをはっきりと発言したようです。
宮崎さんが取り上げてくれています。それにしても、ウクライナは騙されてバカな選択をしたものです。
それと全く同じ立場が今の日本でしょう。何と、あの優柔不断総理はそれを全面的に否定しているのですからまさに売国奴でしょう。
「宮崎正弘の国際情勢解題」より 令和四年(2022)4月12日(火曜日)弐 通巻第7298 号
「核を放棄したことを後悔しています」
ゼレンスキー大統領、アルジャジーラの独占会見で言明
4月9日、ゼレンスキーはアルジャジーラとの独占インタビューに応じて、「ウクライナが1994年に『ブダペスト覚書』に 署名し引き換えに核を放棄したことを後悔していますか?」の質問に「そうです」と回答した。
答弁は以下の通り。
「はい。現在、核兵器を保有している国はすべて戦争被害にはあっていません。したがって、ウクライナがこれらの武器を放棄 した場合、特定の国からの特定の保証が必要です。これ(ブタベスト覚書は、国連安全保障理事会の五ケ国がそれを保証したはず だった)に違反し、ロシアが侵攻してきた。
ですからその合意に違反する(ロシアの)責任に関する(次の停戦合意は)非常に具体的な規定を備えた、非常に具体的な法的 合意である必要があります。
私たちの場合、それは『ブダペスト覚書』でした。(保証してくれたはずの理事国は)大きなプレゼントを作るだけだった。
ウクライナは、これによって何を獲得できましたか? 戦争を仕掛けられました。これがウクライナ弱体化の理由の1つです。 私たちは自分たちの地位、防衛力、人口を弱体化させました。ウクライナは核兵器を放棄したことと引き換えに、多くの犠牲を出 してしまったのです」
また今後の見通しに関してゼレンスキーは次の発言をしている。「停戦交渉は継続されていますが、戦闘も続いています。ウク ライナは中立国、非同盟国になることを望んでいますが、プーチン大統領と会見することになっても、ウクライナの立場は、主権 国家としての地域的な安全保障であり、これが保証される国々が存在し、約束を履行してくれることです」。
核を持たない日本にとって、この発言は意味深である。
ウクライナ戦争で、アメリカ以下が核保有国に対して軍を動かすことをせず武器の提供だけでお茶を濁していることを見れば、日本がロシアやChina、北に攻撃されても手を出さないことは間違いないでしょう。
ただ一つ、駐留軍の為には動くのも間違いないでしょう。と言うことはウクライナより少しは有利かもしれないということですね。
さて、それでも動かない日本はやはり完全な平和ボケバカです。それだけ、政・官・財・マスメディアにスパイとして働いている奴等が多いというか殆どということじゃないでしょうか。なんとも、情けないことです。