台湾がウクライナへ攻撃型ドローンをプレゼントしたそうです。宮崎さんが報告してくれています。
どうやらアメリカが後ろに控えているようです。もう世界は混沌としてきたようです。
「宮崎正弘の国際情勢解題」より 令和四年(2022)8月28日(日曜日)参 通巻第7443号
攻撃型ドローンが800機、ウクナイナ軍へプレゼント
ウクライナ独立記念日に思いがけない贈り物が、思いがけない国から届いた。
ウクライナ独立記念日に思いがけない贈り物が、思いがけない国から届いた。敵軍の標的上空を飛翔し、迫撃砲弾を投下する800機のドローン。贈り主は台湾だった。
このドローンは台湾のドローンヴィジョン社が製造しており、リボルバーモデルは、重量が10 キロ、60ミリ迫撃砲弾8 個がパッケージされている。
同類はシリアで、商用ドローンを改造したモノが武装グループによって開発され、使用された。すでにウクライナ軍の一部とドネツク、ルガンスクの反露民兵が使用した。
一方、米国の台湾への武器供与である。
2017年のトランプ政権時代からの台湾テコ入れ強化政策によって、合計180億ドルの契約が成立し、米国の台湾への武器供与は継続している。
先週にも新しい契約がまとまり米国はアパッチ武装ヘリコプターとブラックホールの弾丸、部品など4500万ドルを2028年までに供与する。
ところがバイデン政権になってから、契約した武器の納入に遅れがでている。
在米台湾オフィス(事実上の台湾大使館)の粛美琴代表(大使)に拠れば、中国軍の台湾海峡における軍事演習を前に、納入の遅れは問題だとし、とりわけ、 スティンガー・ミサイル、ハープーン長距離ミサイル、対艦ミサイルの納入が遅延していると不満をのべた(台北タイムズ、8月27日)
このリストを見ると台湾納入予定だった武器はウクライナに回されたと推定される。
一体、世界はどこに向かうのでしょうか。もう何が起きてもおかしくないようです。