明日できること今日はせず
人形作家・写真家 石塚公昭の身辺雑記
 



三島には白鞘の日本刀を持たすつもりだが(鞘に収めたまま)これは粘土でなく木を削りたい。そう思いついたのは夜中である。始めは見当のため、菜ばしをちょん切って持たせていたが、手持ちの板や棒に使えそうな物がない。しかし、三島が刀を持っているところを見たくてしょうがない。作りたくなったら我慢できない私である。グリーンのダイヤガラスや波打ったガラスを使った古い本棚がある。その中の棚板はどうだ?我慢できないだけならともかく、そういう事を思いついてしまうからいけない。こうやって子供の頃から、様々なものを壊して流用してきた。夜中に本をドサドサ降ろし板を外す。どうも木質が小さな刀にはそぐわない感じ。ネットで検索してみると、白鞘には朴の木を使うらしい。なんだ木版画の版木じゃないか。 ここでようやく”発作”がおさまり、明日画材屋に行くことにしたのであった。

過去の雑記

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