明日できること今日はせず
人形作家・写真家 石塚公昭の身辺雑記
 



列車事故の場合、轢断死体などというが、バラバラの場合は、あいかわらずバラバラであって、他の表現はないのだろうか。 乱歩の『白昼夢』では、初めて観た横尾忠則の挿絵に始まって、だいたい切断された首が絵になっている。私も子供の頃からそう思い込んでいたが、拙著の中で、白昼夢を制作した後で、首は切り離していないことに気付いた。後書きでは、知っててそうしたことにしておいたが、知っていたら店先のトルソのシーンなど、グロテスク過ぎて、作品化しなかったであろう。私はいちおう常識人という演技プランにもとづいて行動している。 マンションの屋上で三島を撮っていたら、見る々陽が陰って途中で断念。もういい加減、私は撮りたい。しかし、マンションの住人や管理人に見られたら、常識人には見えないことであろう。悪事が露見した場合のプランは乏しく、ひたすら林家三平調である。

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