明日できること今日はせず
人形作家・写真家 石塚公昭の身辺雑記
 

撮影  


朝食にT屋へいくと、主人のHさんが早起きしていた。昨日はKさんが朝から昼過ぎまで、ベロベロに酔っ払っていたそうである。Kさんとしては、昨日の件の真相を知りたいと粘っていたようだが、Hさんによると、酔っ払ったKさんに呼び出されたが、彼女が来るというので、遠慮してすぐ帰ったそうで、とんだ濡れ衣であった。昨日はHさんの名前が出ただけで、Hさんの奥さんも私も、騒動の元はHさんだと思い込んでしまったが、それもこれも、日頃の行いのせいである。そもそもKさんの彼女というのも、Kさんの思い込みらしい。
本日はアダージョ用背景の撮影である。三脚、ライトその他かついでタクシーで向かう。40年前、鹿児島から出てきたKさんが、裸足で歩いて銀座に向かった辺りである。撮影場所は某店室内。現場を実際にはまだ見ていないので、ぶっつけである。今日はライターのFさんにサポートをお願いした。撮影準備をしていると、店の方が床の間の掛け軸の前に一輪の椿を置いてくれた。これにより方針が決まり、ああだこうだと撮る必要がなくなり、障子紙を破くこともなく、予定より早く無事終了。詳しいことはいえないが、今回は準主役ともいうべき被写体が入っている。帰りにFさん、某被写体と、どこかでビールでも、という話が出たが、未だにフィルム撮影の私は現像を終えるまでは気が気ではなく、楽しいことなどすると、その分、何かか減るような気がするので、お茶だけにして現像に向かった。 今日の作品は来月25日配布号だが、実質新春号である。それには相応しくなったような気がする。

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