明日できること今日はせず
人形作家・写真家 石塚公昭の身辺雑記
 



陶芸の専門学校生時代、アパートの隣室に住んでいた鳥羽在住の同級生Sさんに久しぶりに電話する。子育ても一段落し陶芸を再開し、忙しくしているという。私が酒ばかり飲んでみんなで騒ぐものだから、でていってしまったが、3つほど年上の彼女には大変お世話になった。当時11PMで伊勢の秘宝館が紹介されており、かなりユニークな経営者が紹介されていた。翌日隣でお茶をご馳走になっているとき、その話をしようとしたら、皆までいうなとばかりに私を制し、「あの人私のオジサンなの」。後にさらに発展し、エロスの館『国際秘宝館』として有名になった。今は潰れたが、展示物がB級アート扱いされ、いつか展覧会に出品されていた。 連絡したのは撮影に使う物を探していたからだが、見つかり次第連絡をもらうことに。
昨年まで同じマンションに住んでいたYさんから、地元の北千住で飲もう、と誘われていた。昼の2時からやっているという店へ行くと、大手ゼネコンのMさんが昨日K本からハシゴして、どこかで顔をぶつけたらしく、目の下を腫らしていた。まったく覚えていないという。帰宅後に“誰か”にやられたんじゃないかとYさんと笑う。その店は生のサバなどがあり、何を食べても美味しく安い。氷なしのホッピーを飲む。中身が大五郎でなく亀甲宮ならさらに良かったが。隣に若い女性の3人組。一人ショートカットで煙草をスパスパやっているボーイッシュな娘がおり、足を広げてパサパサとしているが、二十代の私が好きだったタイプである。Yさんはレズだろうというが、それはこのタイプを解かってない。しかしなぜかおそらく父親がいないのである。だいたい不思議とつねにそうであった。 店を出てYさんに地元を案内してもらう。路地を行くと飲み屋だらけ。目移りするが、もう一軒。ここも大当たり。小父さん二人が伏目がちにもくもくと働いている。悪いはずがない。狭いカウンター席を譲り合い、狭い地域のマナーの良さ。途中からTさんも合流し、もう一軒。地元のMさんと馬鹿話ししながら帰る。

過去の雑記
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