明日できること今日はせず
人形作家・写真家 石塚公昭の身辺雑記
 



Kさんはただ女好きのモテナイ酔っ払いと思ったら、それは私の書きかたが悪い。とんでもない話である。3股かけた相手が決着つけようとKさんを挟んで会い、いき投合して4人でカラオケにいった男である。さらに浮気がばれて別れた女性が何人もいるが、その女性が結婚をして何年、何十年と経つのにKさんに会いに来る。それが一人や二人ではないのである。女性がひとたび相手が嫌になったらどういうことになるか、知ってる大人なら、これだけでただの小さなオジサンではないことが判るだろう。Kさんに何かあったら私が面倒を見る、と御主人にもらしている女性さえいるそうである。そのほとんどがKさんにとって遊びだったり、浮気がばれて別れたりしているのだが、当初はともかく怨まれることがない。Kさんもまた、相手が結婚したのに係わらずある日現れ、布団にもぐりこんできた場合を別とすれば、友達として楽しく過ごすのである。 そして明日は。30年ほど前の話であろう。付き合いはじめたのが相手が18で、数年間同棲し、Kさんとたいして齢のかわらない父親に挨拶に行き、結婚寸前までいったのに係わらず、浮気がバレて、別れた女性が会おうといってきたという。そして私に一緒に来てくれというのである。近々甥っ子が就職のことで上京するが、甥っ子と焼肉を食べに行くにも誘われているくらいで、つまり寂しがりでワイワイするのが好きでシミジミが苦手な人なのである。 それはそうと間違いないのは、Kさんと飲むようになり、あきらかに私の制作の効率が上がっていることである。今日は制作について書くはずが昨日のうちに完成してしまい、またKさんのことを書いてしまった。

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