明日できること今日はせず
人形作家・写真家 石塚公昭の身辺雑記
 



先日入稿した現役作家I氏の作品だが、ご本人の返事待ちというので木場公園に桜の撮影に行こうと、腹ごしらえにT屋へ寄るとS運輸を定年のKさんが飲んでいた。かみさんにオニギリ二つ作ってもらうと、Kさんも行く、というのでついでに花見。軽く撮影してノンビリしていると、子供連れのお母さんで溢れる。自転車や乳母車を桜の根本に止めてどうする。乳母車を眺めろというのか。本日も乳母車の列が映画『ベンハー』の戦車に見える私であった。 一度帰宅するとI氏よりOKが出たとのメール。久しぶりに『私が作っているのは誰でしょうクイズ』をやってもよかったが、時間がなく、ヒントを出す余裕がなかった。来月単行本の表紙に。 ゼップ東京へ。ライターの妹尾みえさんと待ち合わせ2階の指定席へ。開始と同時にステージに向い、演奏中、ずっとマディ・ウォータースの爪先に触ろうとジャンプしていたなどというのは昔の話である。 ジョニー・ウィンターついに来日。現在誰が観たいといって、他に思い付かない。最近のコンディションを知人から聞いて、一度は諦めたのだが、ただ椅子に座りっぱなしというだけなら問題はない。登場すると60代とは思えない老人となっていた。予想はしたが抱えるギターはヘッドレスの小さな韓国製ギター『レイザー』。本人は良い音だ、とお気に入りのようだが。バックの音が大きすぎ、ジョニー・ウィンターの歌とギターが埋もれ気味である。しかし思ったより元気で、お馴染みの曲を休む間もなく連発。これは観ておいて良かったかも、と思っていると、一度引っ込み、ジョニー・ウィンターといえばこのギター、の『ファイアー・バード』を抱えてスライドを弾き始める。会場一挙にヒートアップ。こちらの方が危なげなく何十年も聞き続けてきた音で、やはり観に来て良かった。演奏しっぱなしで、なんの愛想もなく終る。 この辺りは早仕舞いで何の店もない。バーミヤンを見つけて入る。みえさんとは久しぶりに森羅万象?について語り合う。終電で新木場。タクシーで帰る。T屋を覗くとHさんが座敷で寝転がってTVを見ている。開けてもらって3時まで飲む。

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