明日できること今日はせず
人形作家・写真家 石塚公昭の身辺雑記
 



18年振りの黒人像制作。作ったことがほとんどない笑顔にした。さらにシャツを前面思いっきりはだけている。 ジャズマンの場合、作るのはスーツ姿ばかりであったが、ネクタイを緩めている人物を作ろうと何度も試みたが、我慢ができず。きりっとさせてしまった。制作者を思うと不思議である。やはり50年代のジャズマンの、禁欲的とも思える姿が格好よく見えていたからであろう。しかし今回はジャマイカンという設定なので、作ったこともないようなことを試みたわけである。久しぶりなのに作ったこともない姿とは少々危険であるが、私が黒人ばかり作っていたことを知る人も少なくなったであろう。ところである表現方法について、なんだこうすれば良かったんじゃないか。ということに本日気がついた。ちょっとしたことなのに今まで気がつかなかった。少々大げさにいえば目から鱗。私としては今後の制作に生かしていくことだろうが、技術的なことなので書いたところで面白くもなく、他人にとってはそれがどうした。という話であろう。何年やっていても気がつかないことはつかないし、18年振りに珍しく手掛けた作品の制作中にフト気付く。こんなあこともあるのだな、と。そういえば、近所に看板でもない奇妙な三角が付いたビルがあり、下を通ってこのビルに25年も通いながら三角に気付かない人物もいた。私にいわれなければ気付かないまま定年を向かえたに違いない。

オイルプリント制作法

インキング映像↓

http://youtu.be/kZozcEqgKsE 

過去の雑記

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