明日できること今日はせず
人形作家・写真家 石塚公昭の身辺雑記
 

一日  


『タウン誌深川』編集部は窓から見える。原稿と写真データ、『日影丈吉と雑誌宝石の作家たち』のチラシを持って行く。明治時代すぐ近く、木場で生まれた作家だといっても、誰も知らない。実は私も日影自体は知っていたけれども、こんな近くに生まれていたとは知らなかった。家は魚屋だったそうである。作っている時は考えなかったが、当然下町のナマリ丸出しだったであろう。古い人は木場を牙と同じ発音をする。 次号の特集を聞くとお酉さまだという。それを知っていたら、出禁についてではなく、K本のお酉さま風景を書いたのだが。一般客が帰った後、常連が女将さんを先頭に長く連なり富岡八幡まで。私などは恒例行事など花見くらいなので、一年の区切りになっている。K本の出禁など日常的なものなので、何も今回書かなくても良かった。

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