明日できること今日はせず
人形作家・写真家 石塚公昭の身辺雑記
 



仕上げを終え、とりあえず写るところだけ着彩し、図録用撮影。 まだ写真を始めていない頃、仕事で撮影をしてもらうと、どうしても上から撮られることが多く、制作時から見上げて作っていたので、物ではなく人のつもりで撮ってくれないかな、と思っていた。日影丈吉も見上げるように撮ってみたが、広い額が圧縮されたようになり、日影らしくない。結局正面からジッとレンズを見つめるようなカットを選んだ。 『タウン誌深川』の締め切り迫る。“常連席にて日が暮れる”休業中の店について書くのは読む方に申し訳ないような気もするが、今時こんな店もあるということで。第2回は出禁。つまり出入り禁止について書いている。「お金いらないから帰んな。もう来なくていいよ」。いやはや。これを聞くたび背筋が延びる。なにしろこの宣告を受けたら二度と入店はできない。忘れた頃だろう、と入って来ても無駄である。もっとも最近は女将さんの耳も遠くなり、助かっている酔っぱらいも多い。

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