昨日、神楽坂の牛込城跡に建つ親戚の寺で墓じまいを行った。永井荷風も訪れたことが日記に書かれている。私の最古の絵は叔母が取っておいていてくれた〝お墓“である。 このタイミングでやらずとも、と思ったが、母の意向もあったし、一度納骨して合祀の墓に移すとなると、一手間増えることもあり、四十九日に合わせて行うことにした。制作途中の法然上人の首を持って行き、住職の〝南無阿弥陀仏“を聴かせた。 唯一の気がかりだった母が亡くなり、親不孝のしようがなくなったことにより、幼い頃夢見た、どこかの王様に石の塔に幽閉され〝算数や宿題なんてつまらないものは一切しなくて良いから、ここで一生好きなことだけやっておれ“状態に限りなく近いこととなった。
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