明日できること今日はせず
人形作家・写真家 石塚公昭の身辺雑記
 



今回の個展のDMは『画家とモデル』(村山槐多)である。大正時代を中心に行われた技法で大正時代の画家を、というわけである。槐多といえば作品を収蔵する『信濃デッサン館』には二度出かけた。デスマスクがあると聞いていたが、観ることはできなかった。 設立者の窪島誠一郎氏は二回電車内でお見かけした。一度は地下鉄の吊革を握る私の目の前に座られていた。人見知りの私が“村山槐多作って写真撮ってます”などという訳がないが、そもそも自分で発音するだけでつまらなそうだし、いきなりいわれてもロクなイメージは浮かばないであろう。  私がオイルプリントを試みるきっかけになった野島康三の略年譜を見ていた。野島は昭和39年に亡くなったが、12年後の51年。窪島氏が主宰する『キッド・アイラックホール』で野島の個展を開催していたことを知った。

石塚公昭個展『ピクトリアリズムⅡ』
2015年4月25日(土)〜5月9日(土)

オイルプリント制作法

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