現在手元に作品が何体あるのか数えたことはないが、来年の今頃、全作品展示しよう、という話しがある。HPを立ち上げた2000年には、すでに作家シリーズに転向していたが、それ以前の黒人のジャズ、ブルースシリーズも含めて、ということである。ただそちらに関しては、残っている作品は少ない。写真作品は残ったが、それは作家シリーズに転向するわずか2、3ヶ月の間に撮影したものである。それ以前の作品となると、記録として残しておこうということすら思いつかなかった。我が子といえど、完成してしまうと私は冷たい。 最近作でいえば被写体として扱うことが主で、写らない部分は作らず、その分、肝心の頭部制作に時間をかけてしまう。背中がないのはまだ良い方で、上半身だけの場合もある。展示するとなると、改めて身体を作らなければならない。何十体も、そんな大変なことするのか、と半分疑っており、詳細はまだ書けない。禁煙を成せたかどうか疑わしく、ブログに書くのをためらったのを思い出す。 25日からの個展、ピクトリアリズムⅡであるが、修正も終わり、後はコーティングし台紙に貼り付け額装である。新作は19か20点。それに旧作が何点か。という予定である。良い悪いを別にすれば、鵜の木まで来ていただかないと観られない作品であろう。私としてはそれで充分だと思うのだが、またこんなことして。と一部からはいつまで経っても懲りない人間扱いされている。あんたみたいな病人の特集をTVで観た、とさえいわれる。しかし生まれつき短足だったり不細工だとしても、その人物には何の落ち度もなければ責任もない。それと同じく、私には責任がない。なんて顔をしていると火に油を注ぎかねないので、この辺りで止めておく。
没後50年『谷崎潤一郎展』谷崎像出品
神奈川近代文学館 4月4日~5月24日
石塚公昭個展『ピクトリアリズムⅡ』
2015年4月25日(土)〜5月9日(土)
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