毎週金曜日は定期購読している TIME が届く日である。ここ数年はイラク戦争がらみの記事が多く、かなり fed up しているのだが、今週号(September 12, 2005)は、日本の衆院選の特集が組まれており、興味深く読めた。その中で、さすが TIME と思わせる表現に出会えたので紹介したい。
郵政民営化についての Q&A 形式の記事で、見出しに「Going Postal」という表現がある。postal はもちろん post の形容詞だが、go postal で“狂気の沙汰の、暴力的な”といった意味になる。おそらく、日本の英和辞典には出てこない表現だ。
シアトル留学時代、授業の一環として、毎週地元の entrepreneur に講演に来ていただいたのだが、その一人が、この go postal という表現を用いたため、後日先生が授業中に意味や成り立ちを教えてくれた。
go postal は、ここ10年ぐらいで使われるようになった表現らしい。そもそもは、アメリカで銃を持った人がいきなり郵便局で発砲し、何人もの死傷者を出す事件が発生。その事件以来、go postal(直訳すると“郵便局の状態になる”)は、「気が狂れて、凄まじいことをする」という意味で使われるようになったとのこと。
今回の TIME の記事では、郵政民営化が最大の争点である衆院選一色になっている日本を、見事 go postal という簡潔な表現で描写している。さすが TIME だ。
因みに、私が愛用している英英辞典 LONGMAN AMERICAN DICTIONARY Advanced には、ちゃんと定義が出ているので、以下引用する。
go postal
《SLANG》 to become very angry and behave in a violent way
蛇足であるが、こういうときに、英英辞典は役に立つ。ある程度英語の力がある人(英検準1級もしくはTOEIC800点以上)は、英英辞典に切り替えた方がよい。英語独自の発想や、単語の微妙なニュアンスがわかるからだ。私も、留学してからは英和辞典は使っていない。
英語を英語で考える、これこそ英語道を極めるための奥義である。
郵政民営化についての Q&A 形式の記事で、見出しに「Going Postal」という表現がある。postal はもちろん post の形容詞だが、go postal で“狂気の沙汰の、暴力的な”といった意味になる。おそらく、日本の英和辞典には出てこない表現だ。
シアトル留学時代、授業の一環として、毎週地元の entrepreneur に講演に来ていただいたのだが、その一人が、この go postal という表現を用いたため、後日先生が授業中に意味や成り立ちを教えてくれた。
go postal は、ここ10年ぐらいで使われるようになった表現らしい。そもそもは、アメリカで銃を持った人がいきなり郵便局で発砲し、何人もの死傷者を出す事件が発生。その事件以来、go postal(直訳すると“郵便局の状態になる”)は、「気が狂れて、凄まじいことをする」という意味で使われるようになったとのこと。
今回の TIME の記事では、郵政民営化が最大の争点である衆院選一色になっている日本を、見事 go postal という簡潔な表現で描写している。さすが TIME だ。
因みに、私が愛用している英英辞典 LONGMAN AMERICAN DICTIONARY Advanced には、ちゃんと定義が出ているので、以下引用する。
go postal
《SLANG》 to become very angry and behave in a violent way
蛇足であるが、こういうときに、英英辞典は役に立つ。ある程度英語の力がある人(英検準1級もしくはTOEIC800点以上)は、英英辞典に切り替えた方がよい。英語独自の発想や、単語の微妙なニュアンスがわかるからだ。私も、留学してからは英和辞典は使っていない。
英語を英語で考える、これこそ英語道を極めるための奥義である。