私は、自分が早稲田大学政治経済学部に合格した年に購入した同大学同学部の過去問題集(通称、赤本)を今でも大事にとってあります。久しぶりにその赤本を開いてみました。
その当時に出題されていた英文を読むと、非常に懐かしく郷愁的な気分になります。近年の過去問と比較すると、同じ大学・学部とは思えないほど、出題形式が異なっていますが、設問がとても工夫してつくられていて、真の読解力がないと解けない良問ぞろいで驚かされます。現在の速読力偏重の大学入試問題が虚しく感じるほど。
中でも、1989年に早稲田大学政治経済学部の「大問3」で出題された小説には思い入れがあります。
出典は定かではありませんが、
この英文のキーワードは「逆立ち」。本文中にも三通りの表現で出てきます。
当時愛読していたエール出版社の『私の早慶大合格作戦』の合格体験記で、ある合格者が「“topsy-turvy”の意味を知っていたので、そのお陰で全文の内容がす~っと見えてきた。」と述べていたのを今でも覚えています。
その彼が topsy-turvy を含めた難単語対策に使用していた単語帳が、語学春秋社の『英単語の合格水準 Cコース』。当時は結構売れていた単語集でA~Cコースまでありました。Aは大学受験に必須の単語。BはMARCHレベルの大学。Cは早慶上智対策に使うというのが一般的でした。私は、以前のエントリでも書いたように、青春出版社『試験に出る英単語』を使っていたので、この単語集は使っていませんでした。
topsy-turvy の意味を知らなくても前後の英文から推測でき(これが読解力です)、全問正解できますが、やはり知っていても無駄ではありません。
因みに、2歳の愛息も topsy-turvy はすでに知っていて、真っ逆さまや散らかった状態を目にすると、口にします。
昔の入試英文を読み直し、古き良き時代に思いを馳せるのも、また楽しいものです。
その当時に出題されていた英文を読むと、非常に懐かしく郷愁的な気分になります。近年の過去問と比較すると、同じ大学・学部とは思えないほど、出題形式が異なっていますが、設問がとても工夫してつくられていて、真の読解力がないと解けない良問ぞろいで驚かされます。現在の速読力偏重の大学入試問題が虚しく感じるほど。
中でも、1989年に早稲田大学政治経済学部の「大問3」で出題された小説には思い入れがあります。
出典は定かではありませんが、
Paul was standing on his head on the pillow of his bed.で始まる小説は、学校をサボって自分の部屋に閉じこもっていた Paul が逆立ちをして自分の部屋を見渡すと、普段はぱっとしない部屋の景色が一変して魅力的な世界に映り、部屋の天井に止まっているハエも同じような景色を見ているのだろう、と空想するお話です。
この英文のキーワードは「逆立ち」。本文中にも三通りの表現で出てきます。
stand on one's head / upside-down position / topsy-turvy position
当時愛読していたエール出版社の『私の早慶大合格作戦』の合格体験記で、ある合格者が「“topsy-turvy”の意味を知っていたので、そのお陰で全文の内容がす~っと見えてきた。」と述べていたのを今でも覚えています。
その彼が topsy-turvy を含めた難単語対策に使用していた単語帳が、語学春秋社の『英単語の合格水準 Cコース』。当時は結構売れていた単語集でA~Cコースまでありました。Aは大学受験に必須の単語。BはMARCHレベルの大学。Cは早慶上智対策に使うというのが一般的でした。私は、以前のエントリでも書いたように、青春出版社『試験に出る英単語』を使っていたので、この単語集は使っていませんでした。
topsy-turvy の意味を知らなくても前後の英文から推測でき(これが読解力です)、全問正解できますが、やはり知っていても無駄ではありません。
因みに、2歳の愛息も topsy-turvy はすでに知っていて、真っ逆さまや散らかった状態を目にすると、口にします。
昔の入試英文を読み直し、古き良き時代に思いを馳せるのも、また楽しいものです。