英語道(トラスト英語学院のブログ)

長野県伊那市の英語塾「トラスト英語学院」の塾長ブログです(^^)/
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アメリカの母

2007年02月05日 | 子育て
昨日、シアトル留学時にお世話になったホストマザー Judy から、愛息にプレゼントが贈られてきました。船便(surface mail)のため、約1ヶ月遅れのクリスマスプレゼントです。

英語で書かれた宛名の贈り物に、「Judyさんから、Judyさんから」と息子は興味津々。早速開けてみると、
‘U.S.A. Map’という木製のパズルでした。

日本の都道府県パズルに飽き始めていた息子には、何ともピッタリなプレゼントです。このパズルにはアメリカの各州名の他、その州の別称(愛称)と州都も書かれています。

例えば Seattle のある Washington 州の州都は Olympia 。愛称は“Evergreen State” といった感じです。

そして、妻のアイディアで Judy に国際電話をすることになりました。彼女と話をするのは実に6年4ヶ月ぶりです。

緊張しながらダイヤルをし、日本よりも長い呼出音を聞いていると、“Hello?”と懐かしい声が聞こえてきました。

“Judy? Please guess who I am. I'm calling from Japan.”
と切り出すと、
“Guess who you are? Ah, Kenichi?”
“That's right, Judy! Long time no see! How have you been?”
と会話が始まりました。

今回の国際電話の目的の一つは、息子に Judy と話をさせることでした。お互いの近況報告を済ませたあと、
“I'd like you to talk with my son.”
と言って息子に受話器を持たせました。すると息子は、
“Hello, Judy. How are you?”
と物怖じせず英語を発話。
Judy も気を使ってくれて、ゆっくりとした分かりやすい英語で息子に話してくれました。
Judy : “Do you know where your American grandma lives?”
息子 : “Washington.”
Judy : “How old are you?”
息子 : “Three years old.”
息子は立派に会話をしていました。

感情的な Judy のこと。こみ上げてくるのをこらえきれずに、声を詰まらせているのが分かりました。私も、気持ちが高ぶってきて
“Whenever I have to go through hardship, I try to remember the stay with you.”
と言うと、Judy は泣き出してしまいました。

シアトル留学は、私の人生の中において最も辛いながらも充実したものとなっています。そして、今こうして英語を通じて人とつながり、地球人ネットワークが拡がっていく。

息子をはじめ一人でも多くの子供たちに、英語を通じて可能性という名の世界を大きくしていってもらうことが、私が英語を教えることを生業とできる原動力なのです。
コメント
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