英語道(トラスト英語学院のブログ)

トラスト英語学院(長野県伊那市)塾長。英語指導や自身の英語学習雑感、趣味のランニングと筋トレについて綴ります(^^)

勝利の女神

2007年02月23日 | 指導現場にて
半年ほど前のエントリで紹介した高3生の彼が、見事、慶應義塾大学法学部の合格を果たしました。慶應の法学部と言えば、私立文系では最高峰の一つ。たいしたものです。

しかし、彼ほどの実力の持ち主でも、大学受験という“荒波”に翻弄されました。合格した慶應(法)よりも明らかに偏差値の低い大学・学部を不合格になり、彼も半ばあきらめかけていたようです。

しかし、やはり受験の神様はいるのですね。高い目標を抱き、それに向かって妥協なく頑張り続けてきた者だけに、勝利の女神は微笑むのです。

ところで、慶應(法)の英語の問題を、大手予備校サイトで見つけて、解いてみました。いやはや、英検1級レベルの語彙が続々。解いていてなぜかワクワク、高貴で清廉な女性と向き合っているような感覚に陥りました。

普段の英語指導の現場では、同じ事柄を説明するのにも、生徒のレベルに応じて教え方を微調整します。そこには、英語に対して遠慮が出てきてしまうと私は感じています。

しかし、大学入試や資格試験の英語の問題を解くとき、遠慮は一切要りません。自分がもてるものを全て英語にぶつけられるので、快感を感じます。殊に、その相手が難しければ難しいほど。

慶應(法)の問題は、高校レベルの英語力では一切太刀打ちできません。発音・アクセント問題から始まり、会話問題、長文読解の全てが、時事英語で日本人向けに一切手直しされていないネイティヴが使用する英語ばかり。

私の英語の授業でも、たまに英字新聞記事などを使います。しかし、今回の慶應の問題を見て、難関大学を目指す生徒には、どんどんと遠慮のない生の英語の教材を使っていこうと思いました。
コメント
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