東京大学で出題された『増鏡』の一節。
この和歌の解釈は、「子を持つ親の心は、闇というわけでもないのに、子供のこととなると、道に迷ったかのようにどうすればよいか分からずに混乱してしまう」といった感じでしょうか。
いつの時代も、子を思う親の気持ちは変わらないのだと、実感してしまいました。
ましてかくたぐひなき御ありさまどもなめれば、よにしらぬ心の闇にまどひ給ふも、ことわりなるべし。この文章の中にある、“心の闇”は『後撰和歌集』に収められている藤原兼輔の和歌
(ましてこのように類まれな御容姿なので、世に例のない深い親心の闇に迷われてしまうのも、ごもっともなことです。)
人の親の心は闇にあらねども子を思ふ道にまどひぬるかなに拠るものです。
この和歌の解釈は、「子を持つ親の心は、闇というわけでもないのに、子供のこととなると、道に迷ったかのようにどうすればよいか分からずに混乱してしまう」といった感じでしょうか。
いつの時代も、子を思う親の気持ちは変わらないのだと、実感してしまいました。