英語道(トラスト英語学院のブログ)

トラスト英語学院(長野県伊那市)塾長。英語指導や自身の英語学習雑感、趣味のランニングと筋トレについて綴ります(^^)

生徒からの質問

2008年08月28日 | 指導現場にて
私の授業は個別指導のため、受講している生徒の指導内容や進度は、それぞれ異なります。周囲に気兼ねなく、どんな質問もできるところも個別指導の良いところです。

しかし、塾以外の場所で自習していた時に、質問したいことが出てくるのは当たり前。そんな時のために、生徒には質問カードを常備させています。

英語の本質を突く質問も飛び出します。それらを私が独占するのはもったいないので、随時、質問とそれに対する私の回答を紹介していきたいと思います。

【質問】although と nevertheless の区別。
【回答】although は接続詞であるため、その後ろには、S + V + … の文型が続きます。
一方、nevertheless は“文修飾の副詞”と言って、一語で文全体にかかって修飾します。
ex.) He has a good command of English. Nevertheless, he is unwilling to speak English.


【質問】be injured と be wounded のニュアンスの違い。
【回答】be injured は、体のほか、外見・感情などが「傷ついている」という意味を表す最も一般的な表現です。
be wounded は、戦争や武器や刃物などで「負傷している」を表します。be wounded の方が重いイメージがあると捉えるといいでしょう。また、wounded は発音要注意語でもあります。


【質問】Duct tape was initially introduced to fix the ducts on heating and air conditioning units. 下線部の同義語が、なぜ primarily ではなく originally なのですか。
【回答】initially は、at the beginning of something の意。primarily は、mainly の意。
高校生が使う英和辞典で primarily を引くと、「①第一に、最初に;本来、元来 ②主として」と出ています。しかし、英英辞典では②の意味しか出ていません。
ある事象においていくつかの出来事が起こった場合、中心となるものを primarily と捉えます。そうすると、日本語では中心となるものを「本来」と訳してしまうので、このような誤解が出てくるものと思われます。



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コメント (2)
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