英語道(トラスト英語学院のブログ)

トラスト英語学院(長野県伊那市)塾長。英語指導や自身の英語学習雑感、趣味のランニングと筋トレについて綴ります(^^)

英検1級語彙問題分析

2008年10月23日 | TOEIC・英検など
2008年度第2回英検1級の語彙問題の分析です。

全25問の内訳は、単語は21問、イディオムは4問。

単語21問の正解選択肢のうち、何かの単語と結びついてセットフレーズ的に使われるものは、次の6つでした。
forge an alliance
be tantamount to
pique one's interest
a backlog of orders
in jeopardy
the salient points
対策としては、未知の単語を調べるとき、常に英英辞典を使い、どんな文脈で使われやすいか確認をしながら覚えます。

私が愛用している Longman では、このようなセットフレーズ的なものを太字で示していてくれるので、学習者のことを考えた嬉しい配慮です。

その Longman で《formal》、つまり、格式語として掲載されている単語は、以下の4つでした。
acrimony
surreptitiously
abscond
salient
Longman で《informal》、つまり、くだけた感じの略式語として掲載されている単語は、以下の2語です。
rustle up
rope in(to)
口語では滅多に使われない硬い語彙だけではなく、スラングとまでは言わないまでも、砕けた口語表現も出題されているのが分かります。

さて、気になるのは、受験者の多くが使用しているであろう『英検Pass単熟語1級』(旺文社)のカバー率です。

正解選択肢25語彙中、『Pass単』が見出し語で収録しているのは12語彙(=48%)、派生語で収録されてしているのは5語彙(=20%)でした。2つをあわせたカバー率は68%になります。『Pass単』を完璧にやっておけば、最低でも17問以上の正答率となるはずです。

上記のような分析は、毎日の語彙学習の検討材料になります。資格試験合格に向けた勉強をする場合は、過去問を繰り返しやって、その試験にあった勉強に特化することが、合格への近道です。


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コメント (2)
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