地元の進学校(と言っても私の母校ですが)で、2年生に『Next Stage』(桐原書店)が配布されました。
大学受験英語の定番参考書である『Next Stage』。現3年生までは、指定図書のように毎年一括採用されていました。しかし、生徒達の話によると、今年の2年生からは、新たに別の単語集とイディオム集に取って代わり、『Next Stage』は採用されない予定だったそうですが、生徒たちからの熱い要望で、ついに『Next Stage』の一括採用になったようです。
『Next Stage』に限ったことではありませんが、英語の勉強をしていて、新しい参考書を始める時のワクワク感はたまりません。2年生達も、今は真剣に取り組んでいます。
しかし不思議なもので、次第にその気持ちは薄れ、様々な理由をつけて、他の参考書や問題集に浮気したくなるのです。
「こんなのやってても力がつかない」
「単調でつまらない」
「紙質や二色刷りがいやだ」などなど・・・。
“女房と畳は新しいほうがいい”とはよく言いますが、果たしてそうなのでしょうか?
勝手知ったる女房と、自分のにおいが染み付いた畳ほど、落ち着くところはありません。
参考書や問題集も、「これだ!」と決めたものをとことんやってみるべきです。
中途半端はだめです。自分が信じた参考書を、何回も繰り返し、汚していく。そうすることで、手に馴染み、愛着が湧き、知識が血肉化していくのです。
一つのことを徹底する意義は、前回のエントリでお話しました。
参考書にも同じことが言えます。一冊を繰り返してやってみる。そこからすべてが始まります。
一冊すらできないのに、他の参考書に手を出しても、同じことの繰り返しになるだけです。
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勝手知ったる女房と、自分のにおいが染み付いた畳ほど、落ち着くところはありません。
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中途半端はだめです。自分が信じた参考書を、何回も繰り返し、汚していく。そうすることで、手に馴染み、愛着が湧き、知識が血肉化していくのです。
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