英語道(トラスト英語学院のブログ)

長野県伊那市の英語塾「トラスト英語学院」の塾長ブログです(^^)/
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想い出の refinance

2010年01月04日 | 英語勉強法
お正月の三が日は、『英検1級語彙・イディオム問題500』に取り組んでいましたが、P104 (6)に、次のような問題がありました。
The large reduction in interest rates has been ----- to people who want to refinance their home mortgages.

1. a boon
2. a request
3. an illusion
4. a delusion

(答えは 1. a boon)
この英文の refinance を見たときに、8年前の留学時代が自然と思い出されました。

留学2ヶ月目、各々が興味を持った新聞記事をもとに、クラス全員の前でプレゼンテーションをするという授業がありました。私が選んだ記事は、USATODAY の refinance(「〈ローン〉を借り換える」の意)に関するもの。当時、アメリカは空前の低金利で借り換えブームが起こっていたのです。

私は、留学するまで勤めていた銀行の支店では、「借り換えローンの鬼」でした。3ヶ月で2億円近い借り換えローンの契約をとったこともありました。銀行員時代の仕事の名残からこの記事を選び、当時使い始めたパワーポイントを何とか操り、プレゼンをしたのでした。

プレゼンの最後、担当の先生から質問され、その中の principal という単語の意味が分からずコミュニケーションが取れなかった苦い想い出もあります。後から、この時の principal の意味が「元金」だと分かり、合点が行ったことも思い出されます。

当時、日本から持参した英和辞典には refinance は載っておらず、改めて英英辞典の効用にも気付かされました。また、このプレゼンを通じて、自分の得意分野の語彙は覚えやすいと分かり、その後のボキャビルにプラスの影響を与えてくれました。

このように、留学の実場面で覚えた単語が英検1級の問題集に収録されているということは、やはり英検1級は単なる難しい語彙を出題しているのではなく、実用的な語彙の知識を試しているのだという証になると思います。

因みに、Longman では refinance を次のように定義しています。
to borrow or lend money in order to change the way someone pays back a debt


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