英語道(トラスト英語学院のブログ)

トラスト英語学院(長野県伊那市)塾長。英語指導や自身の英語学習雑感、趣味のランニングと筋トレについて綴ります(^^)

家庭環境と学習習慣

2013年02月23日 | 子育て
久しぶりに、我が家の子育ての話をしたいと思います。

長男(小3)が現在興味を持っているものは、百人一首、算数、スキーなどです。子どもが何に興味を持っているか分かれば、親としても普段からそのことが気になるはずです。

先日、指導していた高3生が第一志望の大学に合格、親御さんがわざわざ菓子折りを持ってきて下さいました。梱包紙には百人一首が書かれており、和をモチーフにしたお菓子でした。そして菓子箱が入っていた大きな袋には、小さな字で百人一首がズラリと記されていました。「息子にこの袋を見せたら喜ぶだろう!」と思い、捨てずに持ち帰りました。するとどうでしょう、数日後にはこの姿。
袋に書かれている百人一首と手もちの百人一首の札を合わせる遊びが始まりました。これだけでも立派な学習だと思います。子供の考えることは素晴らしいですね。

また先日、最大の素数が発見されたという新聞記事が目に留まりました。算数が好きな長男。絶対に興味を持つと思い、さりげなく記事の切り抜きをリビングテーブルの上に置いておきました。すると『親子で学ぶ数学図鑑』の素数ページを開き、興味深そうに記事を読む長男の姿を目にすることができました。
我が子が何に興味を持っているか知るためには、普段のコミュニケーションが大事になってきます。しかし、男親の場合、仕事で子供との会話が少なくなりがちです。ご多聞に漏れず私も、夜帰ってくると子供は寝てますし、お休みは日曜だけです。そのため、妻から毎日子供の様子を聞き、できる限り共通の話題がもてるよう心がけています。そして、子どもが興味を持っていることを何らかの形で学習につなげることを考えています。

子供の学習習慣は、幼少の頃からの家庭環境で決まります。小学生の時にゲームを好きなだけさせておいて、「中学になったんだから、ゲームをやめて勉強しろ」と言っても無理な話です。子供たちは間違いなく反抗します。そんな子供の態度に親はもっと命令口調になり、子供はさらに反抗し・・・。こうして親子関係が崩れていきます。心が安らぎを感じられなくなった家庭で勉強などできる訳がありません。これは学習塾という現場で様々な親子を見てきたからこそ言える、例外のない事実です。

だからと言って幼少の頃からの勉強の押し付けもいけません。知らないうちに勉強している環境を作り出す工夫や努力が、親に求められています。何事においても押し付けはせず、子供としっかり話し合います。勉強する意義も話し合います。もし何か断ちたい習慣(例えば、ゲームやテレビ)があれば、話し合い、親もいっしょに我慢したり、目標に頑張っている姿をみせることも大切です。


コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする