英語道(トラスト英語学院のブログ)

トラスト英語学院(長野県伊那市)塾長。英語指導や自身の英語学習雑感、趣味のランニングと筋トレについて綴ります(^^)

公立中高一貫校合格のための条件

2015年12月17日 | 公立中高一貫校受検
ちょうど2年前の記事で記していましたが、公立中高一貫校に合格するための必要条件を再掲します。2年前は主に書籍や過去問を通じて自分なりにまとめたものでしたが、長男への指導を経験して、その考えは間違っていなかったと確信しています。


①将来の夢が明確である。

②公立中高一貫校合格は、①の夢を実現するための一歩に過ぎないと自覚しており、合格が目的化していない。その先を見ている。

③勉強について親子で十分にコミュニケーションが取れている。勉強や受検について、時間をかけて話し合っている。

④基礎学力がある。公立中高一貫校では知識を直接問う問題は出題されませんが、やはり、小学校で習うこと以上の知識があり、人より秀でた得意科目がある。

⑤疑問に思ったことがあれば、すぐに「なぜだろう」と考える。

⑥新聞を読んでおり、世の中で起こっていることに興味がある。


①と②について。合格することはもちろん大切ですが、その先にある大きな夢を追いかけることで気持ちに余裕が出てきます。

③について。親の勝手な意志で受検を進めると、普段の勉強姿勢について口論になったり、合格できなかった場合のフォローが難しくなります。受検は子ども自身の強い意志が必要です。

④について。学校の勉強が簡単だからと言って手を抜いてやっていると内申点が悪くなるばかりか、基礎力が揺らぎ、受検対策の勉強にもそのような姿勢が反映されます。そして、各科目とも当該学年より先のことを自学で進めていき、さらに得意科目を作ることも望まれます。長男の場合、漢検3級・英検3級(共に中学3年修了レベル)、数検5級(中1修了レベル)に合格していました。地図好きが昂じて地理の知識は大学入試でも通用する単元があります。早稲田大学の入試問題でも満点を取れた大問もありました。

⑤について。世の中の出来事について、親から子どもに「なぜだと思う?」という質問を投げかける習慣を作るといいと思います。それに対して、論理的に順序立てて説明してあげるようにすると、子どもも論理的に考えるようになります。

⑥について。長男は小4の頃から毎朝30分は朝刊を読んでいます。そして朝食の時に、気になった記事を話してくれ、食卓での会話が弾みます。公立中高一貫校の入試問題は物凄い量の文を読まなければなりません。新聞を読むことで、長文に対するスタミナも培われます。


以上が全てではありませんが、一つでも欠けていると、普段の学習や適性検査本番・面接試験でその点が露呈します。


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