英語道(トラスト英語学院のブログ)

長野県伊那市の英語塾「トラスト英語学院」の塾長ブログです(^^)/
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不都合な事実

2019年09月14日 | 2020年大学入試制度改革
自分自身の英語学習経歴と15年以上に及ぶ指導経験に基づいて、「これらを知らないと大学入試では戦えないし、英語なんか一生できるようにならない!」という基本イディオムと語彙100問を、この時期に高3生にテストしています。毎年のことなので、内容や意図についての詳しいことは以前のブログ記事「暗記を徹底せよ」や「変わる高3生」をお読みいただければ幸いです。

さて、この100問を知らないで第一志望の大学に合格しようとするのは、例えるなら、ランニングを普段していないのに「フルマラソンで3時間を切ります!」と言うのと同じことです。無理なものは無理。この程度のことさえも知らなければ、英語を読む・聴く・書く・話すのいずれもできません。知らなきゃできない、当然のこと。

そして、これは事実として・・・。英検2級に合格している生徒でも毎年30問前後しか出来ません。ひどい場合は15点前後もいます。その程度の英語力でも受かってしまうのが英検2級です。それを大学入試で代用しようとしているのです。これは、民間試験導入を進める上では、明らかに不都合な事実。こんなんで学生の英語の実力を担保できるのか。しかも、内容・レベルの違う民間試験を一律に比較できるのか。甚だ問題です。従来のセンター試験の英語で1点刻みの方が公平・公正で、誰もが納得できるはずです。

昨夜は中秋の名月。日本の大学入試制度改悪に心が揺れ動きますが、たまには綺麗な月を愛でて、気持ちを落ち着かせよう。

KAGAYAさんのTwitterより
※写真の掲載については、KAGAYAさんがツイートで許諾されています


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