ワシントン大学留学仲間であり(株)ボーダレス・ジャパン代表取締役社長の田口君の初著『9割の社会問題はビジネスで解決できる』を読了。
経済活動(=ビジネス)で生じた問題こそビジネスで解決しようとする「ソーシャルビジネス」の発想が本著では述べられています。理想論が述べられているのではなく、著者の田口君が自身で現場で向き合ってきた経験論に基づいています。そして、一人でも多くの人が興味を持ち、ソーシャルビジネスで起業できるよう、その手法が余すところなく語られています。自ら培ってきたノウハウを惜しみなく出せるその根底あるのは、社会を、世の中を、本当により良い世界にしたい、困っている人を助けたいという利他主義の権化とも言える田口君だからこそなせる業です。
私が著者の田口君と出会ったのは、2001~2002年のワシントン大学留学中でした。早稲田大学を休学して留学していた彼は、当時から「世の中にインパクトを与える仕事をしたい」と血気盛んでした。あれから20年が月日が流れ、その思いを見事に体現してきた彼の言葉に触れてみて下さい。
経済学で「市場の失敗」と言われるものがあります。
市場の失敗「神の見えざる手」とも言われ、経済学において万能であるはずの市場ですが、そのメカニズムでは解決できない諸問題が出てきます。何も難しいことではありません。公害、貧困、失業、社会的失業など、効率性を求める経済活動のおかげで生じてしまう負の部分はすべて「市場の失敗」です。その失敗に対処するために政府が存在するのですが、なかなか効果的な成果は出ていないのも現実。
市場メカニズムが働いていても、経済的な効率的配分(パレート効率性Pareto efficiency、パレート最適)が達成されない状況をいう。近代経済学では、独占・寡占、売買する市場の不完備、買い手の知りえない商品情報を売り手がもっているなどの情報の非対称性、電力会社などの費用逓減産業の存在、ある経済主体の経済活動が他の経済主体の経済活動に対して与える外部効果などが原因となって、公害や地球温暖化などの環境破壊、商品品質の低下などの市場の失敗が起きるとしている。(コトバンクより)
経済活動(=ビジネス)で生じた問題こそビジネスで解決しようとする「ソーシャルビジネス」の発想が本著では述べられています。理想論が述べられているのではなく、著者の田口君が自身で現場で向き合ってきた経験論に基づいています。そして、一人でも多くの人が興味を持ち、ソーシャルビジネスで起業できるよう、その手法が余すところなく語られています。自ら培ってきたノウハウを惜しみなく出せるその根底あるのは、社会を、世の中を、本当により良い世界にしたい、困っている人を助けたいという利他主義の権化とも言える田口君だからこそなせる業です。
私が著者の田口君と出会ったのは、2001~2002年のワシントン大学留学中でした。早稲田大学を休学して留学していた彼は、当時から「世の中にインパクトを与える仕事をしたい」と血気盛んでした。あれから20年が月日が流れ、その思いを見事に体現してきた彼の言葉に触れてみて下さい。