今回の英検準1級の長文問題で、Impostor Syndrome について論じた文章が出題されました。
毎年のことですが、能力が高く、第一志望の大学に合格できる可能性を秘めているのに、自分の能力と可能性を信じることができずに自信をなくし、さまよっている受験生がいかに多いことか。私自身もそうでしたが、中学の時はそこそこできたのに、高校で自信をなくし、勉学に自信が持てなくなってしまう地方の進学校に通う生徒が多いです。その殻を打ち破るには、自分の努力を認め、自己肯定感を抱くようになることです。
大学受験は、再び自己肯定感を持てるようになる過程そのものだと思います。
これから本格的に大学受験に向かおうとしている高校生たちよ。己の歩んできた道と残してきた結果は、欺瞞や嘘ではない。詐欺師なんかじゃない。更なる達成感を味わい、自分自身の存在を肯定できるよう、目の前の勉強に取り組もう。
Impostor Syndrome(インポスター症候群)
自分の達成を内面的に肯定できず、自分は詐欺師であると感じる傾向であり、一般的には、社会的に成功した人たちの中に多く見られる。ペテン師症候群、詐欺師症候群とも呼ばれる。
この言葉は、1978年に心理学者のポーリン・R・クランスとスザンヌ・A・アイムスによって命名された。この症候群にある人たちは、能力があることを示す外的な証拠があるにもかかわらず、自分は詐欺師であり、成功に値しないという考えを持つ。自分の成功は、単なる幸運やタイミングのせいとして見過ごされるか、実際より能力があると他人を信じ込ませることで手に入れたものだと考える。インポスター症候群は、特に社会的に成功した女性に多いとする研究もある。
(Wikipediaより)
毎年のことですが、能力が高く、第一志望の大学に合格できる可能性を秘めているのに、自分の能力と可能性を信じることができずに自信をなくし、さまよっている受験生がいかに多いことか。私自身もそうでしたが、中学の時はそこそこできたのに、高校で自信をなくし、勉学に自信が持てなくなってしまう地方の進学校に通う生徒が多いです。その殻を打ち破るには、自分の努力を認め、自己肯定感を抱くようになることです。
大学受験は、再び自己肯定感を持てるようになる過程そのものだと思います。
これから本格的に大学受験に向かおうとしている高校生たちよ。己の歩んできた道と残してきた結果は、欺瞞や嘘ではない。詐欺師なんかじゃない。更なる達成感を味わい、自分自身の存在を肯定できるよう、目の前の勉強に取り組もう。