だいぶ前から起きていたフロントデフのシャフトシー部分からのオイル漏れ。
車を駐めていると、下に滴れたオイルの痕跡が時々有る。
今年の夏に車検があるので、このままだと通りませんから、 涼しい今のうちに整備をしておきます。
2時間だけ時間給をもらって作業を開始。
ジャッキで車をあげたら、リジッドラックにて固定。
これが無いと、あっさり死にます。
リジッドラック使わない場合は、車が突然落ちても下敷きにならない様な作業のみ。
出来るだけ車の下に入らないのが僕ですけど、 今回の整備はある程度下に入らないと出来ませんのできちっと掛けています。
まずは右側からですが、 エアインパクト使っての作業なのであっという間に全体がバラケテ行きます。
本当にインパクトは便利ですね。
シャフトを引き抜きますが、特に問題無く、アッサリ抜けました。
シャフトの刺さっているシール部分ですが、 写真の様にオイルでギトギト。
ドライバーでシールを抉り出して新品と比較。
新品のシールには初めからグリスが塗布されています。
好感持てますね~こういったのは。
企業としての態度がこういったところにもろに現われてきます、
ダイハツとはえらい違い・・・・・
オイルシールですが、手で初めは取り付けて、その後はラバーハンマーで全体を軽く叩いて入れていきます。
シールの面とケースの面が合えばOK!.
僕の場合、 シールより幅のある板を使って最後は打ち込みます。 簡単に面が合うからですね。
シールが入ればシャフトを差し込み、バラした逆の手順で組んで終わり。
次に、左側。
こちらも普通に分解。
こちらのシャフトは右と違って短いのですけど、Cクリップが入っているので簡単に引き抜けず、初めはドライバー、そして、ある程度抜けてきたらレンチをテコにしてシャフトを抜きました。
引き抜きに、バール使う人が多いです。
抜けたシャフト。
こちらも右ほどではありませんが、漏れたオイルにホコリが堆積して全体を覆っています。
シール部分はこんな感じ。 漏れが殆ど無く比較的綺麗です。
シールを交換して、シャフトを戻しますが、こちらは何故かシャフトが中々入らず、しかも異常に堅い。
何度かシャフトを抜いて、先端のスプライン部分に問題が無いか?を確認して、Cクリップも状態確認。
特に問題があるはずもなく、でも何故かひたすら堅い。
クリップ外して差し込んで見たらすんなり入りますので、 クリップが有る事で入りにくいようです。
しかし・・・・・ある程度堅いのは仕方ない(シャフト脱落防止の為に)のですが、それにしてもやたらと堅いんだけど、なんで?
仕方ないので、ブレーキディスクを外し、 シャフトを針金で吊るようにして、できる限りストレートになる状態を造り出して、デカイソケットを噛ましてハンマーで叩き込み。
途中まではやたらと意味不明に堅くて、 その後はすんなりと入りました。
左側を全部組み上げると、 デフオイルの交換開始。
約15万㎞走っていて、一度も交換した事がありませんので。
真下のドレンを開けて、全部オイルを抜くと、プラグを戻して、 サイドにある給油口を開けてオイルを充填。
適量以上入ると、給油口から漏れてくるので、後はプラグで塞いだら終わり。
フロントのシール交換とデフオイルの交換が終わったので、ついでに、リアのデフオイルも交換。
フロントと同じ様に プラグを開けて 交換。
オイルを入れれば終わり。
ちなみに、 デフオイルを太陽光にあててみると、 含まれた鉄粉が反射してこんな風に見えます。
以上です!
本当に気持ちのよい五月晴れだな~今日は ウン!