GetUpEnglish

日常よく使われる英語表現を毎日紹介します。毎日日本時間の午前9時までに更新します。英文執筆・翻訳・構成・管理:上杉隼人

GetUpEnglishについて

毎日更新! GetUpEnglish Updates Every Day! Since April 1, 2006 (c) 2006-2024 Uesugi Hayato(上杉隼人)

FM桐生ギミアブレイク「Happy Smile」にゲスト出演します。

2021-07-20 11:56:50 | お知らせ

本日、FM桐生ギミアブレイク「Happy Smile」にゲスト出演します

FM桐生

7月20日(火)19:06から

再放送

7月21日(水)11:05から

です。

PCはこちらのページで視聴できます。

https://fmplapla.com/fmkiryu/

ブラウザ版プレーヤーでご視聴いただくか、アプリをダウンロードしてください。

『ハックルベリー・フィンの冒険』『最後のダ・ヴィンチの真実』『スター・ウォーズ』『アベンジャーズ』などなど、これまでの翻訳について、英語学習について、お話します!

 ぜひチェックしてみてください!

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FM桐生ギミアブレイク「Happy Smile」にゲスト出演します。

2021-07-06 19:57:22 | お知らせ

FM桐生ギミアブレイク「Happy Smile」にゲスト出演します。

FM桐生

7月20日(火)19:06から

再放送

7月21日(水)11:05から

です。

PCはこちらのページで視聴できます。

https://fmplapla.com/fmkiryu/

ブラウザ版プレーヤーでご視聴いただくか、アプリをダウンロードしてください。

『ハックルベリー・フィンの冒険』『最後のダ・ヴィンチの真実』『スター・ウォーズ』『アベンジャーズ』などなど、これまでの翻訳について、英語学習について、お話します!

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ハックルベリー・フィンの冒険(上) マーク・トウェーン(著/文)上杉 隼人(翻訳)にしけいこ(著/文)

2021-04-16 22:13:40 | お知らせ

講談社青い鳥文庫
ハックルベリー・フィンの冒険(上)

マーク・トウェーン(著/文)上杉 隼人(翻訳)にしけいこ(著/文)
発行:講談社
新書判  272ページ
定価 740円+税
ISBN978-4-06-523558-4   COPY
ISBN 139784065235584   COPY
ISBN 10h4-06-523558-8   COPY
ISBN 104065235588   COPY
出版者記号06   COPY
 
CコードC8297
児童 新書 外国文学小説
発売予定日2021年6月16日

https://www.hanmoto.com/bd/isbn/9784065235584

紹介
19世紀のアメリカ南部。何ものにもとらわれない自然児のハックルベリー・フィンは、ダグラスさんの未亡人の家での生活にも、学校の勉強にもうんざり。乱暴者の父親からも逃げ出して、黒人奴隷のジムとともにミシシッピ川を下る旅に出る--。アメリカ文学史上に燦然と輝く名作が、読みやすい新訳でよみがえる!

<世界の名作 小学上級・中学から すべての漢字にふりがなつき>

著者プロフィール
マーク・トウェーン  (マーク・トウェーン)  (著/文)
1853年、アメリカ合衆国ミズーリ州に生まれる。幼いときに父が死亡したので、12歳で実社会に出、見習い印刷工をしながら文章をおぼえる。蒸気船の水先案内人などをした後、新聞記者として成功。『キャラべーラス郡の有名なとびがえる』『赤毛布外外遊記』で人気を得、『トム・ソーヤーの冒険』『王子と乞食』などでアメリカ文学の頂点に立つ。1910年没。

上杉 隼人  (ウエスギ ハヤト)  (翻訳)
翻訳者、編集者、英語・翻訳講師。早稲田大学教育学部英語英文学科卒業、同専攻科(現在の大学院の前身)終了。『アベンジャーズ エンドゲーム」(講談社)ほか、マーベル、アベンジャーズ、ディズニー関連の書籍を多数翻訳。訳書に『スター・ウォーズ』(全作[エピソード1~9]、講談社)、『21匹のネコがさっくり教えるアート史』(すばる舎)など多数(70冊以上)

にしけいこ  (ニシケイコ)  (著/文)
画家/にしけいこ
12月26日鹿児島県生まれ。漫画家、イラストレーター。都留文科大学国文学科卒業。在学中にデビューし、教員を経て、漫画家として独立。西炯子名義の作品に、『ひらひらひゅ~ん』(新書館)、『亀の鳴く声』(小学館)など多数。にしけいこ名義での仕事に、「都会のトム&ソーヤ」シリーズ(講談社)、『坊っちゃん』(講談社青い鳥文庫)などの挿絵がある。

 

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Today, 1 April 2021, marks the FIFTEENTH anniversary of GetUpEnglish!

2021-04-01 00:08:59 | お知らせ

Today, 1 April 2021, marks the FIFTEENTH anniversary of GetUpEnglish!

 I want to thank all of the people who have come to this site to learn English.  

 Please keep clicking on GetUpEnglish in the coming year!

 I thank you 3,000!

 April 1, 2021 

 Hayato Uesugi

  GetUpEnglishは2006年4月1日に開始し、本日で15周年(!)を迎えることができました。2014年10月17日にはGooのブログに移行し、検索機能も充実しました。上杉隼人が日常の英語学習、翻訳(英日、日英)、インタビュー、英文ライディングなどでわからなかったことも結構掲載しているので、ぜひ翻訳などの参考にしていただけますと、うれしいです。

 どうか今後ともGetUpEnglishをよろしくお願いいたします。

 みなさまに3000回感謝します!

   2021/04/01  上杉隼人

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『われらが背きし者』

2020-11-05 07:05:42 | お知らせ

『ラスト・タイクーン』ほか、大変な力作を何冊も訳している神翻訳者の上岡伸雄先生と1冊だけ共訳させていただいております。

 ジョン・ル・カレ『われらが背きし者』(岩波書店)

 https://www.iwanami.co.jp/book/b264459.html

 この貴重な経験によって、今のわたしがあることは間違いありませんし、このあとまったく幸運なことに、アベンジャーズやスター・ウォーズものを含めて翻訳書を刊行する機会に多く恵まれていますが、この本は必ず訳者紹介で言及させていただいております。

 わたしにとって、もっとも誇らしい業績のひとつですし、今後もずっとそうです。

 

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最後のダ・ヴィンチの真実 510億円の「傑作」に群がった欲望

2020-09-23 13:24:18 | お知らせ

最後のダ・ヴィンチの真実

510億円の「傑作」に群がった欲望

ベン・ルイス・著/上杉隼人・訳

¥3,200(本体)+税   発売日:2020年10月05日

https://www.shueisha-int.co.jp/publish/%e6%9c%80%e5%be%8c%e3%81%ae%e3%83%80%e3%83%bb%e3%83%b4%e3%82%a3%e3%83%b3%e3%83%81%e3%81%ae%e7%9c%9f%e5%ae%9f

13万円で落札された絵画は、なぜ12年で510億円になったのか?

アートの価値は誰がどのように決めるのか、価値と値段は比例するのか――。

最後のダ・ヴィンチ作品の発見として注目を集め、その後、史上最高額の510億円で落札され話題となった男性版モナリザ『サルバトール・ムンディ』。

その謎に包まれた足跡を追う中で見えてきた美術界の闇。衝撃のノンフィクション!

アートをとりまく桁違いの華々しさと、深い闇

この本には、中世の王侯貴族のコレクターたち、修復家、怪しげなディーラーから、現代の美術界の頂点から最下層にいる人びとまで、さまざまな個性的な人物が登場する。2005年に『サルバトール・ムンディ』を「発見」した美術商アレックス・パリッシュは、ニューヨーク近代美術館のギフトショップから美術の世界に入った、まさにその底辺にいた人物だった――。

さながら「男性版モナリザ」をめぐるミステリー小説

ギャラリスト、オークショニア、コレクター、修復家、批評家、そしてタックスヘイブンにあるフリーポートを使って誰にも知られず密かに絵画を売買する超富裕層の存在――著者の筆はそれぞれの仕事の詳細や理想、葛藤、プライド、そして欲を残酷なまでに赤裸々に描き出す――510億円の「傑作」男性版モナリザに群がった欲望の先に見えたものとは。

ダ・ヴィンチは自分の絵のたどった運命に満足しているだろうか

修復前の「大破」した状態の画像ほか、ダ・ヴィンチが『サルバトール・ムンディ』のために描いたスケッチや、弟子による複製画など、多数の貴重な画像をカラーで掲載。

特に、『サルバトール・ムンディ』の「修復」の各段階の画像を詳細に比較して見ることができるため、あまりの違いに驚愕するに違いない。果たしてこれは許される「修復」の範囲なのか、ぜひその目でお確かめいただきたい。

【内容】

没後500年を経て関心が高まっているレオナルド・ダ・ヴィンチ。その幻の名画『サルバトール・ムンディ(世界の救世主)』は、100年ぶりに美術市場に現れた当初、わずか1175ドル(約13万円)で売買されたが、その12年後の2017年にクリスティーズのオークションで美術品としては史上最高額である4億5030万ドル(約510億円)で落札された。

ダ・ヴィンチ最後の個人所有作品であり長年行方不明だったその名画はどこにあったのか、誰が落札したのか、そもそも本当にダ・ヴィンチの真作なのか――謎に包まれた「男性版モナリザ」に世界が注目した。

1500年頃に制作されたこの小さなキリスト画が、1649年のイングランド王チャールズ一世処刑後、20世紀にアメリカの無名で善良な美術愛好家の手に渡り、そこから再び表舞台に登場するまでを詳細に追う。

「大破」していた作品を修復した結果、真作と判定され、所有者となったロシア人大富豪により再びオークションに出品、サウジアラビアの謎の人物に落札された「最後のダ・ヴィンチ」の陰には歴史・経済・政治も絡む推理小説さながら様々な人物・組織がうごめいていた!

【書評】

■まるでアガサ・クリスティのミステリー小説を読むかのようだ

……………『ニューヨーク・レビュー・オブ・ブックス』

■美術市場の腐敗と恥部を暴露……………『デイリー・メール』

■1枚の絵が510億円もの値段で取引された「巧妙なトリック」を生々しく抉り出す……………『フィナンシャル・タイムズ』

商品情報

書名(カナ)    サイゴノダヴィンチノシンジツ ゴヒャクジュウオクエンノケッサクニムラガッタヨクボウ

判型    四六判

ページ数           472ページ

ジャンル           ノンフィクション

ISBN  978-4-7976-7387-6

Cコード           0098

著者略歴

ベン・ルイス(Ben Lewis)

母国イギリスを中心に、著者、ドキュメンタリー・フィルム制作、美術評論などで活躍。著書に共産主義政権を揶揄した『ハンマーでくすぐる』(2008)、ドキュメンタリー・フィルムに現代美術について論じたテレビ・シリーズ『アート・サファリ』(2003~05)がある。

上杉隼人(うえすぎ・はやと)

翻訳者(英日、日英)、編集者、英語・翻訳講師。早稲田大学教育学部英語英文学科卒業、同専攻科(現在の大学院の前身)修了。訳書に『スター・ウォーズ』[全作、I~IX]『アベンジャーズ エンドゲーム』(共に講談社)ほか多数。

目次

プロローグ レオナルドの伝説

1 ロンドンへのフライト

2 埋もれた宝

3 感じる(、、、)!

4 青の手がかり

5 ヴィンチ、ヴィンチア、ヴィンセット

6 サルバトールのすり替え

7 復活

8 数多くの『サルバトール・ムンディ』

9 天上会議

10 地上最大のショー

11 おい、クックは手放したぞ

12 オフショアの偶像(アイコン)

13 一九分間

14 ニューオーリンズに一軒の家がある

15 砂漠に立ちのぼる蜃気楼

日本の読者の皆さんへ 『サルバトール・ムンディ』は今どこに?

関連リンク

ベン・ルイス(Ben Lewis)ホームページ

著者より日本の読者に向けた特別インタビュー動画(上杉隼人のブログGetUpEnglishより)

https://www.shueisha-int.co.jp/publish/%e6%9c%80%e5%be%8c%e3%81%ae%e3%83%80%e3%83%bb%e3%83%b4%e3%82%a3%e3%83%b3%e3%83%81%e3%81%ae%e7%9c%9f%e5%ae%9f

 

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最後のダ・ヴィンチの真実 510億円の「傑作」に群がった欲望

2020-08-13 15:01:30 | お知らせ

ついに10月発売。

https://books.shueisha.co.jp/items/contents.html?isbn=978-4-7976-7387-6

--------------------------------------------------------

最後のダ・ヴィンチの真実 -510億円の「傑作」に群がった欲望- (日本語) 単行本 – 2020/10/5

ベン・ルイス (著), 上杉 隼人 (著)

13万円で落札された絵画は、なぜ12年で510億円になったのか?

アートの価値は誰がどのように決めるのか、価値と値段は比例するのか――。

最後のダ・ヴィンチ作品の発見として注目を集め、その後、史上最高額の510億円で落札され話題となった男性版モナリザ「サルバトール・ムンディ」。

その謎に包まれた足跡を追う中で見えてきた美術界の闇。衝撃のノンフィクション!

ギャラリスト、オークショニア、コレクター、修復家、批評家、そしてタックスヘイブンにあるフリーポートを使って誰にも知られず密かに絵画を売買する超富裕層の存在――510億円の「傑作」に群がったさまざまな欲望の先に見えたものとは。

修復前の〈大破〉した状態の画像ほか、ダ・ヴィンチが「サルバトール・ムンディ」のために描いたスケッチや、弟子による複製画など、多数の貴重な画像をカラーで掲載。

【内容】

没後500年を経て関心が高まっているレオナルド・ダ・ヴィンチ。その幻の名画「サルバトール・ムンディ(世界の救世主)」は、100年ぶりに美術市場に現れた当初わずか1175ドル(約13万円)で売買されたが、その12年後の2017年にクリスティーズのオークションで美術品としては史上最高額である4億5030万ドル(約510億円)で落札された。

ダ・ヴィンチ最後の個人所有作品であり長年行方不明だったその名画はどこにあったのか、誰が落札したのか、そもそも本当にダ・ヴィンチの真作なのか――謎に包まれた「男性版モナリザ」に世界が注目した。

1500年頃に制作されたこの小さなキリスト画が、1649年のイングランド王チャールズ一世処刑後、20世紀にアメリカの無名で善良な美術愛好家の手に渡り、そこから再び表舞台に登場するまでを詳細に追う。

「大破」していた作品を修復した結果、真作と判定され、所有者となったロシア人大富豪により再びオークションに出品、サウジアラビアの謎の人物に落札された「最後のダ・ヴィンチ」の陰には歴史・経済・政治も絡む推理小説さながら様々な人物・組織がうごめいていた!

【プロフィール】

ベン・ルイス(Ben Lewis)

母国イギリスを中心に、著者、ドキュメンタリー・フィルム制作、美術評論などで活躍。著書に共産主義政権を揶揄した『ハンマー・アンド・ティックル』(2008)、ドキュメンタリー・フィルムに現代美術について論じたテレビ・シリーズ『アート・サファリ』(2003~05)がある。

訳者 上杉隼人(うえすぎ・はやと)

翻訳者(英日、日英)、編集者、英語・翻訳講師。早稲田大学教育学部英語英文学科卒業、同専攻科(現在の大学院の前身)修了。訳書に『スター・ウォーズ』[全作、I~IX]『アベンジャーズ エンドゲーム』(講談社)ほか多数。

https://books.shueisha.co.jp/items/contents.html?isbn=978-4-7976-7387-6

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『ビジネスデータサイエンスの教科書』訳者あとがき

2020-07-10 23:32:30 | お知らせ

『ビジネスデータサイエンスの教科書』

 訳者あとがき

 ビジネス形態の大きな変化にともない多くの企業がデータを高度に活用する現在、ビジネスタスクを理解し、データ分析が可能なジェネラリスト(=ビジネスデータサイエンティスト)があらゆる状況で求められている。こうした人材の養成が遅れていることもあり、専門の教育を受けていなくてもビジネスデータサイエンティストに必要な技能と知識を学んでいる人たちも増えている。

 だが、データサイエンスの分野は情報が錯綜していることもあり、初心者には理解が難しい。何をどう調べていいかわからないということもあるだろう。

 本書はシカゴ大学のMBA(経営学修士)教育課程から生まれた『ビジネスデータサイエンスの教科書』(Matt Taddy, Business Data Science: Combining Machine Learning and Economics to Optimize, Automate, and Accelerate Business Decisions, 2019)であり、そんな人たちのための待望の1冊と言えるだろう。

 

 著者は学術界、実業界(マイクロソフト、イーベイ、アマゾンなど)での経験を通じて「専門家でなくともかなり有能なデータサイエンティストになれる」と考えており、そのために必要な情報をすべて注ぎ込んでいる。統計学、経済学、機械学習のツール、重要な原則、ベストプラクティスといったことが適切に提示され、専門外の人でもデータサイエンスティストに必要なことを効果的に学べるだろう。

 著者は本書の「イントロダクション」で、ビジネスにおいてデータサイエンスを用いるとどのような意思決定が期待できるか、具体例を示しながら論を進める。最近 10 年間のデータ分析革命の原動力となった機械学習およびビッグデータについても、統計学と合わさることでデータサイエンスという新しい分野が誕生した経緯を明かしながら、本書の議論の範囲を明確にする。本書を通して使用されている高水準なスクリプト言語「R」とその利用環境も、ここで簡単に紹介される。

 以降の10 章で、著者はデータサイエンスで扱うデータ分析の最新手法と関連技術を順次取り上げる。各章において、まず「取り上げるトピックの背景や重要性」をまとめた上で、「具体的な分析手法、技術」を論じることになる。データ分析の手法や関連技術の統計学的・数学的根拠の解説、具体的事例でのR のコードスクリプト、出力結果(表やグラフなど)とその見方、考慮点や検討事項、代替案などが詳細かつ具体的に論じられるので、読者は様々なことが学べるはずだ。

 第1章「不確実性」では、データの不確実性とその評価および対処方法という、すべての手法に共通する重要課題について解説する。つづく第2 章「回帰」で、教師あり(予測型)の代表的分析手法である各種の回帰分析について述べたあと、第 3 章「正則化」でモデルの不確実性への対応の議論に移る。第4 章「分類」でふたたび分析手法に戻り、予測のための分類に関する各手法が論じられる。

 第5 章「実験」と第6 章「統制変数」では、本書の特徴と言える「因果関係を探求するための実験計画法」と「実験まではできない状況(観察研究)における統制対象の扱い方」についての解説がなされる。第7 章「因子分解」でふたたび分析手法に戻り、「教師なし」(発見型)の手法として、因子分解に関連する代表的方法が提示される。

 ここまではデータサイエンスという言葉が使われるようになる以前から行なわれていた構造化データの分析手法が中心であるが、第8 章「データとしてのテキスト」では非構造化データを扱うテキストマイニングが解説される。つづく第9 章「ノンパラメトリック手法」では、データの分布に関して仮定を設けないこの手法に触れる。最後の第10 章「人工知能」で、データサイエンスにつづく新たな技術革新である人工知能(AI)を技術的観点から解説する。

 本書で取り扱う技術手法は幅広く、時に自身の論文を引用しながら著者自らが創出した手法も紹介する。実例のデータを多用し、理論をあてはめることで、実践における要点も押さえられている。その過程でR のコードを提示し、読者の技能習得を促している。コードについても先端的で、本書に使用されるパッケージには著者自身が最適なものを開発して開発者コミュニティに提供しているものもある。

 以上のことから、さらに研究を進めたい人にも非常に重要な1 冊となるだろう。

 

 マット・タディ氏は、2008 年から2018 年、シカゴ大学ブース・スクール・オブ・ビジネスにおいて計量経済学および統計学の教授を務め、大学のデータサイエンスの教科課程を作り上げた。マイクロソフトの主席研究員やイーベイのリサーチ・フェローといった産業界の役職も歴任し、2018 年にシカゴ大学を離れ、アマゾン・ドット・コムにバイス・プレジデントとして迎えられた。現在はアマゾンにおいて詳細なデータ分析をもとにオンラインリテール戦略をすすめる。

 そんな著者の深く幅広い見識が存分に発揮された本書の翻訳は非常にきびしいものとなった。新しいことも数多く書かれているため、日本語の訳語がまったくない、定着した概念も確認できないというケースに何度もぶつかったが、似た概念に訳語があればそれにあわせるなどして日本語として無理なく読めるように心掛け、読者がさらに調査ができるように英語表記も必要に応じて付記した。 

 翻訳作業においては、訳者のひとり井上毅郎が職場でともにデータサイエンスに取り組む清政貴文氏と梅元裕一氏に一方ならぬお世話になった。清政氏、梅元氏に深く感謝申し上げる。また同じく井上が東京工業大学大学院時代にデータ分析の指導を受けた山口しのぶ教授(現在、国際連合大学サステイナビリティ高等研究所所長を兼務)、髙田潤一教授(現在、東京工業大学副学長を兼務)にも、この場を借りて謝意を表する。

 本書はアマゾン・ドット・コムの本国のサイトのEconometrics & Statistics やMathematical &Statistical Software やBusiness Mathematics などのカテゴリーで(No.1 を含めて)常に上位にランキングされるなど、すでに世界中で広く読まれている。この大変な話題作の訳者に抜擢してくださったすばる舎の徳留慶太郎代表取締役社長と田中智子編集長に深く感謝する。また、きびしい翻訳作業を後押ししてくださり、編集段階に入っても訳文の確認のほか、図版の調整や索引作成など、様々な煩雑な作業をすべてこなしてくださった編集部の稲葉健さんに厚く御礼申し上げる。

 

 日本市場においてもデータサイエンティストの需要は高まっているが、他国に比べると教育課程の整備が遅れていると思われるし、専門外の人々が「自学自習」によってデータサイエンティストになることも強く求められているように思う。そんな人たちに本書を役立てていただけることがあれば、訳者としてとてもうれしい。

 2020 年7 月11 日

 上杉隼人 

 井上毅郎 

 

 ビジネスデータサイエンスの教科書

 マット・タディ (著), 上杉 隼人 (翻訳), 井上 毅郎 (翻訳)

 http://www.subarusya.jp/book/b512335.html

 https://www.amazon.co.jp/dp/4799109154

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ビジネスデータサイエンスの教科書

2020-07-10 22:38:16 | お知らせ

ビジネスデータサイエンスの教科書
マット・タディ (著), 上杉 隼人 (翻訳), 井上 毅郎 (翻訳)
http://www.subarusya.jp/book/b512335.html
https://www.amazon.co.jp/dp/4799109154

ビジネス形態の大きな変化にともない多くの企業がデータを高度に活用する現在、ビジネスタスクを理解し、データ分析が可能なジェネラリスト(=ビジネスデータサイエンティスト)があらゆる状況で求められている。こうした人材の養成が遅れていることもあり、専門の教育を受けていなくてもビジネスデータサイエンティストに必要な技能と知識を学んでいる人たちも増えている。
本書はシカゴ大学のMBA(経営学修士)教育課程から生まれた『ビジネスデータサイエンスの教科書』であり、そんな人たちのための待望の1冊と言えるだろう。
著者は学術界、実業界(マイクロソフト、イーベイ、アマゾンなど)での経験を通じて「専門家でなくともかなり有能なデータサイエンティストになれる」と考えており、そのために必要な情報をすべて注ぎ込んでいる。統計学、経済学、機械学習のツール、重要な原則、ベストプラクティスといったことが適切に提示され、専門外の人でもデータサイエンスティストに必要なことを効果的に学べるだろう。
本書で取り扱う技術手法は幅広く、時に自身の論文を引用しながら著者自らが創出した手法も紹介する。実例のデータを多用し、理論をあてはめることで、実践における要点も押さえられている。その過程でRのコードを提示し、読者の技能習得を促している。コードについても先端的で、本書に使用されるパッケージには著者自身が最適なものを開発して開発者コミュニティに提供しているものもある。以上のことから、さらに研究を進めたい人にも非常に重要な1冊となるだろう。
マット・タディ氏は、2008年から2018年、シカゴ大学ブース・スクール・オブ・ビジネスにおいて計量経済学および統計学の教授を務め、大学のデータサイエンスの教科課程を作り上げた。マイクロソフトの主席研究員やイーベイのリサーチ・フェローといった産業界の役職も歴任し、2018年にシカゴ大学を離れ、アマゾン・ドット・コムにバイスプレジデントとして迎えられた。現在はアマゾンにおいて詳細なデータ分析をもとにオンラインリテール戦略をすすめる。
日本市場においてもデータサイエンティストの需要は高まっている。専門外の人々が「自学自習」によってデータサイエンティストになることも強く求められているように思う。そんな人たちに本書を役立てていただけることがあれば、訳者としてとてもうれしい。
(「訳者あとがき」より抜粋)

著者 マット・タディ(Matt Taddy)
ビジネスデータサイエンティスト。2008年から2018年、シカゴ大学ブース・スクール・オブ・ビジネスにおいて計量経済学および統計学の教授を務め、大学のデータサイエンスの教科課程を作り上げた。マイクロソフトの主席研究員やイーベイのリサーチ・フェローといった産業界の役職も歴任している。2018年にシカゴ大学を離れ、アマゾン・ドット・コムにバイス・プレジデントとして迎えられた。現在、同社において詳細なデータ分析をもとにオンラインリテール戦略をすすめる。

訳者 上杉隼人(うえすぎ・はやと)
翻訳者(英日、日英)、編集者、英語・翻訳講師。早稲田大学教育学部英語英文学科卒業、同専攻科(現在の大学院の前身)修了。訳書に『若い読者のための宗教史』『若い読者のためのアメリカ史』『21匹のネコがさっくり教えるアート史』(すばる舎)、『スター・ウォーズ』[全作、I~IX]『アベンジャーズ エンドゲーム』(講談社)、『ザ・ギャンブラー ハリウッドとラスベガスを作った伝説の大富豪』(ダイヤモンド社)ほか多数(60 冊以上)。

訳者 井上毅郎(いのうえ・たけろう)
1990年京都府生まれ。2013年に東京工業大学工学部情報工学科を卒業、2016年同大学院理工学研究科修士課程を修了。専攻は国際開発工学。現在は自然言語処理に特化したデータ解析企業FRONTEOにデータサイエンティストとして勤務。訳書に『ナショナル ジオグラフィック にわかには信じがたい本当にあったこと』(共訳、日経ナショナル ジオグラフィック社、2019年)。

単行本: 312ページ
出版社: すばる舎 (2020/7/22)
言語: 日本語
ISBN-10: 4799109154
ISBN-13: 978-4799109151
発売日: 2020/7/22

目次
はじめに
イントロダクション
第1章 不確実性
第2章 回帰
第3章 正則化
第4章 分類
第5章 実験
第6章 統制変数
第7章 因子分解
第8章 データとしてのテキスト
第9章 ノンパラメトリック手法
第10章 人工知能
参考文献
訳者あとがき
さくいん

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マット・タディ『ビジネスデータサイエンスの教科書』

2020-07-04 07:21:23 | お知らせ

 今月、マット・タディ『ビジネスデータサイエンスの教科書』が発売になる。

 ビジネス形態の大きな変化にともない多くの企業がデータを高度に活用する現在、ビジネスタスクを理解し、データ分析が可能なジェネラリスト(=ビジネスデータサイエンティスト)があらゆる状況で求められている。こうした人材の養成が遅れていることもあり、専門の教育を受けていなくてもビジネスデータサイエンティストに必要な技能と知識を学んでいる人たちも増えている。

 だが、データサイエンスの分野は情報が錯綜していることもあり、初心者には理解が難しい。何をどう調べていいかわからないということもあるだろう。

 アマゾンのバイス・プレジテントが書いた本書は、シカゴ大学のMBA(経営学修士)教育課程から生まれた『ビジネスデータサイエンスの教科書』(Matt Taddy, Business Data Science: Combining Machine Learning and Economics to Optimize, Automate, and Accelerate Business Decisions, 2019)であり、そんな人たちのための待望の1冊と言えるだろう。

  今日のGetUpEnglishは本書のblurbを紹介する。

 https://blog.goo.ne.jp/getupenglish/e/34dd5ecd5c0f74ff520f3b2658885358

○Practical Example

Matt Taddy has written a thorough, thoughtful book on the statistics that underlie the use of big data. Th is is a fantastic resource, chock full of real applications, techniques and insight. Unlike most machine learning texts, this book provides methods of extracting reliable understanding from data, addressing the problem that correlation is not causation.

—Preston McAfee, former Chief Economist and Corporate

Vice President for Microsoft ; VP Chief Economist at Yahoo;

Research Director at Google; and Professor and Executive

Offi cer for the California Institute of Technology

マット・タディはビッグデータ活用の基礎を成す統計学について完璧かつ配慮の行き届いた本を書き上げた。この素晴らしい教材には実例、技術、洞察がぎっしり詰まっている。多くの機械学習の教材とは異なり、本書は相関関係が因果関係ではないという問題に取り組み、データから信頼に足る解釈を得るための手法を提供している。

プレストン・マカフィー 

元マイクロソフト チーフ・エコノミスト、コーポレート・バイス・プレジデント

ヤフー バイス・プレジデント・チーフ・エコノミスト

グーグル リサーチ・ディレクター

カリフォルニア工科大学教授、理事

●Extra Point

  もう一例。

◎Extra Example

Matt Taddy is one of the best teachers I have ever seen; that ability to convey important ideas clearly comes shining through in this book. No one is better at combining insights from computer science, economics and statistics to improve how businesses use their data. Everyone should read this book.

—Jens Ludwig, McCormick Foundation Professor of Social

Service Administration, Law and Public Policy, and director

of the Crime Lab at the University of Chicago

マット・タディは私の知る最高の教師の1人だ。重要な考えを明快に伝えるその力は本書のなかで輝いている。計算機科学、経済学、統計学の知見を組み合わせて企業のデータ活用を改善させることにおいて彼の右に出る者はいない。誰もが本書を読むべきだ。

イェンス・ルドヴィグ(Jens Ludwig)

シカゴ大学 マコーミック財団基金教授(福祉行政学、法学、公共政策学)、犯罪研究所所長

  本書は7月22日発売予定。現在、索引を作りながら、最終校正中だ。

 著者は学術界、実業界(マイクロソフト、イーベイ、アマゾンなど)での経験を通じて「専門家でなくともかなり有能なデータサイエンティストになれる」と考えており、そのために必要な情報をすべて注ぎ込んでいる。統計学、経済学、機械学習のツール、重要な原則、ベストプラクティスといったことが適切に提示され、専門外の人でもデータサイエンスティストに必要なことを効果的に学べるだろう。

ビジネスデータサイエンスの教科書

マット・タディ (著), 上杉 隼人 (翻訳), 井上 毅郎 (翻訳)

http://www.subarusya.jp/book/b512335.html

https://www.amazon.co.jp/dp/4799109154

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ザ・ギャンブラー: ハリウッドとラスベガスを作った伝説の大富豪

2020-07-03 07:02:42 | お知らせ

こちらも来月発売です。

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ザ・ギャンブラー: ハリウッドとラスベガスを作った伝説の大富豪

ウィリアム・C・レンペル (著), 上杉 隼人 (翻訳)

https://www.amazon.co.jp/dp/4478106916

無一文から総資産200億ドルへ。ハリウッドとラスベガスを作った「20世紀最強の勝負師」カーク・カーコリアンの生き方と「全取引」。ウォールストリート・ジャーナル、ワシントン・ポスト、シアトルブックレビュー…etc.各紙絶賛の全米ベストセラー、ついに日本上陸!!

著者について

1947年生まれ。作家・ジャーナリスト。ペパーダイン大学にて学位取得後、地方新聞の記者を経てロサンゼルス・タイムズ紙へ。以後20年以上、調査報道記者兼編集者として活動。数々のホワイトハウスやペンタゴンのスキャンダルを暴いたほか、2001年の同時多発テロ以前にオサマ・ビン・ラディンとアルカイダについて報道し、テロ活動に警鐘を鳴らした。国際テロ報道でOverseas Press Club賞を共同受賞、金融記事ではGerald Loeb賞を受賞するなど、数々のジャーナリズム賞を受賞。ABC、NBC、CNNなどテレビニュースにも度々ゲスト出演する。著書に、コロンビアの犯罪組織「カリ・カルテル」を描いた『At the Devil's Table』などがある。

単行本: 440ページ

出版社: ダイヤモンド社 (2020/8/7)

言語: 日本語

ISBN-10: 4478106916

ISBN-13: 978-4478106914

発売日: 2020/8/7

 

プロローグ 人生はビッグなクラップゲームだ

第I部 人間創生

第II部 億万長者の誕生

第1章 ギャングたちとのトラブル

第2章 大物同士の衝突

第3章 7300万ドルの賭け

第4章 世界に名を知られる

第5章 ケリー、カーク、バーバラ、エルヴィス

第6章 笑うコブラ

第7章 挫折

第8章 敵兵去る

第9章 活動再開

第10章 深淵に広がる光景

第11章 特別なリスク要因

第12章 MGMの大惨事

第13章 保険を食い物にする悪人

第14章 サイコロのひと振り

第15章 テッド・ターナーの時限爆弾

第16章 海上での埋葬

第17章 億万長者のひとりとして

第III部 伝説創生

第18章 バッターボックスのベーブ・ルース

第19章 やっかい者アイアコッカ

第20章 彼女はあくまで固執した

第21章 ライフル・ライト、「アイアン」・マイクを受け入れる

第22章 大量虐殺と寛容さ

第23章 勝って負ける――ボンダー、ウィンとの交渉

第24章 致命的誘引

第25章 取引仲介人(ディールメイカー)たちの神

第26章 わが道を行く

第27章 「転倒」の後

エピローグ カーク最後の取引

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ビジネスデータサイエンスの教科書

2020-07-02 06:22:16 | お知らせ

今月発売です!

ビジネスデータサイエンスの教科書
マット・タディ (著), 上杉 隼人 (翻訳), 井上 毅郎 (翻訳)
http://www.subarusya.jp/book/b512335.html
https://www.amazon.co.jp/dp/4799109154

ビジネス形態の大きな変化にともない多くの企業がデータを高度に活用する現在、ビジネスタスクを理解し、データ分析が可能なジェネラリスト(=ビジネスデータサイエンティスト)があらゆる状況で求められている。こうした人材の養成が遅れていることもあり、専門の教育を受けていなくてもビジネスデータサイエンティストに必要な技能と知識を学んでいる人たちも増えている。
本書はシカゴ大学のMBA(経営学修士)教育課程から生まれた『ビジネスデータサイエンスの教科書』であり、そんな人たちのための待望の1冊と言えるだろう。
著者は学術界、実業界(マイクロソフト、イーベイ、アマゾンなど)での経験を通じて「専門家でなくともかなり有能なデータサイエンティストになれる」と考えており、そのために必要な情報をすべて注ぎ込んでいる。統計学、経済学、機械学習のツール、重要な原則、ベストプラクティスといったことが適切に提示され、専門外の人でもデータサイエンスティストに必要なことを効果的に学べるだろう。
本書で取り扱う技術手法は幅広く、時に自身の論文を引用しながら著者自らが創出した手法も紹介する。実例のデータを多用し、理論をあてはめることで、実践における要点も押さえられている。その過程でRのコードを提示し、読者の技能習得を促している。コードについても先端的で、本書に使用されるパッケージには著者自身が最適なものを開発して開発者コミュニティに提供しているものもある。以上のことから、さらに研究を進めたい人にも非常に重要な1冊となるだろう。
マット・タディ氏は、2008年から2018年、シカゴ大学ブース・スクール・オブ・ビジネスにおいて計量経済学および統計学の教授を務め、大学のデータサイエンスの教科課程を作り上げた。マイクロソフトの主席研究員やイーベイのリサーチ・フェローといった産業界の役職も歴任し、2018年にシカゴ大学を離れ、アマゾン・ドット・コムにバイスプレジデントとして迎えられた。現在はアマゾンにおいて詳細なデータ分析をもとにオンラインリテール戦略をすすめる。
日本市場においてもデータサイエンティストの需要は高まっている。専門外の人々が「自学自習」によってデータサイエンティストになることも強く求められているように思う。そんな人たちに本書を役立てていただけることがあれば、訳者としてとてもうれしい。
(「訳者あとがき」より抜粋)

著者 マット・タディ(Matt Taddy)
ビジネスデータサイエンティスト。2008年から2018年、シカゴ大学ブース・スクール・オブ・ビジネスにおいて計量経済学および統計学の教授を務め、大学のデータサイエンスの教科課程を作り上げた。マイクロソフトの主席研究員やイーベイのリサーチ・フェローといった産業界の役職も歴任している。2018年にシカゴ大学を離れ、アマゾン・ドット・コムにバイス・プレジデントとして迎えられた。現在、同社において詳細なデータ分析をもとにオンラインリテール戦略をすすめる。

訳者 上杉隼人(うえすぎ・はやと)
翻訳者(英日、日英)、編集者、英語・翻訳講師。早稲田大学教育学部英語英文学科卒業、同専攻科(現在の大学院の前身)修了。訳書に『若い読者のための宗教史』『若い読者のためのアメリカ史』『21匹のネコがさっくり教えるアート史』(すばる舎)、『スター・ウォーズ』[全作、I~IX]『アベンジャーズ エンドゲーム』(講談社)、『ザ・ギャンブラー ハリウッドとラスベガスを作った伝説の大富豪』(ダイヤモンド社)ほか多数(60 冊以上)。

訳者 井上毅郎(いのうえ・たけろう)
1990年京都府生まれ。2013年に東京工業大学工学部情報工学科を卒業、2016年同大学院理工学研究科修士課程を修了。専攻は国際開発工学。現在は自然言語処理に特化したデータ解析企業FRONTEOにデータサイエンティストとして勤務。訳書に『ナショナル ジオグラフィック にわかには信じがたい本当にあったこと』(共訳、日経ナショナル ジオグラフィック社、2019年)。

単行本: 312ページ
出版社: すばる舎 (2020/7/22)
言語: 日本語
ISBN-10: 4799109154
ISBN-13: 978-4799109151
発売日: 2020/7/22

目次
はじめに
イントロダクション
第1章 不確実性
第2章 回帰
第3章 正則化
第4章 分類
第5章 実験
第6章 統制変数
第7章 因子分解
第8章 データとしてのテキスト
第9章 ノンパラメトリック手法
第10章 人工知能
参考文献
訳者あとがき
さくいん

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サファリでかくれんぼ

2020-05-20 07:59:25 | お知らせ

5年前にひっそりと出した絵本でしたが、意外に売れているようでよかったです。

サファリでかくれんぼ

著者 アイリー・ローズ (さく),ケイティー・フロスト (え),Hayato Uesugi (訳)

Who Lives on safari?
サファリにいるのはだーれ?

アフリカの大地に暮らすたくさんの動物たち。サファリの動物たちは、いろいろなところに隠れています。
仕掛けを動かすと、隠れていた動物が!「みいつけた!」「やっぱり!」こどもたちの大好きな、かくれんぼの楽しさを体感しながら、英語でのサファリの動物たちの名前や鳴き声の表現にも触れることができます。

はっぱをむしゃむしゃ食べるキリン、草むらにかくれているゾウ…。タブをひいたり、フラップをめくったりして、かくれているサファリの動物たちを見つける、楽しいしかけ絵本。サファリの動物や英語を楽しく学べます。

https://www.worldlibrary.co.jp/library/125

https://honto.jp/netstore/pd-book_27170197.html

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『21匹のネコがさっくり教える アート史』、好評発売中

2020-05-11 07:17:56 | お知らせ

『21匹のネコがさっくり教える アート史』、好評発売中です。
https://www.youtube.com/watch?v=yxTF_8ihlgc

古代エジプト美術から現代アートまで。各時代のエポックメイキングなスタイルを取り入れた21匹のネコのイラストと解説で「さっくり」だけれどしっかりアート史がわかります。
ながめてうっとり、読んで納得、アート好き、ネコ好きにはたまらない一冊です! プレゼントにもぴったりです。
http://subarusya1.com/online/2019/06/17/postcard/
書籍詳細はこちら
http://www.subarusya.jp/book/b453986.html

『21匹のネコがさっくり教えるアート史』(ニア・グールド、上杉 隼人訳)、
にゃんと本日2019年9月22日の読売新聞の書評欄で宮部みゆきさん(大好きな作家!)にご紹介いただいたにゃ! 
感涙ニャン! 
 https://www.bookbang.jp/review/article/587131

多くの方にご好評いただいているようで、うれしいです!

grapegummi
ネコ好きにはたまらない!!
ネコちゃんが解説してくれる美術史。
フェルメール、ピカソの絵画になったネコ。ページを開けばネコだらけ!
ネコ好きにはたまりません(ΦωΦ)
 https://www.amazon.co.jp/gp/customer-reviews/R1IBLZ4KU6V9JK/

世界に平和を
絵画がイマイチわからない方にオススメ
オススメします。本当にとてもいい本です
私の所の市立図書館の新刊書籍として飾ってありました。何気に手に取りコレはあいました。この様な発想力がとても素晴らしいと思う。恐らく日本人の感覚では??
私のお気に入りの書籍は2冊とも英国の訳本でした。
 https://www.amazon.co.jp/gp/customer-reviews/R2BJIFYNLTUA44

塚本典子
大満足!
楽しい、綺麗な装填で内容も面白い!
 https://www.amazon.co.jp/gp/customer-reviews/R2FHSEFMKH9R1F

 

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ブックストア・エイド(Bookstore AID)基金

2020-05-01 00:57:57 | お知らせ

 クラウドファンディングプロジェクト「ブックストア・エイド(Bookstore AID)基金」が本日4月30日にMotion Galleryでスタートした。
 https://www.cinra.net/news/20200430-bookstoreaid
 https://motion-gallery.net/projects/bookstoreaid

同プロジェクトは、新型コロナウイルスの感染拡大に伴い、経営の危機など困難にさらされている全国の新刊書店・古書店を支援するもの。阿久津隆、内沼晋太郎、大高健志(MOTION GALLERY代表)、武田俊、花田菜々子を中心に発起した。「この状況の⻑期化に対応するための時間を必要としている書店」を対象に、1店舗あたり100万円以上の金額を目標に寄付の形で分配予定。現在約50の書店が参加している。参加書店は随時追加する予定だ。
リターンにはお礼のメッセージ、QRコードを活用した図書カード、参加書店で買い物ができる「Bookstore AID図書券」などを用意しており、2万円以上のプランでは、参加書店などが執筆した書籍と書店にまつわるエッセイを収録した『Bookstore AID特典本』が贈られる。プロジェクトは5月31日まで実施予定。メインビジュアルは惣田紗希が担当している。
賛同人の柴田元幸、最果タヒ、小川洋子、古川日出男、川上弘美、カツセマサヒコ、内田樹、名久井直子、山本貴光、かっぴー、有賀薫、藤岡拓太郎がコメントを寄せている。

柴田元幸のコメント
飲食店、書店、ミニシアター......この異常事態の中、守りたいものはたくさんあります。とにかくできるところから始めるしかありません。Bookstore AIDのおかげで「できるところ」がひとつ増えました。それも、とても大事な、書店を守るところが。大勢の皆さんが参加してくださいますように。

小川洋子のコメント
いい小説を書きます。それが自分にできる唯一の応援の方法ですから。

古川日出男のコメント
本は時間を越えるメディアです。誰かが書いた「言葉」が、何日も何カ月も何年も先に、もしかしたら何百年も何千年も先の読者に届けられる。そうしたメディアに出会える機会を、今という時代の困難のために失わせてしまってはなりません。本との出会いの最前線を、守りたいと願います。

内田樹のコメント
書店・古書店の文化の基盤です。この危機を生き延びてくれることを祈念しています。

川上弘美のコメント
小さいころから、本屋さんに育ててもらって、ここまで来ました。すべての本屋さんが、やすらかにそこにありつづけてほしい。祈るような気持ちで願っています。

名久井直子のコメント
本をめぐる環境が良くなっていきますよう、応援したいと思います。

山本貴光のコメント
書店は、本を買う場所である以上に、自分の探し方だけでは視界に入らないものと遭遇できる稀有な場所だと思います。また、馴染みの書店で、どこにどんな本が置かれているか、気づいたら棚と本の配置を覚えていた、ということはないでしょうか。書店とは、さまざまな知を空間を手がかりとしてマッピングしてくれる記憶の劇場でもあります。探している本をピンポイントで注文できるネット書店とともに、そこを訪れて回遊する人に知のマップと、思いがけない思考や想像の刺激を与えてくれるリアル書店の存在が、私たちには必要です。Bookstore AIDを応援します。

かっぴーのコメント
ぼくが漫画を描き続けられているのは、全国の書店で働く皆様のお陰です。平積みで宣伝して下さった書店さん、手書きのPOPで宣伝して下さった書店さん、一つ一つに思い出があります。微力ながら少しでも力になれ れば幸いです。また書店で本を買うのを楽しみにしています。

最果タヒのコメント
先の見えない日々ですが、だからこそ明日も三ヶ月後も来年も百年後だって、本屋さんのある街がいいです。好きな本もわかる本もわからない本も好きになれそうにない本も、全部一緒に並んでくれるから、本屋さんは心地いいんだと私は思います。人のお勧めや流行やランキングで本に出会うこともあるけれど、そういう強い力が自分に向かってくることに疲れてしまうこともあるし、自分だからこそ見つけられる本があるはずだって信じている。本に向き合う時、人はいつもはひとりで、だからこそ、一人きりで見つけ出した本を特別に思うのかもしれません。本屋さんはそういう本と出会える場所だと思っています。

有賀薫のコメント
深い知識、新しい視点、高い美意識、多様な価値観。これまで本にもらってきたものの大きさは、はかりしれません。微力ながらお役に立てればと思います。

藤岡拓太郎のコメント
町の本屋さんから得られるものは本だけではない(トートバッグとかも置いてるという意味ではない)ということを、たくさんの人が、それぞれの思い出の書店、馴染みの書店の記憶とともに、知っていると思います。今のこの状況が落ち着いた後も、全国の本屋さんがまた扉を開けることができるよう願っています。

カツセマサヒコのコメント
仕事で行き詰まったとき、なんとなく退屈な週末に、何の気力も沸かない昼下がりに、世の中を知りたいときに、本屋にいくことで、発見や、活力や、娯楽をもらって生きています。「買う予定のなかった一冊」が、陳腐な人生を豊かにしてくれています。カバーを選ぶ瞬間や、棚の内容が変わったときに、好きな書店への想いが強くなります。本屋にはそうした体験を求めて、足を運んでいるのだと気付く日々です。どうか、形は変わっていったとしても、書店という存在はこの世界から消えないでほしいと願っています。

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