to catch onは「……をつかまえる」(to catch on to)だが、そのほか口語表現では「……の意味を」理解する(to catch on to)の意味で、さらには「(……の間で)人気を博する、うける、広まる」の意味でも用いられる。
今日のGetUpEnglishでは、「(……の間で)人気を博する、うける、広まる」の意味で用いられるto catch onの用法を紹介しよう。
○Practical Example
"Furuta Koko had caught on."
"Yes. She was playing the best theaters."
「ふるたこうこは大変な人気者になった」
「そう。彼女は最高の劇場で演じていたよ」
●Extra Point
to catch on withの形でもよく用いられる。
◎Extra Example
"MJ’ music has been slow to catch on with critics."
"But he is the unchallenged superstar now."
「MJの音楽は批評家に受け入れられるまでに時間がかかった」
「でも、今や彼は押しも推されぬスーパースターだ」
unchallengedは2009/06/29のGetUpEnglishで紹介した。
http://blog.goo.ne.jp/getupenglish/d/20090629
Forever, MJ!
http://blog.goo.ne.jp/getupenglish/d/20100126
Dear GetUpEnglish Reader,
Please forward this to anyone who might be interested.
http://www.progressiveportal.org/lanterns/
San Francisco Bay Area JAPANESE PEACE LANTERN CEREMONY
JAPANESE-STYLE LANTERN CEREMONY TO COMMEMORATE ATOMIC BOMBINGS, EXPRESS HOPES FOR WORLD PEACE
August 7(Sat), 2010・6:30?9:00 P.M. Aquatic Park, Berkeley
第9回ベイエリア ピースメッセージとうろう流し
原爆や戦災による死没者の慰霊とともに、世界平和を祈願します。
参加無料・ご家族でお越しください。
広島と長崎の原爆投下から65年。皆さんに平和のメッセージを描いていただき、とうろうを組み立ててろうそくを灯し、穏やかな音楽にのせてアクアティック・パークの水辺に流します。
■日 時:August 7, 2010 (Saturday) 6:30pm ? 9:00pm
とうろうづくり/Public decorates lanterns
広島市長が寄せたメッセージの紹介/Message from the mayor of Hiroshima
尺八の演奏/Japanese shakuhachi bamboo-flute music.
■ 参加費: 無 料(材料は持参不要。温かい服装と、折り畳み椅子のご持参をお勧めします。)
All materials are provided and the event is free of charge.
Participants are advised to bring warm clothes and folding chairs.
■ 会 場:Aquatic Park, Berkeley
I-80をUniversity Ave.出口で降りてすぐ/Addison St.つきあたり(西側)/4th Stより西へ2ブロック/University Ave.より南へ1ブロック(The event takes place on the lagoon at the west end of Addison Street, two blocks west of Fourth Street and one block south of University Avenue, near highway I-80. The location is handicap accessible.)
■ お問合せ(Contact):Lanterns@progressiveportal.org (510) 595-4626(English)/(415)407-8417(日本語・英語)
ボランティアの詳細と申込(for volunteering):www.ProgressivePortal.org/lanterns
The ninth annual San Francisco Bay Area Peace Lantern Ceremony, a Japanese-style event for expressing desire for peace in the world and remembering those who have died in war, takes place on Saturday, August 7, the day after the 65th anniversary of the Hiroshima atomic bombing. In Japan, lanterns are floated to honor ancestors, and they have taken on special meaning since the atomic bombings of Hiroshima and Nagasaki on August 6 and 9.
The public is invited to decorate peace lanterns, and to the tranquil strains of Japanese bamboo flutes, hundreds of hand-decorated, candlelit lanterns will be floated at sunset at Berkeley's Aquatic Park. Last year, about 200 people, including many children, participated in the event. It is a beautiful and moving event that has become a tradition in the Bay Area.
Sponsors of the 9th Annual Peace Lantern Ceremony include: ? Berkeley City Council ? Berkeley Peace & Justice Commission ? Green Music Network ? ProgressivePortal.org ? Waterside Workshops ? Bay Area Outreach & Recreation Program (BORP) ? Friends of Hibakusha (A-bomb survivors) ? Grandmothers Against the War ? Berkeley-East Bay Gray Panthers ? United Nations Association (UNA-USA) of the East Bay ? John Muir Greens ? Berkeley Fellowship of Unitarian Universalists Social Justice Committee
hunchは「こぶ、隆肉」であるが、「予感、直感、虫の知らせ」の意味でよく使われる。
今日のGetUpEnglishでは、この表現を学習しよう。
○Practical Example
"My hunch is that by that time Satoko had seen Akiko."
"Yes, exactly."
「わたしの予感では、それまでに智子は章子に会ったことがあると思う」
「ああ、きっとそうだ」
●Extra Example
I have a hunch that…という形でよく使われる。
◎Extra Example
"When I got a call from the association, I had a hunch it was going to be something unpleasant."
"But it was actually to give you the Novel Prize. Congratulation, Mr. Pynchon!"
「その協会から電話をもらったとき、なんだか嫌な予感がした」
「でも、それはノーベル賞受賞の知らせだったんだね。おめでとう、ピンチョンさん!」
to hobnobは、「(……と)親しくつきあう」の口語表現で、to hobnob withの形で用いられる。
これはhave and not haveの古い英語表現が縮まってできたもので、もとは「差しつ差されつ」で酒を酌み交わすことをいった。今もこの意味で用いられることはある。
しかし、たいていは、「(特に有力者と)親しくつき合う、近づきになる」の意味でも用いられることが多い。時に軽蔑的な含みが込められる。
今日のGetUpEnglishでは、この表現を学習しよう。
○Practical Example
"Stuart likes to hobnob with the great and the rich."
"I know. He always tries to curry favor with them."
「スチュアートは偉い人や金持ちと親しく交わるのがお好きだ」
「知っている。いつもそういった人たちに取り入ろうとするんだ」
●Extra Point
進行形でもよく使われる。
◎Extra Example
"I hear Naoko is hobnobbing with the rich and famous."
"She wants to make the grade in Osaka's upper society."
「尚子はお金持ちの有名人と付きおうてるみたいや」
「あの娘、大阪の上流社会でどないしてもうまくやりたいんや」
to make the gradeは、「なんとかして目標を達する、成功する」
TO MOONで、「(ものうげに)ぼんやりうろつく[さまよう]、ぼんやり[うっとり]眺める[思う]」。
今日のGetUpEnglishでは、この表現を学習しよう。
to moon aboutの形でよく用いられる。
○Practical Example
"Mooning about all day is a waste of time, Yasushi."
"I know. I must study English for next TOEIC test."
「康史、一日中ふらふらしているのは時間のむだだ」
「わかっている。次のTOEIC試験に向けて英語の勉強をしないと」
●Extra Point
次のような形でも使われる。
◎Extra Example
"What are you woolgathering about, Madoka?"
"Oh, I was just mooning about my dead friend Yayoi."
「まどか、何をぼんやりしているの?」
「いや、ちょっと死んだ友人の弥生のことを思い出していたの」
idealizedは、動詞idealize(理想化する、理想的と考える)の派生形容詞。
したがって、まだ辞書にはこの語を正確に定義したものは少ないが、「理想化された、理想的な」といった意味でよく使われる。
今日のGetUpEnglishでは、この表現を学習しよう。
○Practical Example
"I hear Hirohito married recently."
"I'm worried about him. He has an overly idealized image of married life."
「礼士は最近結婚したと聞いた」
「彼を心配している。結婚生活に対して、非常に理想化されたイメージを持っているからね」
●Extra Point
ideally(理想的に)という副詞もよく使われる。
Michael Schenker Group(MSG)の1982年のヒット曲に、"Dancer"がある。当時のヴォーカリストGraham Bonnetは、こんな風にうたっている。
◎Extra Example
"She's a great dancer
Not ideally built for ballet
She's got her calling card to live this way"
「彼女はすごく踊りがうまい
バレエにぴったりの体じゃないけど
その道でやってる」
昨日、NYTのExile on the Main Streetの記事から引用したところ、たくさんの反応をいただきました。
そして猫田八蔵さま、すばらしい書き込み、ありがとうございます。
http://getupenglish.blog.ocn.ne.jp/getupenglish/2010/07/weird-nasty.html#comment-25643085
近いうちにコメントしたいと思います。
weirdは「奇怪な、異様な、気味の悪い」、nastyは「(味・においなどが)(気持ちが悪くなるほど)いやな、胸の悪くなるような、不快な」の意味で使われることは、GetUpEnglishをご覧いただいているかたなら、ご存知であろう。
しかし、俗語表現ではweirdが「みごとな、とてもいい、すばらしい、かっこいい」のcoolの意味で、そしてnastyが「よい、かっこいい、すごい」「魅力的な、セクシーな」の意味で使われることがある。
そして、会話表現だけでなく、本日紹介するような一流紙の記事でもこうした正反対の意味で使われることがあるので、注意しよう。
本日のGetUpEnglishでは、この二つの単語の二つの意味の用例を紹介する。
まずは、The New York Timesにあったこの表現から。
○Practical Example
Onward, Mr. Watts weaves around the beat, smashing down on his high-hat, forming weird and clattering snare-drum fills. He both shapes and follows the group’s euphoria and the music’s subtle acceleration.
そこからチャーリーはビートを揺らしながら、ハイハットを打ち鳴らし、スネアのフィルインをクールにシャカシャカ決める。チャーリーはバンドに高揚感を与え、曲のテンポをわずかに速めると同時に、ほかのメンバーからも同じように高揚感を与えられ、そのペースに付いていこうとする。
これはThe New York Timesのこの記事にあった表現。
http://www.nytimes.com/2010/05/23/arts/music/23stones.html?_r=1&hp
その前に、
Charlie Watts starts pumping a bass drum at the third beat of the second bar; he’s either late or early, but finding his way.
チャリー・ワッツが2小節の3拍目でバスドラを打ちだす。チャーリーのリズムは遅いか速いかのいずれかだが、自分のペースをつかみはじめる。
と表現されているので、チャーリー・ワッツのドラミングに対してややネガティブな意味をとらえてしまい、「やや外れたスネアのフィルインをシャカシャカ決める」とこのweirdを解釈してしまいそうだが、ここは素直にポジティブな意味でとるべきだと思う。
●Extra Point
そしてこのように普通はネガティブな意味の単語をポジティブな意味で使う人はきっとほかの記事でも同じようなことをするはずと考えて、調査してみたところ、このBen Ratliffという人は、やっぱりほかの記事でも似たようなことをしていた。
次の記事も、同じ著者が同じThe New York Timesに書いた記事である。
http://www.nytimes.com/2007/12/10/arts/music/11zeppelin.html?pagewanted=all
◎Extra Example
As for Mr. Page, his guitar solos weren’t as frenetic and articulated as they used to be, but that only drove home the point that they were always secondary to the riffs, which on Monday were enormous, nasty, glorious.
ジミー・ペイジのギター・ソロは、昔のように熱狂的でないし、切れも欠いているように思えた。しかし、ペイジのソロはあくまでリフを引き立たせるためのものであることを強く認識させた。この晩、ペイジはイカしたリフを山ほど奏でた。
ジミー・ペイジのギター・テクニックを悪く言う人もいるみたいなので、nastyを「耳障りな」ぐらいにとらえてしまうこともあるかもしれないが、ここはやはり「カッコいい、イカした」と取るべきだ。
enormous, nasty, gloriousなので「山のような、カッコいい、イカした」リフだが、上のように処理していいと思う。 The New York Timesのような一流紙にこうした単語がこうした意味で使われるのだから、注意しないといけない。
やっぱり英語はむずかしい。
bullshitという表現は、すでに2008/01/02のGetUpEnglishで、紹介した。
http://blog.goo.ne.jp/getupenglish/d/20080102
しかし、これが動詞で使われる用法はまだ紹介していなかった。
今日のGetUpEnglishでは、to bullshitの使い方を学習しよう。
to bullshitは、「(人)にうそをいう、ほらを吹く」の意味で使われる。
○Practical Example
"Etsuko, you wouldn't bullshit me, would you? Bullshit you?"
"No, why would I do that, Tomoko?"
「悦子、わたしにでまかせを言ってるんじゃないでしょうね?」
「わたしがあなたにでまかせを言っている? 違うよ、智子、どうして私がでまかせを言わなくちゃならないの?」
●Extra Point
昨日まで、映画Love Story(邦題『ある愛の詩』)にあった英語表現を紹介してきた。
http://blog.goo.ne.jp/getupenglish/d/20100724
そして、このLove Storyにto bullshitが使われることがわかった。それを紹介する。
◎Extra Example
Oliver: "No, not if he’s a nice guy."
Jenny: "He’s a nice guy all right. You know he didn’t bullshit me and that’s what I wanted."
オリバー 「かまわんさ。いいやつなら」
ジェニー 「とてもいい人よ。わたしにうそをいわなかったし、わたしはほんとのことを言ってもらいたかったの」
Love Story(邦題『ある愛の詩』)の名セリフに、 “Love means never having to say you’re sorry.”があります。
このセリフは、この物語のなかに2回出てきます。
本日のGetUpEnglishでは、この英語表現を考えてみましょう。
Jennyが亡くなったことを、Oliverは父(Barrett)に伝えます。そして二人はこんな会話を交わします。
○Practical Example
Barrett: "Oliver…Why didn’t you tell me? I made a couple of calls and as soon as I found out I jumped right in the car. Oliver, I want to help."
Oliver: "Jenny’s dead."
Barrett: "I’m sorry…"
Oliver(overlaps): "Love…Love means never having to say you’re sorry."
バレット 「どうして言ってくれなかったんだ? 何度か電話して、そして事情がわかったから、すぐに車に飛び乗った。オリバー、おまえを助けたい」
オリバー 「ジェーンは死にました」
バレット 「すまなかった……」
オリバー (上のことばに重ねて)「人を愛せば……人を愛せば……すまないなんて、言わなくていいのです」
この"Love means never having to say you’re sorry."は、大変むずかしい表現ですね。(「恋とは、決して後悔しないことです」という訳が現在は流通しています。)
ここでは、オリバーが父バレットの「すまない」ということばに重ねてこの表現を使っていることから、このように訳してみました。
●Extra Point
そして、この表現は、実はその前に、ジェニーがオリバーに対して言っています。原作から引用します。
◎Extra Exaple
"I forgot my key," Jenny said.
I stood there at the bottom of the steps, afraid to ask how long she had been sitting, knowing only that I had wronged her terribly.
"Jenny, I'm sorry…"
"Stop!" she cut off my apology, then said very quietly, "Love means not ever having to say you're sorry."
「鍵を忘れちゃった」とジェニーは言った。
ぼくは階段の下に立ち尽くしたまま、どのくらいそこに座っていたの、と上にいるジェニーにこわくて声をかけることができなかった。ぼくは彼女にとてもひどいことをしてしまったのだ。
「ジェニー、ごめん……」
「やめて!」とジェニーは謝ろうとするぼくをさえぎって、そして静かに言った。「愛しあっていれば、ごめんなんて言わなくていいのよ」
やっぱりむずかしいですね。そしてここでは、"Love means not ever having to say you're sorry."と言っていることにもご注意ください。
Love Storyは、まさに今から40年前の1970年に映画が作られ、そして原作も同時刊行されましたが、この表現に関しては、いまもいろんな解釈があります。
わたしはここでこのように訳してみましたが、みなさんもこの英語表現について、ぜひ深く考えていただきたいと思います。
Love Storyシリーズ、ちょうど1週間つづけてみましたが、いかがでしたでしょうか?
また機会がありましたら、別の映画にある英語表現を何日か連続して取り上げてみたいと思います。
今後ともGetUpEnglishをよろしくお願いします!
big dealという表現は、すでに2006/8/22のGetUpEnglishで紹介し、『日めくり現代英語帳』上巻324-25ページにさらに詳しい情報を追加して掲載している。
映画Love Story(邦題『ある愛の詩』)に出てきた英語表現を7月18日から紹介してきました。今日のGetUpEnglishでは、このbig dealという表現を紹介し、Love Storyの英語表現シリーズは(一応)終了したいと思います。
big dealは、「たいしたものだ、いやごりっぱ」の意味で使われる。皮肉の意味が込められることも多いので、注意しよう。
Love Storyでは、この表現が次のように使われている。 ジェニーの病室で、彼女はオリバーと次のような会話をする。
○Practical Example
Jenny: "I once knew all the Mozart Kochel listings."
Oliver: "Big deal."
Jenny: "You bet it was. What, what number is the A major Concerto?"
ジェニー 「昔はモーツァルトのケッヘル番号をみんな覚えていたわ」
オリバー 「大したもんだ」
ジェニー 「ほんとにそうよ。イ長調コンチェルトは何番だったかしら?」
●Extra Point
日常では、以下のような形で使われる。皮肉の意味が込められることがよくある。
◎Extra Example
"Sanae got straight A’s."
"Big deal."
「早苗は全優だ」
「すごいな」
本日でLove Story英語表現シリーズを終了しようと思ったのですが、やっぱりあの例の名セリフを紹介せずに終わりにすることはできません。
ということで、明日はLove Storyのあの名セリフを紹介します。
the time of dayは、もちろん「時刻」あるいは「(そのときの)情勢」であるが、普通は否定構文で「最小限の注意」という意味がある。
今日のGetUpEnglishでは、この英語表現を学習しましょう。
そしてLove Storyからの用例は、最後に紹介します。
たとえば、次のような形で使われる。
○Practical Example
"Naoko wouldn't give me the time of day."
"She is a very popular girl and has her pick of boys."
「直子は俺のことなど見向きもしなかったよ」
「彼女はモテモテだからな。男の子は選び放題だ」
●Extra Point
では、もう一例。
◎Extra Example
"Since Yoko became famous, she doesn't give me the time of day."
"Forget her, Paul."
「洋子は有名になってから、ぼくのことなんか見向きもしない」
「ポール、あの娘のことは忘れろ」
☆Extra Extra Point
遅れてしまいましたが、Love Storyからの用例を。昨日につづいて、オリバーは父バレットと、ジェニーのことについて話します。
★Extra Extra Example
Barrett: "Oliver, if you marry her now, I’ll not give you the time of the day."
Oliver: "Father, you don’t know the time of day."
バレット 「オリバー、今あの娘と結婚したら、おれはもう知らんぞ」
オリバー 「お父さんは、何も知らないじゃないですか」
今日のGetUpEnlgishも、Love Storyから見つけた表現を紹介する。
half-cockedは銃の撃鉄を半分起こした「安静段」のこと。その状態at half cockあるいはhalf-cockedという。ここから、go off at half cock(早まって発射する)という表現が生まれ、ここから「早まってしくじる」の意味で使われるようになった。
そしてこれはgo off half-cockedとも言う。go off half-cockedもgo off at half cockも、「(計画など)準備不十分のうちに始まる、早まって失敗する」といった意味で使われる。
本日のGetUpEnglishでは、この表現を紹介しよう。
オリバーは、父Barrettに、ジェニーのことをどう思うかたずねる。しかし、父はオリバーがジェニーと付き合うことに賛成しない。
○Practical Example
Barrett: "What attracts you most?"
Oliver: "I’m leaving."
Barrett: "Don’t go off half-cocked, dammit. I would only ask that you-wait a bit."
バレット 「では、おまえは何がいちばん気に入っているんだ?」
オリバー 「ぼくは帰るよ」
バレット 「早まるんじゃない、しょうがない子だ。とにかくちょっと待ちなさい」
●Extra Example
日常生活では、よくこのような形で使われる。
◎Extra Example
"I’ll quit my job. I can't stand my boss anymore."
"Don't go off half-cocked, Yuri. If you quit your job now, it won't be so easy to find another."
「仕事はもうやめるわ。もうこれ以上、あの上司にはがまんできない」
「有里さん、早まったことをするなよ。いま辞めたら、次の仕事を探すのが大変だぜ」
では、今日もLove Storyから見つけた英語表現を紹介します。
keep at itは、「続けろ、がんばれ!」の意味で使われる。"Keep at it!"と命令形で使われることが多いと思う。
○Practical Example
"Keep at it until you get good results, Sayumi."
"I will, Father."
「紗弓、いい成績を取るまで、しっかりやりなさい」
「うん、パパ、がんばる」
●Extra Point
Love Storyでは、命令形ではなく、次のような形で出てきた。命令形でない場合は、「……がんばってつづける」という意味で用いられる。
◎Extra Example
Oliver: "…I mean like you should always keep at it."
Jenny: "Who said I’m not gonna keep at it for God’s sakes?"
オリバー 「……ぼくが言いたいのは、君に音楽をつづけてほしいということさ」
ジェニー 「一体わたしが音楽をつづけないって誰が言ったのよ?」
オリバーはジェニーに、音楽をつづけてほしい、と言っている。
for God’s sakesはfor God’s sakeの変形。この形で使われることもあるようだ。
☆『英仏文学戦記』(東京大学出版会)刊行記念
斎藤兆史先生×野崎歓先生ミニトーク&サイン会
■開催日時 2010年7月22日(木)19:00~
■会場:青山ブックセンター六本木店
■電話予約&お問い合わせ電話:青山ブックセンター六本木店・03-3479-0479
■受付時間:月~土・祝10:00~翌朝5:00
日10:00~22:00
(※受付時間は、お問い合わせ店舗の営業時間内となります。御注意ください。)
■受付開始日: 2010年7月5日(月)10:00~
■参加方法
2010年7月5日(月)朝10時より、青山ブックセンターの店頭もしくはお電話にて、参加受付をいたします。
トーク終了後にサイン会がございます。イベント当日に『英仏文学戦記』(東京大学出版会 2310円
税込)を御買い上げの方にレジにてサイン会整理券を差し上げます。
※『英仏文学戦記』は7月下旬頃発売予定です
古書の持込みはご遠慮ください。また色紙など、本以外のものにはサインいたしません。以上ご了承の上、ご参加ください。
<イベント内容>
イギリス文学とフランス文学、どちらが面白いか? 古典的作品で、これぞ!というものを読み比べたらどうだろう?
前作『英語のたくらみ、フランス語のたわむれ』の中で、スリリングな対話を繰り広げた、東京大学の斎藤兆史先生と野崎歓先生。
パート2にあたる『英仏文学戦記』の刊行を記念し、生でお二人のミニトークを開催いたします。
英語の斎藤先生、フランス語の野崎先生。ふたつの文学の性格、そして日本にとっての異文化とは・・・。「戦記」というタイトルにふさわしい、夏の夜のトークバトルにご期待ください!
http://www.aoyamabc.co.jp/10/10_201007/post_569.html
☆『シューマンの指』(講談社)刊行記念
奥泉光と鴻巣友季子の「文芸ビックリ箱」VOL・3
■開催日時 2010年7月30日(金)19:00~
■会場:青山ブックセンター六本木店
■電話予約&お問い合わせ電話:青山ブックセンター六本木店・03-3479-0479
■受付時間:月~土・祝10:00~翌朝5:00
日10:00~22:00
(※受付時間は、お問い合わせ店舗の営業時間内となります。御注意ください。)
■受付開始日: 2010年7月12日(月)10:00~
■参加方法
2010年7月12日(月)朝10時より、青山ブックセンターの店頭もしくはお電話にて、参加受付をいたします。
トーク終了後にサイン会がございます。奥泉先生の本の発売は、7月25日(日)からとなります。7月25日(日)朝10時より、『シューマンの指』(講談1680円・税込み)を御買い上げの方に、レジにて奥泉光先生のサイン会整理券を差し上げます。
鴻巣友季子さんのサインにつきましては、イベント当日、当店にて鴻巣さんの著作、翻訳書を御買い上げの方にレジにて整理券を配布いたします。
古書の持込みはご遠慮ください。また色紙など、本以外のものにはサインいたしません。以上ご了承の上、ご参加ください。
<イベント内容>
作家にしてジャズフルートの奏者としても名高い奥泉光先生と、日本を代表する翻訳家の一人・鴻巣友季子さんが、丁々発止の文学トークを繰り広げる、ABC六本木店オリジナルイベント「文芸ビックリ箱」。
VOL・3の今回は、奥泉先生の野間文芸賞受賞後初の書き下ろし長篇『シューマンの指』(講談社)刊行記念です。
生誕200周年を迎える悲劇の天才作曲家・シューマンに捧げる、本格・音楽・小説。
シューマンに憑かれた天才ピアニスト、彼に焦がれる友人の「わたし」。
ピアニストの指を巡る“謎”と記憶の物語が、奥泉先生の鮮やかな手さばきで奏でられていきます。
今回もトークとサイン会でおおくりする、魅惑の小一時間。奥泉先生のフルートのアドリブ演奏、鴻巣さんの伸びやかな朗読にも、ご期待ください!
店内でのイベントです。ほとんどの方は40~50分のトークをお立ち見となります。ご了承ください。
参加は無料ですが、ご予約を承ります。
http://www.aoyamabc.co.jp/10/10_201007/vol3730.html
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イベントの詳しい内容や最新情報は
青山ブックセンターのウェブサイトに載っています。
どうぞご覧下さい!!
http://www.aoyamabc.co.jp/10/
■イベントに関する電話でのお問い合わせは、各開催店舗に御願い致します。
本店(青山) 03-5485-5511六本木店 03-3479-0479
六本木ヒルズ店 03-5775-2151丸ビル店 03-5221-8860
では、本日も映画Love Storyから口語表現を紹介します。
to dish it outは、「やっつける、けなす、こきおろす」。
映画では、以下のように使われている。
○Practical Example
Oliver: "And then again I might call you as soon as I get back to my room."
Jenny: "Bastard."
Oliver: "See, you can dish it out, but you sure can’t take it."
オリバー 「じゃあ、部屋に戻ったら、またすぐに電話するかもしれない」
ジェニー 「バカ」
オリバー 「君は人に冷たくできるけど、自分が冷たくされるのはいやなんだ」
●Extra Point
次のような形でも使われる。状況によっては、「しかる」「小言を言う」という感じになると思う。
◎Extra Example
"Mrs. Yoshioka is always dishing it out to her people."
"But she turns around and kowtows to the president’s daughter."
「吉岡夫人は部下を年中しかりとばしている」
「そのくせ社長の娘にはぺこぺこしているよ」
kowtowは「ぺこぺこする」。中国語の「叩頭する」から英語に入った。