to be pleasedで、「喜んだ、満足した、うれしい」。to be pleasedで、「喜んだ、満足した、うれしい」。to be pleased by[with]とby[with]がうしろに付くことがよくある。
○Practical Example
"I am very pleased that you could come visit us in Kyushu, Miranda."
"Thanks so much, Mrs. Matsuura."
「ミランダ、九州に来てくれて、とてもうれしいです」
「松浦さん、ほんとうにありがとうございます」
●Extra Point
to be pleased to(・・・・・・して[できて]、とてもうれしい), あるいはto be pleased if(もし・・・・・・できたら、とてもうれしい)の形で用いられることもある。
◎Extra Example
"I'd be very pleased to see you in Auckland, too, Mrs. Matsuura. I'd be really pleased if you and your husband could visit us there."
「松浦さん、オークランドでもお会いできたら、大変うれしいです。ご主人と一緒に来てくだされば、とてもうれしいです」
sophisticatedされた人物は、「洗練された、あかぬけした、しゃれた」「高尚な、見識がある」と目される。
○Practical Example
“Gee, Mrs. Crouch is so sophisticated. She speaks three languages and is an expert on art.”
「うわあ、クラウチ夫人はあかぬけていらっしゃるわ。三つのことばを使いこなして、芸術にもお詳しいのですから」
●Extra Point
sophisticatedの反意語は、unsophisticated.日本語の「あか抜けていない、世慣れない、人ずれしていない」に近い。
◎Extra Example
“Yeah, but Mr. Crouch is very unsophisticated. He never wants to leave Texas and hates going to museums.”
「そうだね、でも、クラウチさんのご主人はまったくあか抜けていない。テキサスから決して出ようとしないし、美術館にも行きたがらない」
これはもともとギリシャ語源の語で、「(一般大衆の支持を得る)非凡な能力、カリスマ的才能、大衆を服させる資質、非凡な統率力」のこと、あるいはこうした力を持つ人のこと。
○Practical Example
“Al Gore is a man with great personal charisma. It makes his message about global warming all the more persuasive.”
「アル・ゴアは大変なカリスマ的資質を備えている。だからゴアが地球環境危機問題について発言すれば、非常に説得力がある」
●Extra Point
形容詞系は、charismatic.
◎Extra Example
“Al Gore is extremely charismatic. He would have made a great president.”
「アル・ゴアはほんとうに強いカリスマ性を備えている。彼こそ偉大な大統領になっただろう」
この語はフランスの兵士Nicolas Chauvin(ニコラス・ショーバン)の名前に由来する。ニコラス・ショーバンは、Cogniard(コニャル)兄弟作 La Cocarde Tricolore(1831) 中に出てくる軍人で、Napoleon(ナポレホン)を盲目的に崇拝する。ショーバンがナポレオンの配下にいたほかの兵士よりも強い愛国心を持っていたかどうかは、今は問題にされない。とにかく、chauvinistは、「盲目的愛国者、狂信的排外主義者」の意味で使われる。大抵そこには否定的な意味が含まれる。
○Practical Example
“The prime minister is a real chauvinist. I hope he won’t lead the country into war.”
「首相はほんとうに愛国心が強い。国民を戦争に駆り立てるようなことがなければいいが」
●Extra Point
フェミニズムが隆盛となり、male chauvinist pigという語が生まれた。これは「男性は女性より上と考える人物、男性優位主義者」のことを意味する。
◎Extra Example
“Gary is a male chauvinist pig. All the time he insults women. What a pig!”
「ゲーリーは男は女より上と考えている。だからいつも女性をバカにする。嫌な人!」
gayは今は男性、女性どちらの同性愛者を示す時も普通に使われる。このgayという語は、今では多くの言語において使われている。
○Practical Example
“Tennessee Williams is only one of many famous gay writers.”
「有名なゲイ作家はたくさんいるが、テネシー・ウィリアムズはその中の屈指の一人だ」
●Extra Point
gayの反対はstraightだ。straightで異性愛者を意味する。
◎Extra Example
“It doesn’t matter if you are gay or straight. What matters is how much talent you have.”
「ゲイであろうとなかろうと、関係ありません。大事なのは、どれだけ才能があるか、です」
ところで、本日のNHK教育テレビ夜10時50分から11時の『視点・論点』に出演します。お時間ある方は、ぜひご覧下さい。
この表現は、それは本物である、と感じた時に用いられる。例を見てみよう。
○Practical Example
“Now, that’s what I call a steak. I’ve had steaks before, but this one is fantastic.”
「ああ、これが本物のステーキだよ。ステーキはよく食べるが、これはスゴい」
●Extra Point
この言い方はいろんな形で使われる。そして悪い意味でも用いられる。
◎Extra Example
“There’s oil spilling into the sea. It’s very serious. That’s what I call an international problem.”
「原油が海に流れ出している。かなり深刻だ。これは国際問題だ」
「何かをしっかりつかむ」(to get [have] the hang of something)ことができれば、「・・・・・・の呼吸をのみ込む、・・・・・・のこつをつかむ、・・・…を理解する」ことになる。
○Practical example
“At first I couldn’t make tsukemono, but now I’ve got the hang of it.”
“Good for you, Bruce.”
「最初はぼくも漬け物ができなかったけど、もうコツをつかんだ」
「ブルース、よかったね」
●Extra Point
to get the hang of somethingは、否定形でも使われる。
◎Extra Example
“I’ve tried to make risotto, but I just can’t get the hang of it. It seems simple, but it’s really pretty difficult.”
「リゾットを作ろうとしているんだけど、どうもうまくできない。簡単そうに見えるけど、とってもむずかしい」
thanks for comingで、誰かがどこかに来てくれたことに対する謝意を示す。
○Practical Example
"Thanks very much for coming to the talk last night at the Aoyama Book Center. It was great seeing you there."
「昨晩は、青山ブックセンターのトークショーに来ていただき、誠にありがとうございました。お目にかかれて、とてもうれしかったです」
●Extra Point
"Thanks for everything."は、多大な感謝の気持ちを示したい時に便利な表現。
◎Extra Example
"You have been very kind, and it was great seeing you last night. Thanks for everything."
「あなたはとてもやさししいですね。昨晩お会いできて、とてもうれしかったです。いつもいつもありがとうございます」
誰かにほんとうに会いたいと願う時、to hope to see youという表現を使う。
○Practical Example
"I hope to see you at the Aoyama Book Center tonight."
「今夜、青山ブックセンターでお会いしたいです」
●Extra Point
"I hope you'll come."も同じ意味で使われる。
◎Extra Example
"Tonight there's a talk on at the Aoyama Book Center. I really hope you'll come to it."
「今夜、青山ブックセンターでトークショーがあります。みなさんに来ていただけますと、とてもうれしいです」
最近、シドニーで人の列に並んでいたら、うしろの人がその連れの人に、“There were a million people there.”と言っているのが聞こえた。millionはこのような形で大変よく使われる。「非常に多数の」という意味。
○Practical Example
“I went to see the new Miyazaki Hayao movie, but there were a million people there and I couldn’t get in.”
「宮崎駿の新しい映画を観に行ったんだけど、もう人が一杯で入れなかったよ」
●Extra Point
millionsと複数で用いられても、意味は同じ。
◎Extra Example
“There were millions of people at the Budokan last night for the Sakamoto Ryuichi concert. I was lucky to get a ticket.”
「昨夜の武道館での坂本龍一のコンサートは実にたくさん人が入っていた。チケットが取れてラッキーだった」
とても面白い言い方で、その上何かを完璧に表現するという言い方がある。今日GetUpEnglishで紹介するelbow greaseはその一つだと思う。elbow greaseは、「(こすったり、磨いたりする)力仕事、ハードワーク」のこと。直訳すれば「肘油」となるが、そこからも「肘に油をさして肉体労働に取り組む」という感じがうかがえる。二つ例を挙げる。
○Practical Example
“I can’t fix the motor.”
“Give it a bit of elbow grease and it’ll be fine again.”
「モーターが直らないよ」
「がんばれば直るさ」
●Extra Point
elbow greaseは、「力仕事、ハードワーク」のほかに、特に特別な意味はない。なので、この意味の用例をもう一つ挙げる。
◎Not-an-Extra Example
“You can’t wash the dishes by looking at them, Harumi. You need to use a little elbow grease to get them clean.”
「晴美さん、お皿は見てるだけ洗えないのよ。ゴシゴシ洗わなきゃきれいにならないんだから」
これは最近よく使われるようになった言い方で、「冷静になる、頭を冷やす、落ちつく」という意味。
○Practical Example
"The boss seems really angry about something today."
"Yeah, I think he should go to a pub or something and chill out."
「社長は今日はなんだかカリカリしているみたいだな」
「そうだね、どこかに飲みにでも行って落ち着いてくれるといいな」
●Extra Point
最初は若者が使い出した言い方だが、今は一般社会で広く用いられる。
◎Extra Example
(a conversation between a young man and his grandmother)
"Chill out, honey. You're incredibly nervous."
"Sorry, grandma. Today's the test for my driver's license. Once it's over I'll be home free."
(若い男性と、その祖母の会話)
「落ち着きなさいよ。なんだかすごく神経質になっているよ」
「ごめんなさい、おばあちゃん。今日、運転免許の試験があるんだ。これが終われば、きっと落ち着くと思う」
home freeは、2006/10/16のGetUpEnglishを参照。
placeは、(しばしば one's ~で)「住居、家(house)」の意味で用いられる。一戸建ての家にも、マンションやアパートにも使われる。
○Practical Example
"Gee, Haruko, it's a nice place you have here."
"Thanks, Natsuko. We just moved in last month."
「わあ、晴子、あなた、いい家に住んでいるじゃないの」
「ありがとう、夏子。先月越してきたばかりなの」
●Extra Point
"Your place or mine?" や"My place or yours?"は、何かを自分の家でするか、それとも誰か別の人の家でするかを尋ねるときによく使われる。
◎Extra Example
"Let's have a party, Fuyuko."
"Okay, Akiko, your place or mine?"
「冬子、パーティしようよ」
「晶子、いいね。あなたの家でする? それともわたしの家?」
**************************************************************************
ところで、ぼくは今度東京工業大学に、世界文明センターという、新しい学部を作りました。以下をご覧下さい。
一般向けのイベントもたくさんありますので、このブログで随時ご紹介しますね。
to show upは、「(待っているところへ)姿を現す、 顔を出す」という意味でも用いられる。
○Practical Example
"How many people showed up at the Giacometti exhibit yesterday?"
"Oh, there was a huge crowd. It was fantastic."
「昨日のジャコメッティの展覧会には何人ぐらい入っていた?」
「ああ、ほんとうに人がたくさん入っていたよ。すごい展覧会だった」
●Extra Point
to show upは、「(会合などに)顔を見せる、出る、来る」といった意味でも用いられる。
◎Extra Example
"What time did Goro get to your place last night?"
"He showed up at about 11:00. He's always late, that guy."
「吾郎は昨晩あなたのところに何時に来たの?」
「11時に来たわ。彼、いつも遅れるよ」
このplaceは「家」の意味。明日のGetUpEnglishではこの表現を取り上げます。
なお、ジャコメッティ展は、10月10日から12月3日まで川村美術館で開催しております。
http://www.tokyo-np.co.jp/event/bi/giacometti/
神奈川県立近代美術館葉山での同展覧会を見逃してしまった方は、ぜひご覧ください。
non-event, あるいはnoneventは、「(鳴り物入りだが)中身のないこと」「公式には無視されたできごとのこと」。
○Practical Example
"The lecture by the famous author, Srelup, was a real non-event. Only five people showed up."
「有名作家のスリラップ氏の講演は大失敗だった。5人しか聴きに来た人がいなかった」
このto show upという表現は、明日説明します。
●Extra Point
non-eventは、何か「期待はずれのできごと」も示す。
◎Extra Example
"The prime minister's speech was a real non-event. He said nothing new or interesting."
「首相の演説はまったく面白くなかった。新しいことや興味をそそることは何も言わなかった」
ところで、ぼくの芝居『河原町物語』と『記者たち』は、絶対に期待を裏切りません(と願っております)。ぜひご覧下さい。チケットは好評発売中です!
http://www17.ocn.ne.jp/~h-uesugi/kawaramachi.htm
10月23日(月)の青山ブックセンターのトークショーでは、この芝居に出てくれるふるたこうこさんとぼくの短篇小説も朗読します。このトークショーは『名演説で学ぶアメリカの歴史』という本の刊行を記念して行なわれるものですが、中身のある演説についてお話しますので、ぜひご参加下さい。英語の勉強方法も提案します。(予約がいっぱいになると参加できないかもしれないので、早めに電話予約をお願いします。下をご覧下さい。)