to calm downは、「落ち着く、静まる」という感じ。
○Practical Example
“Calm down, Jeb. You’re acting like an idiot.”
“Sorry, George, but how can I calm down when the police are after me?”
「落ちつけよ、ジェブ。まるで馬鹿みたいだぞ」
「すまない、ジョージ。でも、警察に追われてってのに、一体どうやって気を落ち着かせりゃいいんだ?」
●Extra Point
to calm downは、他動詞としても使われる。
◎Extra Example
“The baby cries all night. How can I calm her down, doctor?”
“Are you feeding her enough milk? Maybe she’s hungry.”
「赤ちゃんは一晩中泣いてます。どうしたらおとなしくなりますか?」
「ミルクはたくさんあげましたか? おなかがすいているのかもしれませんね」
to find outは、「(調査などをして)(……を)見つけ出す、発見する、知る」。
○Practical Example
“Did you find out who stole Yoriko’s handbag?”
“No, not yet. But we will find out eventually.”
「誰が依子のハンドバックを盗んだかわかった?」
「まだよ。でも、そのうちわかるわ」
●Extra Point
受身形のto be found outもよく用いられる。
◎Extra Example
“Hiromi tried to cheat on the test, but she was found out.”
“Oh my God, that’s really bad. Are they going to fail her?”
「弘美はテストでカンニングしようとしてバレちゃゃったの」
「いや、それは大変だわ。弘美は単位がもられないかしら?」
to close upで、「(家・窓などを)(完全に)閉ざす、ふさぐ、閉鎖する」。
○Practical Example
“It’s already six, time to close up the shop.”
“Okay. I’ll come back tomorrow.”
「もう6時です。店を閉める時間です」
「了解。明日また来る」
●Extra Point
to close downはちょっと意味が違う。
「(会社・店などを)閉鎖する、閉店させる」。
◎Extra Example
“We’re closing down this shop, so everything is cheap now.”
“Oh, great. I love bargains!”
「閉店します。ここにあるものはみんな安くお譲りします」
「やった。バーゲンは大好きなの!」
to settle downは、一つには「(人を)静かにさせる、おとなしくさせる」の意味で使われる。
○Practical Example
“Settle down, Yumiko. You’re not going to get the job if you’re so nervous.”
“Sorry. I’m really scared of doing the interview.”
「裕美子、落ち着きなさい。そんなに心配したら、採用されないわよ」
「ごめんなさい。面接を受けるのがほんとに怖いの」
●Extra Point
to settle downは、「身を固める」という意味もある。
◎Extra Example
“When are you going to settle down, Yuji?”
“I don’t want to get married and settle down. I want to have fun!”
「裕次、いつ身を固めるつもりだ」
「まだ結婚して落ち着きたくない。楽しくやりたいんだ!」
to point outは、「(指し)示す、(事実などを)指摘する」。
○Practical Example
“When we were in Stockholm, Ingrid pointed out all the sights to see.”
“That’s wonderful, Sophia. Ingrid knows a lot about the city.”
「ストックホルムにいたとき、観るべきところをイングリッドがみんな教えてくれたのよ」
「ソフィア、それはすばらしい。イングリッドは街のことは詳しいわ」
●Extra Point
to point outは、「(一団の中から)見分ける、選び出す」。
◎Extra Example
“Prof. Tokunaga pointed out my mistake in the essay.”
“He pointed out my mistakes, too, and made me rewrite the essay.”
「徳永先生は、わたしの作文の間違いを見つけてくださった」
「ぼくの間違いも見つけてくださった。そしてぼくに作文の書き直しを命じた」
grey(灰色)のものは、「どっちつかずの、中間の」ということ。よくよく grey area (gray areaとも書く)と言うが、これは「(状況・問題点・色合いなどの)あいまいな[どちらともとれる]部分」「 はっきりしない状況」を示す。
○Practical Example
"Should a vinaigrette dressing be made with lemon juice or vinegar?"
"Well, Claude, it's a grey area. I prefer lemon juice, but many other people don't."
「ヴィネグレット・ドレッシングは、レモン・ジュースで作る? それともヴィネガー?」
「クロード、どっちとも言えないね。わたしはレモン・ジュースで作るのがいいわ。でも、ほかの人たちは、それじゃないほうが多いみたい」
●Extra Point
「あいまいな、はっきりしない」のgreyの反意語は、black and white(善か悪かで、白か黒かで[判断する])
◎Extra Example
"Some people say that global warming is a grey area, that it's not a reality."
"I don't agree. It's a black and white issue. It's very clear that there is global warming."
「地球の温暖化がほんとうに起こっているかどうかわからない、それは現実性がない、という者もいる」
「そうは思わない。それはもうはっきりしてる。地球温暖化が進んでいることは明らかだ」
red(赤)は、「怒り」あるいは「当惑」などで、「顔を赤らめた、真っ赤になった」という意味でよく使われる。最初は「怒りで赤くなった」の意味の用例を挙げる。よくto see red(激怒する)の形で使われる。
○Practical Example
"What happened when the boss criticized you, Greg?"
"I saw red and told her to go to hell."
「グレッグ、上司にきびしいことを言われて、どうしたの?」
「ぼくは頭にきたから、あんたなんか死んでしまえ、と言ったんだ」
●Extra Point
to turn redは、「当惑して、顔が赤くなる」。日本語と同じだ。
◎Extra Example
"What did the boss do, Greg?"
"She turned red and apologized. I guess it was all really my fault."
「グレッグ、それで上司はどうしたの?」
「びっくりして、顔を真っ赤にして謝ったよ。でも、悪いのはやっぱりぼくだと思う」
英語のgreen(緑)という色は「うらやましさ」「嫉妬」を連想させる。"I'm green with envy."(ひどくうらやんで[妬んで]いる)はよく使われる表現。
○Practical Example
"I'm going to study in Oslo for a year."
"Oh, I'm green with envy, Hamson. You're going to have a fabulous time."
「オスロに1年留学するよ」
「うわあ、ハムソン、そいつはうらやましい。有意義に過ごせるだろうね」
●Extra Point
最近では、「環境保護(主義)の」「環境に配慮した」という意味でも用いられる。「(政党などが)自然保護を唱える」といったことを表現したい時にも使われる。
◎Extra Example
"We're very green in my family. We save on water and use solar power."
"That's great, Mr. Gorman. Everyone should be like you."
「家では常に環境問題を考えています。節水を心がけて、太陽エネルギーを使っています」
「ゴーマンさん、それはすばらしい。誰もがゴーマンさんのようにならないといけません」
☆Extra Extra Point
greenは、「未熟な、うぶな、青二才の」の意味もある。
★Extra Extra Example
"I'm still a bit green, Ms. Kim."
"Don't worry, Noriko. I'm sure you'll learn everything at the company very quickly."
「金さん、わたしはまだ未熟者です」
「紀子、心配しないで。会社でみんなすぐに覚えるわよ」
これから4日間、「色」の英語を紹介する。色それだけでなく、ほかの意味も表現するものを紹介する。blue(青)は、「憂鬱で、悲観して」という意味も示す。
○Practical Example
"I'm feeling really blue these days, Rumiko."
"Don't worry, Gordon. Keiko will come back to you. She just needs some time on her own."
「留美子、最近気持ちが沈んでるんだ」
「ゴードン、心配ないわよ。啓子はあなたのところに戻ってくるわ。彼女はちょっと一人でいる時間が必要なのよ」
●Extra Point
blues(ブルース)は誰もが知っている。19世紀のアメリカで黒人たちが作った音楽だ。ブルースは、人間の「憂鬱」や「気のふさぎ」(the blues)を表現する。
◎Extra Example
"I love listening to the blues."
"Me, too, Kazuo. Actually, the blues make me happy."
「ブルースを聴くのが好きだ」
「一雄、ぼくもだ。ほんとうに、ブルースを聞くと、幸せな気持ちになれる」
昨日はto cross one's fingersという表現を紹介したが、今日もそれと似た表現を紹介する。knock on wood(木をたたく)という言い方で(そして実際に「手近にある木製品に触れたり、たたいたりすること」もある)、「こんなことを言っても、いやなめにあいませんように」といった気持ち表現する。
○Practical Example
"I haven't had a cold in five years. Knock on wood."
"Well, it's the flu season now, so you'd better be careful."
「もう風邪は5年は引いてないよ。こんなことを言ってもばちがあたりませんように」
「さて、今はインフルエンザが流行っている。だから、気をつけたほうがいいわよ」
●Extra Point
knock on woodはアメリカで使われる。イギリスおよびオーストラリアやニュージーランドの英連邦諸国では、普通はtouch woodという言い方がされる。
◎Extra Example
"I'm going to pass my big test easily."
"Touch wood, Kazuo. You may not do as well as you think."
「試験は楽勝だろう」
「和雄、そうなればいいわ。だけど、思うようにはうまくいかないかもしれないよ」
何かがそうなればいい、と祈ったり、願いをこめるときは、人差し指の上に中指を重ねる(to cross one’s fingers)。だから、成功や幸運を祈るときは、そのようにto cross one’s fingersと言う。それで「何がそうなったらいい、何かが字実現したらいい」といった気持ちを表現する。そして意味を表わす言い方は、2通りある。まずは、最初の言い方から。
○Practical Example
"I really want to buy that house at Sannomiya. I've got my fingers crossed."
"Oh, I'm sure the people will sell it to you, Mr. Fujita."
「なんとか三ノ宮のあの家が買いたい。あの家が買えたらいい、と祈っているんだ」
「ああ、藤田さん、きっとあの家は藤田さんに売ってもらえますよ」
●Extra Point
もう一つ、短く"Fingers crossed."と言って同じ意味を表現することもある。
◎Extra Example
"I hope the owners will sell me that house. Fingers crossed."
"Well, just uncross your fingers and put your hand in your wallet."
「家主があの家をぼくに売ってくれるといいのだが。そうなることを祈ってる」
「なら、人差し指の上に中指を重ねるのではなく、財布のなかに手を入れておくのがいいでしょう」
「おしゃべり」な人はa chatterbox.
○Practical Example
"Takeshi is such a chatterbox."
"I know. I wish he would stop talking and listen once in a while."
「剛はほんとうにおしゃべりだ」
「知ってる。一方的に話すばかりでなく、たまにはこっちの言うことも聞いてほしい」
●Extra Point
日本語では、誰かのことを「話し上手で聞き下手」と形容することがある。これに近い英語の表現は、someone who "likes the sound of his/her own voice."だろう。
◎Extra Example
"Takeshi just talks and talks and talks."
"He likes the sound of his own voice, I think. "
「剛はまったくいつも一人でしゃべりまくる」
「あいつは話し上手で聞き下手なんだな。」
これは「希望的観測[解釈]」に相当する表現。
○Practical Example
"I'm gonna get my novel published by Shinkaisha someday for sure."
"That's just wishful thinking, Harumi. It's not as easy as you think."
「わたしの小説がいつか新海社から出版されるわ」
「晴美、それは希望的観測だよ。物事は自分が思うようにうまくいかないよ」
●Extra Point 晴美さんはひどく自信満々のようですね。(Harumi here appears overly confident.)このoverly confidentという表現も注意しよう。
◎Extra Example
"I'm gonna win the Akutagawa Prize for sure someday."
"Don't be overly confident, Harumi. First get your novel published."
「いつか芥川賞ももらえるわ」
「そんなに自信ばかり持っても仕方ないよ。まずは小説を出すことだ」
井上ひさし原作、ロジャー・パルバース訳のThe Face of Jizoがこの秋ロンドンで上演されます!