純日本人が、それも翻訳者/編集者がAsahi Weeklyの社説(Op-Ed)とも言うべきWeekly Picksを書かせていただけるなんて、
Asahi Weeklyの50年の歴史でもまずなかったことですし、
①50周年記念号、
②表紙はWBC日本チーム優勝の写真、
と、これ以上ない光栄な号に書かせていただけて、ひたすら恐縮しております。
記事にはジョリー・フレミングの世界自閉症啓発デーに寄せたメッセージも盛り込むことができました。
ありがとうございます。みなさんのおかげです!
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/64/d0/d3983c554e41a8393547d8bcbeb3d38f.jpg)
今日のGetUpEnglishはこの語を学習する。
○Practical Example
"Please forgive me to tell my candid opinion about your story. To be honest, I never enjoyed it. Not only the story is boring, but you completely misunderstand Japanese culture and society."
「あなたの小説についてざっくばらんに申し上げる。正直、全然おもしろくなかった。ストーリーは退屈だし、そもそもあなたは日本の社会と文化がまるでわかっていない」
●Extra Point
もう一例。
◎Extra Example
The teacher was candid with me about his chances of becoming a pilot.
「先生は彼がパイロットになれる可能性については率直だった(まず無理だと言った)」
今日のGetUpEnglisもその本から紹介する。
With language, precision is important; pomposity, pretension, periphrasis, plagiarism and sesquipedalianism are to be avoided at all costs – as this sentence demonstrates – because it makes you sound like you’re trying too hard, which makes you sound like you’re using long words to cover up the fact that you don’t really know what you’re talking about.
言葉を使うにあたっては、正確さが重要だ。加えて尊大な言い方(pomposity)は厳禁だし、実際とは違うふうに思わせては(pretension)ならない。回りくどい言い方(periphrasis)も避けるべきだし、人の発言を自分の発言であるように(plagiarism)してはならないし、やたら長い語(sesquipedalianism)を使うのもやめたほうがいい。もはやおわかりかと思うが、わたしが書いているこの文がまさにそれだ。何か必死に伝えようとしているのはわかるが、そうやって自分が言っていることがわからないことを押し隠そうとしているように思えてしまうのだ。
pomposityもpretensionもperiphrasisもplagiarismもsesquipedalianismもなかなかお目にかからない名詞だ。これを名詞のまま訳すとかなり硬い日本語になってしまうので、試訳のように動詞に品詞転換して訳すとよい。
今日も更新が遅れてしまい、申し訳ございません。しばらくご迷惑をおかけします。
今日のGetUpEnglishはこの表現を学習する。
○Practical Example
I love my country, warts and all.
「自分の国をいいところも悪いところも含めてすべて愛している」
●Extra Point
2023年の後半、いちばん気合を入れて訳している本にこの表現があった。
◎Extra Example
Oliver Cromwell instructed his portrait painter to depict him ‘warts and all’, contrary to the traditional habit of painting kings in as flattering a way as possible.
オリバー・クロムウェルは、王の肖像画はできるだけきれいに描くという伝統に反し、絵師に自分の姿を「ありのまま」に描くよう命じた。
make believe (that)...で、「~であるふりをする、~と見せかける」。
今日のGetUpEnglishはこの表現を学習する。
○Practical Example
"She got my money by making believe she loved me."
「あの女、わたしを愛していると見せかけて、私のお金を奪った」
●Extra Point
「(~の)真似ごとをする、(~)ごっこをする」の意味でも使われる。
◎Extra Example
"Let's make believe we're pirates, Thor."
「海賊ごっこをしようよ、ソー」
☆Extra Extra Point
make-believeとハイフンが付くと名詞(「見せかけ、偽り」「架空」)や形容詞(「見せかけの、偽りの」「架空の、想像上の」といった意味で使われる。
Oxford Advanced Learner's Dictionaryには、次の定義がある。
imagining or pretending things to be different or more exciting than they really are
そしてFANTASYの同義語であると定義されている。
現在、翻訳中の本に、以下の表現があった。
Poster Art of the Disney Parks, Second Edition
by: Danny Handke, Vanessa Hunt
https://books.disney.com/book/poster-art-of-the-disney-parks-second-edition/
★Extra Extra Example
“Here is the world of imagination, hopes, and dreams. In this timeless land of enchantment, the age of chivalry, magic, and make believe are reborn—and fairy tales come true. Fantasyland is dedicated to the young and the young at heart, to those who believe that when you wish upon a star, your dreams come true.”
—Walt Disney
ここはイマジネーションと希望と夢の世界。 この永遠の魔法の国で、騎士道や魔法や夢想の時代が再現され、おとぎ話が現実になる。ファンタジーランドは子供たちちと子供の心を持つ人たち、星に願えば夢がかなうと信じる人たちのための場所。
――ウォルト・ディズニー
make believeはmake-believeだが、①A, B and Cのように羅列される場合にAもBもCも大体同じ意味であるはずである、そして②fantasy(ファンタジー、空想)と同義であると考えれば、「架空」を「夢想」くらいに訳せばいいだろう。
群馬県みどり市の市長を表敬訪問した記事が「桐生タイムス」に掲載されました。
ご覧いただけますと、うれしいです。
https://kiryutimes.jp/article/6oVwgfJA/
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自閉症啓発デーを前に 翻訳者の上杉さん、みどり市長訪問 ディズニーから自然食まで多彩な本贈る
世界自閉症啓発デーを前に、須藤昭男市長㊨を表敬訪問した上杉隼人さん(みどり市長室で)
世界中でベストセラーになった「『普通』ってなんなのかな―自閉症の僕が案内するこの世界の歩き方」の翻訳者で、本紙毎月最終土曜日に「永遠の英語学習者の仕事録」を執筆中の上杉隼人さん(旧大間々町生まれ)が17日、みどり市の須藤昭男市長を表敬訪問した。翻訳を手掛けたマーベル、ディズニーから最新の「日本の自然をいただきます―山菜・海藻をさがす旅」まで多数多彩な書物を贈り、子どもたちの英語学習について、障害者とともに生きる社会について、みどり市の可能性についても語り合った。
https://kiryutimes.jp/article/6oVwgfJA/
なお、上杉さんは21日午後7時6分から、FMきりゅうの「ハッピースマイル」にオンラインで生出演する。
https://blog.goo.ne.jp/.../810c84ab99fa4e14db7dbfc86a432271