GetUpEnglish

日常よく使われる英語表現を毎日紹介します。毎日日本時間の午前9時までに更新します。英文執筆・翻訳・構成・管理:上杉隼人

GetUpEnglishについて

毎日更新! GetUpEnglish Updates Every Day! Since April 1, 2006 (c) 2006-2024 Uesugi Hayato(上杉隼人)

TO  MISREMEMBER

2024-09-30 08:51:07 | M
 misrememberは「誤って記憶する、記憶違いをする」
 今日のGetUpEnglishはこの語を学習する。

○Practical Example
"I thought the meeting was at 10 AM, but I must have misremembered the time."
「会議は午前10時だと思っていたが、時間を間違って記憶していたに違いない」

"He misremembered the details of the conversation, so his account was different from mine."
「彼は会話の内容を間違って記憶していたから、わたしと違うことを言い出した」
このaccountは「話、説明」。

●Extra Point
 もう2例。

◎Extra Example
"I tend to misremember names, so please remind me if I get yours wrong."
「名前を間違って覚えてしまうことが多いので、もし間違えたら言ってください」

"She misremembered the directions and took the wrong turn on her way to the restaurant."
「彼女は道を間違って覚えていたから、レストランに向かう道を誤ってしまった」
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『桐生タイムス』連載「永遠の英語学習者の仕事録」【42】(2024/9/28)

2024-09-29 13:19:14 | 桐生タイムス
DeepMindの共同創業者、現Microsoft AIのCEOの全人類に対する警告書

 今日のAI(人工知能)システムの進化はめざましい。物体も人間の顔もほぼ完璧に認識し、音声からテキストへの変換も、瞬時の言語間の翻訳も問題なくこなす。AIナビで自動運転も可能だ。いくつか簡単なプロンプトを与えれば、新世代の斬新な画像を生成し、情報量の多い論理的な文書も書き上げる。驚くほどリアルな合成音声も生成可能だし、美しい音楽も作曲する。長期的な計画も立ててくれるし、想像力が求められる複雑なアイデアをシミュレーションするなど、かつては人間にしかできないと思われていたことも軽々とこなしてしまう。
数年後には人間と同じレベルでさまざまなタスクを処理できると思われるし、すでに実現しているのかもしれない。
 だが、このAIがロボット工学、合成生物学、量子コンピュータといった同じく急激な進化を遂げている新世代テクノロジーと組み合わさることで、開発者すら想定していない未曾有の大混乱と大惨事がもたらされる可能性がある。
 可能性は低いかもしれないが、一度起こってしまえば甚大な影響がもたらされる。たとえわずかな可能性であっても、緊急に対応しなければならない。だが、まだ何も準備ができていない。このまま強力なテクノロジーの「封じ込め」(英語のcontainmentで、管理し、制限し、止めること)に失敗すれば、現在の国家は崩壊し、世界秩序は大混乱に陥る……。
 本書は、AlphaGoを開発したDeepMindの共同創業者で、現在はMicrosoft AIのCEOを務めるムスタファ・スレイマン(Mustafa Suleyman, 1984- )の全人類に対する警告書だ。1年前の2023年9月に原書が刊行されて以来、世界中で大変な話題を集めている。
 この注目の1冊がついに日本に上陸、昨日9月26日に発売された。

★    ★    ★
 
 ムスタファ・スレイマンの主張は常に一貫している。
 人類は未曾有の力を備えた「来たるべき波」(The Coming Wave)を迎えつつある。来たるべき波はかつてない規模の富と利益を生み出すAIを有するが、これが合成生物学などのほかの新テクノロジーとあわさりつつ急速に拡散すれば、さまざまな形で悪用される可能性もある。それによって想像もできない大規模な混乱が生じ、社会は不安に陥り、大惨事が引き起こされるかもしれない。われわれはAIと新テクノロジーがもたらす恩恵を享受しつつも、その「封じ込め」を試みることが必要だ。それができなければ、人類は悲惨な状況に置かれる可能性がある。

The coming wave of technologies threatens to fail faster and on a wider scale than anything witnessed before. This situation needs worldwide, popular attention. It needs answers, answers that no one yet has.
Containment is not, on the face of it, possible. And yet for all our sakes, containment must be possible.  
 来たるべき波は、史上最速かつ最大規模の失敗をもたらす可能性がある。全世界の注視が必要だ。どうすればよいか? 答えはまだ誰も出していない。
 一見、封じ込めは不可能に思える。だが、全人類のために、封じ込めは可能にせねばならない。

★    ★    ★
 
 ビル・ゲイツ(マイクロソフト共同創業者)、ダニエル・カーネマン(ノーベル経済学賞受賞、『ファスト&スロー』)、アル・ゴア(元アメリカ副大統領)、エリック・シュミット(元グーグルCEO)、グレアム・アリソン(ハーバード大学ケネディスクール初代院長、『米中戦争前夜』)、エリック・ブリニョルフソン(スタンフォード大学教授、人工知能学者)ほか、実に30人以上もの著名人が本書に推薦文を寄せている。
 そのうちのひとりユヴァル・ノア・ハラリ(歴史学者、『サピエンス全史』)は、本書について次のように述べている。

"The Coming Wave is a fascinating, well-written, and important book. It explores the existential dangers that AI and biotechnology pose to humankind, and offers practical solutions for how we can contain the threat. The coming technological wave promises to provide humanity with godlike powers of creation, but if we fail to manage it wisely, it may destroy us."― Yuval Noah Harari
興味深く重要な本。AIとバイオテクノロジーが突きつける人類存亡の危機を探究し、その脅威を封じ込めるための現実的な解決策を提示している。来たるべきテクノロジーの波は人類に神のような創造力を与えることを約束しているが、賢く管理できなければ人類を滅ぼすかもしれない」――ユヴァル・ノア・ハラリ

 大変光栄なことに、わたしは全世界が注目する本書の日本語翻訳を担当させていただいた。この大作を数か月で訳すのは大変な作業であったが、多くの人たちの支援を得てどうにかやり遂げることができた。
 来月の本欄で、『THE COMING WAVE AIを封じ込めよ DeepMind創業者の警告』についてさらにくわしく論じてみたい。

 ムスタファ・スレイマン、マイケル・バスカー『THE COMING WAVE AIを封じ込めよ DeepMind創業者の警告』(上杉隼人訳、日経BP/日本経済新聞出版)

上杉隼人(うえすぎはやと)
編集者、翻訳者(英日、日英)、英文ライター・インタビュアー、英語・翻訳講師。桐生高校卒業、早稲田大学教育学部英語英文学科卒業、同専攻科(現在の大学院の前身)修了。訳書にマーク・トウェーン『ハックルベリー・フィンの冒険』(上・下、講談社)、ジョリー・フレミング『「普通」ってなんなのかな 自閉症の僕が案内するこの世界の歩き方』、ジョー・ノーマン『英国エリート名門校が教える最高の教養』(ともに文芸春秋)など多数(日英翻訳をあわせて90冊以上)。
 12月には『ディズニーランド・パーク ポップアップ・パークツアー』(河出書房新社)、来年3月には『Marvel Anatomy 超人ヒーロー解体図鑑』(KADOKAWA)の刊行が決まっている。


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VIABLE

2024-09-29 00:02:58 | V
 viableは「 (計画などが)実行[実現]可能な, 成功の見込みがある」(コンパスローズ)。 
今日のGetUpEnglishはこの語を学習する。

○Practical Example
"The team came up with several viable solutions to the problem."
「チームはいくつかの実行可能な解決策を考え出した」

"Starting a business in this area might not be viable due to high rent costs."
「このあたりは賃料が高いから 商売を始めるのは現実的でないかもしれない」

●Extra Point
 もう2例。

◎Extra Example
"We need to find a viable alternative before the deadline."
「締め切り前に実行可能な代案を見つけなければならない」

"The project was canceled because it was not financially viable."
「プロジェクトは財政的に現実がむずかしく、中止された」
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ディズニーランド・パーク ポップアップ・パークツアー

2024-09-28 20:18:26 | The Coming Wave
『THE COMING WAVE AIを封じ込めよ DeepMind創業者の警告』

とはまったく違うのですが、今度はこちらが発売になります。

 ディズニーランド・パーク ポップアップ・パークツアー
 マシュー・ラインハート 作
 上杉 隼人 訳
 チャーリー・プライス 文
 ルイ・リカルド イラスト
 単行本 B4変形 ● 2ページ
 ISBN:978-4-309-25763-1 ● Cコード:8797
 発売日:2024.12.03(予定)

 
 これ、ほんとにすごいです!
 
 限定生産なので、お早めに注文しないと、ほんとになくなってしまうかもしれません。
 ぜひお早めのご予約をお勧めします!

 河出書房新社のイカしたプロモーションチームとPR動画も作りました!
 
 ぜひこちらもご覧ください!
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ERRONEOUS, ERRONEOUSLY

2024-09-28 04:11:44 | E
 erroneousは「誤った、間違った」、erroneouslyは「誤って、間違って」
 今日のGetUpEnglishはこの表現を学習する。

○Practical Example
"The report was based on erroneous data, which led to incorrect conclusions."
「報告書は誤ったデータに基づいて制作されたことで、間違った結論に至った」

"He made an erroneous assumption about the project’s timeline, causing delays."
「彼がプロジェクトのスケジュールについて過程を誤ったことで、遅れが生じた」

●Extra Point

 副詞erroneouslyもよく使われる。

◎Extra Example
"The scientist was erroneously credited with discovering the new element."
「その科学者は新しい元素を発見したと間違って評価された」

"She was erroneously informed that the meeting had been canceled."
「彼女は会議が中止になったと誤情報を知らされた」


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はじめに:『THE COMING WAVE AIを封じ込めよ DeepMind創業者の警告』

2024-09-27 08:47:53 | The Coming Wave
本日発売の

THE COMING WAVE AIを封じ込めよ
DeepMind創業者の警告
ムスタファ・スレイマン (著/文)、マイケル・バスカー (著/文)
上杉隼人 (翻訳)
発行:日経BP 日本経済新聞出版
四六判  480ページ
定価 2,200円+税

の第1章が公開されています!


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INACTIVE, ACTIVE

2024-09-27 06:42:00 | I
 inactive, activeは、「活動しない「活動的」であるが、「(機械などが)稼働していない、作動している」というニュアンスがあるし、その文脈で使われることがよくある。
 今日のGetUpEnglishはこのふたつの語の言い方を考えてみよう。

○Practical Example
"The robot remained inactive until it received a command to start."
「ロボットは作動開始の指令を受けるまで稼働していなかった」

"The security system becomes active at night to prevent any unauthorized access."
「セキュリティシステムは夜間に作動し、不正アクセスを防ぐ」

●Extra Point

 もう2例。

◎Extra Example
"After hours of being inactive, the machine finally powered up and resumed its task."
「何時間も稼働していなかった機械が、ついに電源が入り、作業を再開した」

"Once the device is inactive, it consumes very little power."
「デバイスが稼働していない時は、電力消費はごくわずかだ」

☆Extra Extra Point

 AI(人工知能)の発達は目覚ましいが……

★Extra Extra Example
"The AI assistant becomes active when you call its name, ready to assist you."
「AIアシスタントは名前を呼ばれると作動し、お手伝いいたします」


本書がついに本日発売された。
THE COMING WAVE AIを封じ込めよ
DeepMind創業者の警告

ムスタファ・スレイマン (著/文)、マイケル・バスカー (著/文)
上杉隼人 (翻訳)
発行:日経BP 日本経済新聞出版
四六判 480ページ
定価 2,200円+税
https://blog.goo.ne.jp/getupenglish/e/b39571dffa26c411da36688c0b9cf09b


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IN A HEAP

2024-09-26 00:35:38 | The Coming Wave
 in a heapは「山積みになって」のほか、「どたりと〈倒れる〉」といった意味で使われる。
 今日のGetUpEnglishはこの語を学習する。

○Practical Example
"After the long race, she collapsed in a heap on the ground, completely exhausted."
「長いレースの後、彼女は疲れ果てて地面に崩れ落ちた」

"When the old building was demolished, it fell in a heap of rubble."
「古い建物は取り壊され、がれきの山のように崩れ落ちた」

●Extra Point
「山のように」の意味でも使われる。

◎Extra Example
"The papers were scattered in a heap on the desk, making it hard to find anything."
「書類は机の上に山のように散らばっていて、何も見つけられなかった」

"The cat curled up in a heap of blankets and fell asleep."
「猫は毛布の山に丸くなって眠りについた」
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TO GET

2024-09-25 00:32:17 | G
  getはいろんな意味で使われるが、不定詞とともに使われる時は「(…)するようになる、 (機会があってまたは許されてうまく)…できる, …する(ことが認められる)、…する機会がある」(コンパスローズ)の意味で用いられるので注意しよう。
 
 今日のGetUpEnglishはこの表現を学習する。

「コンパスローズ」の例文がすばらしい。いくつか紹介する。

〇Practical Example
You'll soon get to like him. 
「すぐに彼のことが気に入りますよ」

 I get to see Paris now that I have won the lottery. 
「宝くじに当たったのでパリ見物ができる」

She never gets to use the new computer. 
「彼女は新しいコンピューターを使わせてもらえない」

●Extra Point
 ほかに例を挙げる。

◎Extra Example
"I got to meet the author after the lecture."
「講義の後、作家に会うことができた」

"He finally got to see his favorite band in concert."
「彼はようやく大好きなバンドのコンサートを観られた」

"They got to play in the championship game after winning the semifinals."
「彼らは準決勝に勝って、チャンピオンシップに出場できた」

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FONDLY

2024-09-24 06:13:32 | F
 fondlyは「愛情深く、愛情をこめて」であるが、文学作品では「あさはかにも、たあいなく」といった意味で使われるので注意が必要だ。
 そして「コンパスローズ英和辞典」にあるように、

 fondly imagine [believe] that...で「 愚かにも…と思い込む」

の意味で用いられる。
 今日のGetUpEnglishはこの表現を学習する。

○Practical Example
"She fondly imagined that the problem would solve itself if she just ignored it."
「彼女は問題を無視していれば自然に解決するだろうと、愚かにも思い込んでいた」

"He fondly believed that his luck would change, despite having lost every game."
彼はすべての試合を落としたのに、運が好転するとたあいなく信じていた」

●Extra Point
 もう2例。

◎Extra Example
"They fondly assumed that everyone would support their idea without question."
「彼らは誰もが無条件に自分たちのアイデアを支持してくれるだろうと浅はかにも思い込んでいた」

"I fondly thought that I could finish the project in just a few hours."
「わたしはそのプロジェクトを数時間で終わらせられると愚かにも考えていた」
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REALIZING

2024-09-23 06:14:35 | R
 realizingは状況によって「敏感な、鋭敏な」の意味で使われる。
今日のGetUpEnglishはこの語を学習する。

○Practical Example
"She had a realizing sense of the dangers that lay ahead, making her cautious in every step."
「彼女はこれから直面する危険を敏感に感じ取り、一歩一歩慎重に進んだ」

"The realizing awareness of the complexity of human emotions helped him write deeply moving poetry."
「人間の感情の複雑さを鋭敏に理解することで、彼に深く感動的な詩を書けた」

●Extra Point
もう2例。

◎Extra Example
"His realizing intuition about the market trends allowed him to make profitable investments."
「市場の動向に対する鋭敏に直感によって、彼は利益をもたらす投資を実現した」

"The artist's realizing perception of light and shadow brought a unique depth to his paintings."
「芸術家の光と影に対する鋭敏な感覚が、絵に独特の深みをもたらした」
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FELICITY

2024-09-22 00:11:28 | F
 felicityは、「至福、幸福をもたらすもの」、あるいは「(表現の)うまさ、適切な表現、名文句」の意味で使われる。
 今日のGetUpEnglishはこの表現を学習する。

○Practical Example
"Mr. Haga‘s felicity in choosing the right words made his speech both moving and persuasive."
「芳賀さんは言葉選びが非常に巧みで、スピーチは感動的で説得力があった」

"The architect's felicity in blending modern and traditional elements was truly impressive."
「建築家は現代的な要素と伝統的な要素を見事に融合させており、その巧みさは実際感動的だった」

"The novel's felicity of expression made it a joy to read."
「その小説の表現の巧みさは、読む者に喜びをもたらした」

●Extra Point
 次のようにも使われる。

◎Extra Example
"His life was marked by moments of great felicity, especially when surrounded by his family."
「彼の人生には特に家族に囲まれている時に、非常に幸福な瞬間がもたらされた」

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THE COMING WAVE AIを封じ込めよ DeepMind創業者の警告 9月30日発売

2024-09-22 00:01:18 | The Coming Wave
THE COMING WAVE AIを封じ込めよ
DeepMind創業者の警告
著者名 ムスタファ・スレイマン 著、マイケル・バスカー 著、上杉 隼人 訳
発行元 日本経済新聞出版
ページ数 480ページ価格 2,420円(税込)
ISBN 9784296118755
発行日 2024年09月30日
https://bookplus.nikkei.com/atcl/catalog/23/12/11/01167/
内容紹介
■AlphaGoを開発したDeepMindの共同創業者でMicrosoft AIのCEOが警告
■AI、合成生物学、量子コンピュータ、新世代の技術が招く未曾有の大惨事
AI、ロボット工学、合成生物学、核融合、量子コンピュータ、DNAプリンター、自律型致死兵器、人工ウイルス……。
超進化する新世代テクノロジーが組み合わさることで、開発者すら想定していない未曾有の大混乱と大惨事がもたらされる。
人類は分水嶺を越えようとしている。だがまだ何も準備ができていない。このまま強力なテクノロジーの「封じ込め」に失敗すれば、現在の国家は崩壊し、世界秩序は大混乱に陥る。
私たちは一部の超巨大AI企業と金持ちに牛耳られた激しい格差社会で不安定な生活を強いられるのか。
あるいは権威主義体制のディストピア的監視社会で暮らすのか。
AlphaGoを開発したDeepMindの共同創業者で、Microsoft AIのCEOを務める著者が著した警告の書。
【本書に寄せられた賛辞】
「興味深く重要な本」――ユヴァル・ノア・ハラリ
「必読書」――ダニエル・カーネマン
「未曾有の時代を乗り切るための優れたガイドブック」――ビル・ゲイツ
「政府が取るべき緊急行動とその課題を提唱している」――グレアム・アリソン
「AIと合成生物学の到来により、今後10年間は人類史上最高のものか、あるいは最悪のものになる。スレイマンほど今後の壮大な課題を認識し、説明できる人はいない」――エリック・ブリニョルフソン
目次
用語集
プロローグ
第1章 封じ込めは不可能
第Ⅰ部 ホモ・テクノロジカス
第2章 果てなき拡散
第3章 封じ込め問題
第Ⅱ部 来たるべき波
第4章 知能のテクノロジー
第5章 生命のテクノロジー
第6章 広がる波
第7章 来たるべき波の4つの特徴
第8章 止められないインセンティブ
第Ⅲ部 弱体化する国家
第9章 国家と国民の「大いなる取引」
第10章 脆弱性増幅器
第11章 国家の未来
第12章 ジレンマ
第Ⅳ部 波を越えて
第13章 封じ込めは可能にせねばならない
第14章 封じ込めへの10 ステップ
 1 安全性――技術的安全性を確立するための「アポロ計画」
 2 監査――知識は力なり、力は制御なり
 3 チョークポイント――時間を稼ぐ
 4 開発者――批判する人も参加しよう
 5 企業――利益とパーパス
 6 政府――生き残り、改革し、規制せよ
 7 同盟――条約締結に向けて
 8 文化――謙虚に失敗から学ぶ
 9 社会運動――人々の力
 10 隘路――通過するしか方法はない
「人新世」の後の人類
謝辞
原註
https://bookplus.nikkei.com/atcl/catalog/23/12/11/01167/
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TO GIVE AWAY

2024-09-21 00:07:04 | G
 give awayは「正体を明らかにする」「隠していたものを露呈する」といった意味で使われる。
 今日のGetUpEnglishはこの表現を学習する。

○Practical Example
"The smell of the fresh paint gave away the fact that the room had been recently renovated."
「新しい塗料の匂いがすることで、部屋が最近改装されたことがわかった」

"She tried to keep her feelings hidden, but her trembling hands gave her away."
「彼女は感情を隠そうとしたが、手が震えてしまい、叶わなかった」

●Extra Point  
 もう2例。

◎Extra Example
"The excitement in his voice gave him away, even though he tried to act calm."
「落ち着いたふりをしていたが、声で興奮していることがわかってしまった」

"We were trying to sneak in quietly, but the creaking floorboards gave us away."
「静かに忍び込もうとしていたが、床がきしんで気づかれた」
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SPEAK OF...

2024-09-20 00:15:55 | S
 spoke ofは文語的な言い方で、「物事が…を示唆する、暗示する」という意味で使われる。
 今日のGetUpEnglishはこの表現を学習する。

○Practical Example
"The elegance of the ballroom spoke of the wealth and status of its owners."
「舞踏室の優雅さは所有者の富と地位を物語っていた」

"Her calm demeanor spoke of a person who had been through difficult times and emerged stronger."
「彼女は落ち着いていたし、それによって困難を乗り越えて強くなったことがうかがえた」

●Extra Point
もう2例。

◎Extra Example
"The old, worn-out furniture spoke of a house that had seen better days."
「古く使い古された家具は、その家がかつての栄華を誇ったことを物がっていた」

"His unkempt appearance spoke of a man who had long neglected his personal care."
「そいつの外見はだらしなく、そいつが長い間身だしなみを気にしていなかったことがうかがえる」
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