ヨルダン・シリアの旅を終え、最終電車で帰ってきた。真鶴はかなり雨が降っていた。タクシーは私達の二人前でなくなってしまった。しばらく待っていたが、待っている間が寒いので、歩いたほうが温かいと負け惜しみを言って、歩いて帰った。今回最後の歩きである。毎日毎日、よくぞとばかりに歩いたので、私にしてみれば何年分もの歩きであった、重い荷物を背負ってはいても、このくらいはなんともなかったが、ぬれねずみになった。午前1時近くなった。
「ただいま~」と叫ぶと、イヌ、ネコが出てきた。毎日待っても帰ってこなかったので、あきらめて寝ていたらしい。それからがみんな甘ったれて大変。まずは部屋を暖めた。まるで冬だ。
毎度のことながら洗濯から始まる。まだ宅配を頼んだ荷物が届いていないので、持って来たものだけだが。スウェーターと帽子と絹のスカーフはランドリーに出した。
八重桜が満開。ヤマブキも満開。風が強く、花をむしっている。