風邪は年がら年中だから、霍乱というほどのことはないが、めずらしく熱を出して寝込んだ。なんども下着を着替えるくらい、びっしょりと汗をかいた。汗をかけば熱も下がり直ると思っていたのだが、毎日汗をかき、ちっとも直らない。寒気が収まらないのだ。
水曜日、陶芸から帰ると左の奥歯が痛んだ。左上に虫歯があることは承知しているから、これも風邪のせいだろうと我慢していた。翌日がマッサージの日だったので、肩がこちんこちんなので、歯医者よりこっちを優先した。ところがその後から寝込んでしまったのだ。歯は相変わらず痛い。う~ん、旅行前に直しておかなければいけないな。
日曜日、起きてシフォンを焼いた。鳥たちのシフォンがずっと切れたままだからである。簡単なのだが、ちょっと息切れした。でも続けてロシアパンを焼いた。保存食を用意しておきたかったからだ。
Papasanに、「寝たときぐらいなにか作ってよ」と言うと、「僕の作ったものなど食べないじゃない」という。確かに普段はPapasanの作ったものなど先ず食べない。しかし病気のときは致し方ない。「そういう言い方は逃げだよ。毎回同じでいいから、Mamasanが食べられるものを一品覚えなさいよ、ご飯だって上手に炊けるようになったじゃない。はじめからうまくはなかったんだよ」Papasan、渋い顔をしていた。もっともPapasanは湘南合唱祭に出かけて遅く帰ってきた。
有田や唐津を訪ねるので、淡交社から出ている日本のやきもの唐津と有田・伊万里を買った。内容は平易だし、おもしろかったので、自分の買った2冊を寄付し、会のためにシリーズを買い揃え、全部斜めに目を通した。それぞれにおもしろかった。それは水曜日に工芸室においてきた。