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刃物

2017-05-05 13:52:55 | 日記
私が使っている包丁類は、ケーキ用の波型とゾーリンゲンの2本をのぞいて、あとはすべて木屋の製品である。刃物の良しあしがわからないので、選んでもらっているからである。以前、関の何とかといって売っているのを買ったが、安物ではなかったがすぐ切れなくなった。木屋の主に聞くと、どんな刃物でもはじめはよく切れる。だからTPOを考えて、キャンプなどで、使い捨てにするような時は安物でいい。何度も研いで使うものはきちんとしたものを買ったほうがいいと教えてくれた。しかし後が使えないような安物は買わない。

包丁は大事にしているが、切れ味が悪くなると、イライラする。で、まめに砥いでいる。おかげで原型よりかなり薄くなってしまう。その大事な包丁でサバの骨を切って刃をこぼしてしまうのがPapasanである。出刃を使えと言ってあるのだが、面倒らしく手元にある包丁を使って刃こぼれさせてしまうのが常。ものすごく怒るが怒ったところで刃が治るわけではない。仕方なく日本橋の木屋まで行って、「これと同じ包丁頂戴」と言って買ってくる。ついでに刃こぼれした包丁を持って行って砥ぎだしてもらっている。こぼれた刃にもよるが、砥いでもらった包丁は細くなって使いにくい。

今使っている包丁もサバの骨で刃こぼれさせられてしまった。「弁償する」というから「1万3千円」と言ったら、「そんなにするの。知らなかった」と言って弁償しない。先日ネットで見たらもう「1万6千円」になっていた。「Papasan、あんたが刃こぼれさせちゃった包丁、今は1万6千円だよ」「あれ以来それは使ってないよ。古いの使っているから」と弁解している。「刃こぼれさせられなかったら、だましだまし使って、この包丁を最後にしようと思っていたんだよ。仕方がない、東京へ行くついでに早めに出て、木屋で買ってくる。そしてこの包丁も直してもらってくるよ」と言って、ここではたと考えた。刃こぼれした包丁を持っていく方法についてである。今までは車だから、気もせずに持って行ったが、今度は電車、しかも包丁を布で巻いていくだけ。以前「包丁1本、さらしに巻いて・・」というような歌があったと覚えているが、そんな感じ。現在はうるさいから、見つかったらとがめられるだろうな。凶器準備・・罪になりそう。共謀法が通っていないが通ったら、公然と権力を押し付けて調べられるだろうな、あぶない、あぶない。刃物は通販で買おう。新しいのが来ればこれは刃こぼれしたままでいいか。しかしいやな世の中になったものだ。

そんな話をすると、知人が、元の青木写真館に「包丁研ぎます」という張り紙がしてあったと教えてくれた。じゃ~もっていって直してもらおう。研いでくれるとわかったらほかの刃物も研いでもらおう、と喜んでいる。
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