ハイキングなんて言うとオーヴァーだが、ガラガラを引いてハイキング並みの歩きをしてきた。コロナのおかげで歩かないから、これでもハイキングなんだ。犬も歩けば棒にあたる、たまに歩くといろんなことに気がつく。
昨日処方箋を預けておいたので、薬を受け取るだけ。薬局に入ると、ただいま無料で骨密度をはかっています、ご利用ください、というお誘い。靴下を脱ぎ、利き足を機械の入れて測る。「診療所では腕だったよ」「いろいろな測り方があります」とおねえさん。測定値を薬剤師さんが診断してくれた。骨がもろくなっています。と丁寧に説明してくれた。「で、どうすればいいの?」「これをもって診療所で検査してもらってください」「診療所で骨密度計ってもらったら、骨がもろくなっていると言われた。私は年の割に乳製品やカルシウムは摂っている方なんだけど、高齢だから経口で摂るのは無理。サプリを飲んだ方がいい、処方しましょうか、言われたから、サプリなら、薬局に行って選んでもらいますよ、薬剤師さんの方が、薬に関してはプロですからね。と言ってここに来て選んでもらったのよ。ヨーグルト味で美味しいんだけど、硬くて噛めないし、袋にチュアフルタイプって書いてあったから、調べたら、噛み砕いて唾液をからませると、効果がある、って説明があった。なんか小さくて飲み込みやすいものはないの」食事の話になったから、ほとんど手作り。栄養学も料理も得意。いい素材を買って美味しい料理を作っている。」ここはお手のものと自慢してきた。薬を受け取って、郵便局へ。それから肉屋さんへ。
大道の石川肉屋さんが閉店する。理由は、ここは発祥の地だから、赤字だったが踏ん張ってきたが限界、店じまいに踏み切ったそうだ。ご近所の人たち、困るだろうなぁ。肉屋さんの孫にそんなことを言ったら、ウチだっていつまでもつか分かりませんよ、と言われてしまった。「それは困る」と叫んでしまったが、家族営業だから、どちらかが具合が悪くなれば、支障をきたす。いつも電話で配達を頼んでいたけど、配達も負担かも、とガラガラもあることだし、いろいろ買った。肩ロースの薄切り、味噌漬けを作るから100gぐらいのを5枚、肩ロースをひき肉にして、などなど、注文のの多いお客さんに体の悪い奥さんが一生懸命手伝っている。これも問題、来るときは前もって注文して、作っておいてもらおう、そうすればおたおたさせなくてすむ。お互い様だから、お互い気遣いが大切だ。
役場の前に差し掛かり造成された石崖の上の土地を見上げた。大きなヤシも植わっている。庭みたいだ。ならなおのこと、後1m、役場前の歩道用に提供してもらえたらよかったのに。この前、財政を聞きに役場に来た時、2階から職員たちと造成中の現場を見ながら、「役場前だけでもきちんとした歩道欲しかったね。計画の段階で役場に相談があったはず。だれも気が付かなかったの』と聞くと気にも留めていなかったようだ。「政治力がないわねぇ」と嘆息した。
肉を持っているので役場にも町民センターにもよらず、小田百で牛乳を2本買って、重いとぼやきながらガラガラを押して坂を登り、下の入り口あたりで、いきなりバイクから手が出て荷物をとった。ヘルメットで顔がわからない。「だれ?」よくよく見ると息子。とたんに重い荷物は全部持ってってくれた。残したのは紙袋に入れたpapasanの薬だけ。でもがさがある。やっぱり坂はきついよ。