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見回すと

2010-05-15 18:17:21 | 日記・エッセイ・コラム

寒い。ストーブをたき、セーターを着ている。冷害だろう。この寒さが今年のこれからの農業にどんな影響を及ぼすのだろうか。田植えができないと言うニュースがあった。一方、ケニアでは大干ばつ、そしてアイスランドの大噴火。自然の及ぼす力に、人間はまだまだ戸惑うばかりだ。地球上の、食糧危機の予感がじわじわと不安となって押し寄せてくる。戦中戦後の食糧難を経験している身だからなおのことだ。我が家で自給できる物はなんだろう。無いね、卵ぐらいかな?と笑っている。

                                                         

外に出て、桜桃の葉陰を丁寧に探してみたが、サクランボの形跡は見つけられなかった。今年も早めに花が咲いた。青い実は見るには見たが、寒さで落ちてしまったのだろう。栗の花はどうだろう、と二階に上がってみたが、まだ花は見られなかった。下の家の栗は咲いているが、その後だから、もうそろそろだとは思う。

                                                          

秋田や山形の山ろくで、小鳥たちの死骸が多数みつかっているそうだ。専門家によると、山に帰った小鳥たちがこの寒さに耐え切れなかったのだという。心配していたんだが。

我が家に来ていた冬鳥たちもみな帰っていった。漂鳥はいくら寒くてもこの辺なら凍死することはないとは思うが、渡り鳥は今頃どこにいるんだろう。餌はあるんだろうか。

                                                         

我が家に来る鳥達も、居残りのヒヨドリの番、スズメ、イソヒヨドリと限られてしまった。ヒヨドリはやかましく鳴きながらシフォンをもらう。最近来ているイソヒヨドリは選手交代したらしく、フライングキャッチが出来ない。ヒヨたちがフライングキャッチする様をうらやましそうに眺めている。それでも顔を覗き込むようにして近くまでやってくる。仕方がないので、蔓の上に載せるようにシフォンを投げるのだが、なかなかうまくいかない。でも、崖にもぐりこんで拾っていく。前に来ていたのも最初は、崖に落ちたのを拾っていたが、あの時はまだ崖に草や蔓が伸びていなかった。そのうち、フライングキャッチが出来るように、手なづけようと思っている。

                                                         

イソヒヨだけでなく、スズメもその目標のひとつだ。ヒヨやイソヒヨが台所からシフォンをもらうのを見て、覚えてしまったスズメたちが私の姿を見るとよってくるようになった。ヒヨやイソヒヨのくちばしと違って、スズメのくちばしは穀類を拾ったり、突付いたりするように出来ている。だからヒヨが枝で食べ落としたのを下で拾っていたのだが、1羽だけだが、フライングキャッチを覚えた。投げるシフォンを追いかけるようにしてキャッチするのである。スズメの個体を識別できないので、どれがそのスズメだか分からないが、窓のすぐわきに生えているイヌビワの枝に来るのがそのスズメらしい。それ!と言う掛け声と同時に、シフォンを追ってくわえ、持って行く。フライングキャッチを覚えた、スズメのDNAが子孫に伝わったら、そのうちスズメもフライングキャッチが出来るように進化するかもしれないと、微笑みながら夢想している。もっとも、それがスズメに必要かどうかは別だが。スズメのDNAと言えば、人間を警戒することだろう。   

                                                          

日本のスズメは、長年、スズメを捕らえて食べてきたので、スズメのDNAに警戒心を植えつけたのだろう。スズメは人間の傍で、人間の生活をたくみに利用して生きてきた。しかし近年、住宅構造の変化で住処を失い、日本のスズメは激減している。昨日、日比谷公園で野鳥の会の人たちが調査をしたら、98羽しか数えられなかった。日比谷公園はスズメの多いところで、200~300羽数えられると予想しての結果だと言う。スズメもめずらしい野鳥に入ってしまう日が来るかも。

                                                          

5月なら、ジョロウグモの子どもたちも誕生期なのだが、この寒さでどうなんだろう。ゴミグモとチュウガタシロカネグモの網は見た。家の中のカーテンにいるヒラタグモは写真に撮ったけど。クモの季節、マクロをつけたデジカメを机の上にのせてスタンバイしているのだが・・・。

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